石田淳斎は大学の仏教学部を卒業し、東京で中学校の国語の教師をしていたが、教育現場に絶望し、社会の煩わしさから解放され自然に恵まれた土地で自給自足が出来る田舎での暮らしを望み、五年前に教師を辞め、大学の先輩の伝で家族共々四国の片田舎に在る小さな寺に移り住み住職となった。或る日、寺のご本尊である不動明王が淳斎の夢枕に立ち、今の世の中、自ら命を絶つ者が増えており、淳斎に子供達の自殺を無くす為にこれから働いて貰いたいと申された。淳斎は一度は辞退した。しかし、不動明王は淳斎にお四国を歩いて回る事を申しつけられた。歩き遍路をする事により、今迄見えなかった事が見えて来るとの言葉を残され。
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N7640E
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111450文字(約223分)
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通常小説[連載完結済作品(全41部分)]
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文学
霊 中学生 高校生 学校/学園 文学 ホラー 社会問題 現代(モダン) 旅行/旅 霊界/地獄/天国
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子供の自殺 宗教 四国八十八ヵ所 お遍路 僧侶
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人間、この世に生きる事、それは神仏から与えられた魂の修行の時間である。この世で肉体を与えられたが故に、痛み、苦しみ、悲しみを味わう。しかし、多くの喜びも味わう。例え苦しくても、辛くても与えられた修行の時間、即ち寿命は自らの意志で逸脱することは決して許されない。自ら逸脱する事は神仏への裏切であ |