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#223 貴族と悪徳商人

 

 闇の金交換所と、交換した金による密貿易…。

 摘発のポイントはディーによる馬車のX線スキャンだ。目的とする馬車を特定したならば、つかず離れず追跡を行なう。


 この追跡に名乗りを上げたのは嬢ちゃんず達だ。

 「我等のガルパスに適う馬車なぞいないじゃろう。何処までも追跡して行くまでじゃ。」

 確かに、嬢ちゃんず達を引き離すほどの速さを馬車は持っていないだろうし、彼らの任務は金の輸送なのだ。それ程速度を上げる事は無いだろう。


 「でも、大勢で待ち伏せしているかも知れないわよ。」

 姉貴が心配そうに言った。

 「何、たかが傭兵じゃろう。ドラゴンライダーに比べれば温い限りじゃ。」

 ミーアちゃんやサーシャちゃんもうんうんと頷いてる。

 

 完全に殲滅する気でいるようだ。現場を押さえる事が肝心なんだけど、何だか一切合切を炎上させてしまいそうだぞ、そうなると証拠固めが難しくなりそうな気がしないでもない。


 「やり過ぎないように!…そこだけ注意してください。私達も後を追いかけますから、金を運ぶ馬車と貴族の接触現場を押さえて誰も逃げ出さないようにしてくれるだけでいいからね。」

 姉貴はそう言ったけど、自分でもたぶん無理だろうって顔をしているぞ。


 「私達も同行します。指揮はアルト様にお任せいたします。」

 そう言って2人の王女様が名乗り出た。

 「加勢はありがたい話じゃが、アルタイルに2人で乗ると攻撃速度が出せん。その申し出は却下じゃ。」

 「父にガルパスを頂きました。私とシグに1匹ずつです。追跡速度に問題はありません。襲撃時は逃亡者を順次押さえる事にしましょう。」


 度々王都に帰っていたようだけど、その時に貰ったみたいだな。

 となると、アトレイム王国にも結構早い段階で亀兵隊が出来そうだぞ。


 「なら、問題は無かろう。我等についてくるが良い。」

 アルトさんは王女達の申し出を受け容れたようだ。


 「私には、ちょっと理解できない所があります。相手は馬車で金を運びます。ガルパスが如何に荒地での荷役に役立つと言っても所詮は亀…。馬車を追跡して、場合によっては馬車を襲撃することなぞ、出来るのでしょうか?」

 

 カストルさんの疑問は、まぁ最もだと思う。馬と亀…普通に考えれば誰も答えは見えているから質問さえしないだろう。

 だけど、今話している事は亀の方が早い事を念頭にしている。そんなバカな!って普通は思うよな。

 

 「大丈夫です。モスレムの東の国境争いで20倍の敵に勝利したのも、アルトさん達が鍛え上げた亀兵隊の力です。ガルパスを亀と見ないほうがいいかもしれません。そして、ガルパスに亀乗したアルトさん達の移動能力と攻撃力は全く別物になります。」

 「関所を作るのじゃろう。その近くで王女達の練習を見るつもりじゃ。その時にでも一緒に見るが良い。」


 姉貴とアルトさんの話にイマイチ納得しかねているようだったが、見てみれば分かるだろうと自分を納得させたようだ。


 「アルトさんが関所って言ったけど、何処に作るの?…場所によっては迂回されそうな気がするけど。」

 「漁師町と別荘の小道が合流した場所から王都側に10M(1.5km)程の所に作ろうと思います。西の集落に水や食料等を運ぶ荷馬車は北西にある大きな丘を避けるために皆そこを通って移動しています。」

 

 そして、俺達は手分けして作業を始める。

 ボルスさんと近衛兵20人は早速、簡単な関所作りを始める。

 治安維持部隊長は西の集落に戻って、姉貴の見つけた闇の換金所に出入りする者達を集落の監視を兼ねて探索するそうだ。

 カストルさんは、別荘境界の監視と、粒金の採取を20人の近衛兵と共に継続すると言っていた。

 嬢ちゃんず達は装備を整えて、王女達とディーを連れて出かけて行った。


 残ったのは俺と姉貴だった。

 「俺達は此処にいるの?」

 「まさかでしょ。大体、悪事は夜って相場が決まってるわ。今晩出掛けるわよ。…皆お腹を空かしている筈だから、お弁当を持って行けば良いわ。」

               ・

               ・


 夕方になり、マリアさん達の一行が帰ってきた。

 真っ黒な衣装が土に汚れているが、彼女達は一向に気にしていない。労働の汚れは神の感謝だとディオンさんが言っていた。

 確かに、働かなければ汚れないからね。そんな風に捉えて労働するのも良いかも知れない。

 マリアさんに馬車を1台借用したいと言ったら、頑丈そうな馬車を貸してくれた。

 「何に使うかは分からないけど、あんた達が目的も無く使う事は無いと思ってね。これなら、相当粗く使っても壊れないよ。」


 マリアさんに丁寧に礼を言うと、お弁当を詰め込み、空いた場所に薪と水樽を乗せて、新しく作った関所に急いだ。

 街道に出てしばらく北上すると、沢山の馬車が新たに道を作って西の集落からやって来る。

 そんな馬車の列に紛れて俺達の馬車も街道を北上していく。


 しばらく進むと、関所の篝火が見えてきた。上空に光球も上がっている。

 そして、馬車の列が停止する。

 俺は馬車を荒地に進みいれて関所に向う。

 

 近衛兵の馬車に隣接して馬車を止めると、早速ボルスさんを探そうとすると、ボルスさんの方から俺達の馬車を訊ねてきた。

 「馬車が1台列を抜けて来た。と聞きましたが、アキトさん達でしたか。」

 「夕食を持ってきました。それに、水樽を2つと薪の束を積んでます。」

 「それは、ありがたい。我々は、野戦食でもと思っていましたが、王女様方にそれはどうかと思案していた所です。」

 

 ボルスさんは早速部下に指示を出して、小さな焚火を作らせお湯を沸かし始める。

 お湯が沸いた所で、交替で夕食を食べる。

 野戦食と比べればお弁当は天国だ。皆残さずに食べてるぞ。

 俺は、夕食を後にして、関所の方を見に行った。

 街道の上りと下りに馬車1台が通れるような杭を打ち、その両端は東西方向に3M(450m)程、簡単な柵を作っている。

 馬車の作りはこの世界ではあまり良くない。街道を外れて荒地を進もうものならたちまち車軸を傷めて立ち往生することになるから、こんな関所でも有効に機能する。

 

 上りの通行場所にはディーが立って監視している。ただ、立っているだけに見えるが一番重要な役目だ。

 馬車の御者はそんなことは知らないから、唯の監視兵だと思っているようで、馬車の荷物を大雑把に確認している近衛兵2人に注意が向いている。


 「良し。行っていいぞ!」

 馬車の荷を確認した近衛兵の声に、御者はほっとしたような顔をして、王都に馬車を進めて行く。

 

 嬢ちゃん達は…と探してみると、上りの関所のちょっと先のほうに小さな焚火を作って待機しているようだ。

 早速行ってみると、6人でお菓子を食べながらお茶を飲んでいた。リムちゃんもアルトさんの傍に座っている。


 「遅かったな。中々この関所は面白いぞ。」

 「マリアさんに馬車を借りてきたんだ。お弁当を運んできたから、取りに行けばいい。水と薪も持ってきた。」

 俺の言葉にミーアちゃんとサーシャちゃんが席を立って関所の方に走っていった。

 「昼間に王都から攫ってきた娘を乗せた馬車を見つけたんです。その場で取り押さえましたが、それを思うともう少し早く関所を作ったほうが良かったと思っています。娘さん達は近衛兵が王都に連れて行きました。そして、近衛兵の増員をしてもらう手筈です。」

 

 王女様が自戒を込めた口調で俺に告げた。

 「マリアさんの店が無くなった為でしょう。たぶん最初に見つけたんだと思いますよ。治安維持部隊にも知らせておけば、その他に連れ込まれた娘さんがいるかどうか判るはずです。」


 「それでじゃ、アキトは何時例の馬車が通ると思うのだ?」

 「姉貴は昼間堂々と来る事もあり得ると言ってる。でもね、俺は夜中をまわったあたりが怪しいと思ってるんだ。それなら、王都の連中に気付かれずに貴族の馬車が抜け出せるだろう。…姉貴は半々の確率って言ってたけどね。」

 「やはり、何時来ても不思議は無いということじゃな。それなら交替で休むとしよう。」

 アルトさんは待機状態での士気の維持に苦心しているようだ。


 そんな所に、ミーアちゃん達が帰ってきた。近衛兵も数人後に続いている。

 「お弁当を貰ってきた。薪と水も運んでくれたの。」

 アルトさんが近衛兵達に礼を言っている。こういう所は、王族って感じだよな。

 お弁当は俺の分まで貰ってきてくれたみたいだ。

 早速、焚火にポットを乗せてお湯を沸かし始める。

 お湯が沸いて、ミーアちゃんがお茶を配っている所に姉貴が現れた。手にはお弁当を持っている。


 「私も、誘ってくれなきゃダメでしょ。」

 何て言いながら、焚火の輪に割り込んできた。

 お弁当はサレパルが2つだ。簡単な物だけど、以外に美味しい。

 お茶を飲みながら、姉貴に状況を話す。


 「成る程ね。マリアさんがいないとそんな事もあるんだ。王都から近衛兵が来てくれると助かるね。」

 「本来とは違う意味で良かったという事じゃな。親達も喜んでおるじゃろう。所で、やはり本命は昼か?」

 「そこは全く分からないわ。全てあり得るのよ。普通は夜でしょうけど、頭が切れれば早朝、昼も考えられるわ。」

 

 様は相手次第って事だよな。あまり待つ事が出来ない連中だからね。ここは何処まで我慢できるかが問題だ。

 

 「夕食が終ったら、ディーの傍に誰かを常に置いといて。直ぐに来るかも知れ無いからね。」

 「了解じゃ。」


 俺達も今夜は関所で夜を明かす事にした。

 焚火の傍に居場所を決めて、馬車の列を眺めながら時間を過ごす。

               ・

               ・


 東の空が少し白んできた。そろそろ薄明になる時刻なのだが、相変わらず馬車の列は続いている。

 みすぼらしい馬車が何台か続いてディーの前を通った時、ディーの片手が上がった。素早く近づいたサーシャちゃんに耳打ちする仕草は、お姉さんと妹っていう感じだけど、話の内容は物騒な物なんだよな。

 ディーが指先だけで、みすぼらしい馬車に塗料の入った素焼きの球を投げると、馬車の横板に当って砕け、塗料が板に付着する。

 上空の光球でその塗料を確認したサーシャちゃんは、皆の休んでいる所に駆けて行った。

 俺も急いで、脇に寝ている姉貴を起こす。

 ボルスさんも異変に気が着いたようだ。焚火の傍にやって来た。


 「どうしました?」

 「見つけたようです。嬢ちゃん達が先行します。俺達も向いますが…。」

 「同行します。ちょっとお待ちください。直ぐに準備をしてお呼びしますから…。」

 俺の言葉を最後まで言わせずに、早速部下の元に走っていった。

 

 しばらくすると、俺と姉貴はボルスさんの御する馬車で王都に向う街道を進んでいた。

 「目印は馬車の横につけられた塗料です。余り速度を上げずに、他の馬車と同じように進んでください。」

 「心得た。嬢ちゃん達は大丈夫なのだな?」

 「ガルパスに乗っていれば問題ないでしょう。たぶん荒地を進んでいると思いますよ。」

 

 少し、周囲が見通せるほどの明るさになってきたので、御者台に移動して双眼鏡で前方を確認する。

 1km程先行している馬車の横板にディーの着けた塗料が見えた。

 「6M(950m)程前の馬車が目標のようです。しばらくはこのままで良いでしょう。」


 そう言うと、タバコを取り出して火を点ける。それを横目で見ていたボルスさんがパイプを取り出した。

 「火を貸してくれないか?」

 ボルスさんにタバコを貸すと、器用に片手で火を点けた。

 

 遠くに王都の姿が点になって見える。このまま進めば昼過ぎには王都に着きそうだ。

 そんな事を考えていた時に、1台の馬車が左に反れた。


 「姉さん。例の馬車が横に反れたよ。」

 「たぶん、王都から出て来た例の貴族と合流するんだと思うわ。良く見ててね。」

 

 双眼鏡を片手に御者台に立つ。揺れるから片手で馬車の屋根を持つ。

 ボルスさんは馬車をそのまま街道を進めている。

 やがて、双眼鏡で相手の馬車が見えなくなった。ボルスさんに馬車を左の方に進めてもらう。

 しばらく進むと、例の馬車が数本の立木の所で休んでいるのが見えた。慌てて、ボルスさんは馬車を止めて様子を伺う。

 双眼鏡で周囲を見ていると、王都の西の方向から1台の馬車が走ってきた。


 「姉さん。王都から馬車が1台。例の馬車に向かってるみたい。…いや、もう1台来るみたいだ。」

 姉貴に報告している間に、さらに後からもう1台が現れた。

 「いよいよかな。ディー、大きく迂回して王都に逃げ込まれないようにして。」

 「了解しました。」


 直ぐに馬車の後からディーが飛び下りた。

 6枚の羽根を広げると、荒地を滑るように王都の方向に移動していく。

 「あの娘は妖精族なのか?足を使わず羽で移動しているように見えるが…。」

 「今のは見なかった事にしてください。ちょっと変わってますけど、普通の女の子ですよ。」

 ボルスさんの質問に、俺はそう応えた。

 「分かった。心配するな。」


 俺はじっと先方の馬車を双眼鏡で眺めている。

 やがて、王都から先行した馬車が集落から来た馬車に隣接すると、馬車の御者台の下から重そうな革袋を王都から来た馬車に移し変え始める。

 そして、後続の馬車がそこに着いた。

 馬車から身なりと恰幅の良い男と数人の武装した男が降りてきた。

 荷を運んだ男が恰幅のいい男に話しかけたとたんに、武装した男がいきなり荷を運んだ男に切りつけた。

 

 「姉さん仲間割れだ。1人やられた!」

 「ボルスさん急いでください!」


 「ヤ!」っと馬に掛け声を送るとボルスさんは馬車を走らせる。

 馬車の方を見ると、両方の馬車から数人ずつ下りた連中が睨みあっているようだ。

 そこにいきなり爆裂球が炸裂する。


 3方向から嬢ちゃんずが強襲したようだ。

 互いに馬車に乗り込んで逃げようとした所に車軸がドォン!っと音を立てて折れてしまう。

 馬車から転げるように下りてくると、嬢ちゃんずと対峙する。

 アルトさん達は、ガルパスで突っ込むとを相手に叩きつけて切り裂く。

 四方に男達が逃げ惑うが、ブリューさんとシグさんがそんな男達を槍で刈り取っていた。


 俺達が近づくとすがるように俺達の馬車に男たちが群がってきた。

 「お助けください。盗賊に会って難儀しています。私はデムラン。王都の貴族です。」

 

 「捕らえろ!」

 ボルスさんの声に改めて俺達の顔をデムランと名乗った男は見た。そして、逃げ出そうとした所を、下りてきた姉貴に片足を撃ち抜かれる。

 ギャァー!っと叫び声をあげるが、そんなことは無頓着に近衛兵がデムランを縛り上げ、片足を紐で縛って出血を止めた。


 嬢ちゃんず達は残った男達を血祭りに上げたようだ。それでも、一命はかろうじて取り留めている。

 近衛兵がそんな男達の中からハサンを見つけて、【サフロ】を使いながら粗い手当てを施している。

 

 そこに王都から兵が押し寄せてきた。

 「あれは、王国の軍ではなく私兵ですね。デムランとその取巻き貴族の私兵でしょう。約100人ですか…。此方は15人もおりませんが、私は最後まで戦いますぞ。」

 ボルスさんが片手剣を握り締めて俺に言う。

 「あの位置にはディーが先行しています。そして、嬢ちゃんずも突撃するでしょう。100人程度では、此処まで来る事は出来ませんね。」


 そんな事を言っている内に、兵達の間で爆裂球が続けざまに炸裂する。

 20発以上の炸裂が終ると、そこに立っている兵隊の姿は無かった。


 そして、王都から新たな兵隊が現れた。

 俺の双眼鏡でその姿を確認したボルスさんの顔が安堵に変わる。

 「王都の国軍です。我等の味方です。これで、この戦いは終了です。」


 200人程を率いてきた部隊長が副官と共に俺達の所にやってきた。

 「ボルス殿ではないですか。これは、いかがしました?」

 「闇の金取引の現場を押さえた所だ。取引の首謀者はそこのデムランそしてあっちに転がしてあるハサンになる。金は、デムランの馬車にある。そして、お前達が来た途中に倒れている私兵は、デムランとその取巻きの貴族に所属しているはずだ。」

 

 国軍の隊長は驚いている。

 「しかし、良くもこれ程の大群を十数人で倒したものですね。」

 「虹色真珠の持ち主が2人おった。それにモスレムの剣姫達、我が王国の2人の王女…。これだけの人材が揃ったのだ。10倍程度の兵は物の数では無いだろう。」

 そんな事を言いながら俺を見てるけど、今回は俺は何もしていないぞ。


 国軍の兵隊達は倒れている者の顔を改めながら、そして未だ息のある者には【サフロ】を掛けて応急手当をしている。そして、後から王宮よりやってきた荷馬車に男達を積み上げて戻って行った。

 「申し訳ありませんが、私は1度王宮に説明に上がります。王女達も連れて行きますから、先に別荘にお戻りください。」

 ボルスさんは俺達にそう告げると、国軍と共に近衛兵と王女様を連れて王都に向った。


 俺は嬢ちゃん達とディーを集めた。

 小さな焚火を焚いてお茶を入れると、硬く焼いた黒パンを齧りながら簡単な朝食を取った。

 「温い奴等じゃ。もうちょっと骨があれば楽しめたのじゃが…。」

 アルトさんはそう言ってるけど、ミーアちゃんとサーシャちゃんはそんな事は無いって首を振っているぞ。リムちゃんも無事でよかった。

 朝食を終えると、俺と姉貴で御者台に乗って別荘に馬車を走らせた。馬車の中ではディーとリムちゃんがのんびりくつろいでいる。アルトさん達は俺達の前になったり後ろに行ったりしながら護衛をしてくれているようだ。

 

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[気になる点] 主人公づきの兵隊の口調が基本丁寧語なのに、時にぞんざいになったりして統一性がない。 違和感がある。
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