第40章 自分の気持ち
―間もなく、宮城県行き、205便の搭乗を開始します―
数時間後、彼等は空港にいた。
離夜と霸潤の乗る飛行機が1番先に出発する為、皆で見送っているのだ。
「皆に会えて良かったわ」
「今度こっちに遊びに来てね、離夜?」
「ありがとう、蘭」
「待ってるわよ・・・」
「ええ・・・」
蘭と話していた離夜は、志保の言葉に不敵に笑った。
「なあ、離夜ちゃん?」
「なあに、和葉ちゃん?」
「離夜ちゃんと霸潤君って、付き合ってんの?」
「え?」
「幼馴染言うとったけど、ホントはどうなん?」
「そうそう。何か離夜ちゃんと霸潤君って、わかりあってるって感じだよね〜」
和葉が霸潤との関係を聞くと、青子も一緒になってからかって来た。
「内緒よ」
「ええ〜」
「和葉ちゃんも青子ちゃんも、私の事より自分の気持ちをさっさっと伝えた方が良いわよ?彼等は鈍感なんだから・・・・」
「////////」
離夜が意地悪くからかうと、和葉と青子は勿論、蘭も真っ赤になった。
志保はそんな4人の様子を、呆れたようにジト目で見ている。
「おぉい!離夜!!そろそろ行くぜ!?!?」
「今行く!!それじゃあ皆、さようなら。またね」
『バイバイ』
蘭、和葉、青子の3人は、笑顔で離夜と霸潤を見送った。
2人は、彼等に軽く手を振ると、其まま搭乗ゲートを潜って行った。
「霸潤」
「ん?」
「新一達と何話してたの?」
「別に?」
「そ・・・私の事、新一と志保さんには話したから」
「何て言ったんだ?」
「A secret makes a woman woman」
「あのなぁ・・・」
「大丈夫、大体伝わったはず・・・其で今度、冬休みが終わる前に、東京に行くから。美累達も呼ぶから」
「わかった」
2人は暫くの間、こんな会話をずっと続けていた。
青子の言った通り、此の2人はお互いの事をわかっているようだ。
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