第4章 電話 <平次>
新一は学校が終わると蘭、園子と一緒に真っすぐ帰宅した。今日は珍しく事件の捜査要請は無かった。
宿題をさっさと片付け、適当に夕食を済ませると、新一はお風呂へ向かった。今日は気温も低く雪も降っていた為に体が冷えきっていたからだ。何しろ工藤低は広い、だから家中が温まるには凄く時間がかかる、1番手っ取り早く温まるにはお風呂に入るのが1番なのだ。
お風呂から出た新一は自室へ戻り携帯を開いた。何しろ事件の捜査以来が来るのはいつも突然、普段は夜の9時を過ぎたら遠慮してくれるが、緊急事態のときは真夜中でも構わず連絡をしてくる。
しかし今日はその連絡もないようだ。
「今日は警部からの要請はねぇみたいだな。しゃーない、服部に電話すっか……」
新一はアドレス帳から服部の携帯へ電話した。
PPPPPP
「ほい、服部」
「俺だ」
「なんや工藤?おまえから連絡して来るなんて珍しいやんけ?」
「………おめぇ、冬休みの予定どうなってる?」
新一は服部の質問には答えず、逆に質問した。
「は?何やそれ。」
「いいから答えろよ」
「今んとこは、何もあらへんで?」
「そっか……」
―たく、何でこんな時に限って何の予定も入れてね〜んだよ!!
「おい工藤!!さっきから何なんや!?言いたい事があんねんなら、とっとと言いや!?」
「あっわりー。あのさ、スキー行かねぇ〜か?冬休みに入ったら?」
「は?」
「俺とおめぇと蘭と和葉ちゃんの4人で。ホテルは最上級のスウィートが用意されてるぜ?」
「ちょお待ち工藤!!順を追って説明してくれへんか?」
「あぁ……」
新一は昨日の手紙と、今朝の蘭との会話について話した。
「何やそう言う事か。にしても凄いやんか!!その誘拐事件ってどんなんやったんや?」
「ニュースにもなってただろ。おめぇも見てるはずだぜ?『高宮グループの社長令嬢誘拐事件!! またもやあの高校生探偵が事件解決!!』ってよ?」
「あぁ!!あの事件かいな。せやけど詳しい事は何も報道されてへんかったぞ?」
「それは高宮社長は口止めしたからさ。詳しい事は今度話してやるよ。んで、どうする?行くか?」
「もちろんや!!そないな美味しい話し、行かへんわけ無いやんろ!!」
―だよな……。おめぇならそう言うと思ってたぜ
「わかった。和葉ちゃんには蘭が連絡してっから。詳しい事は決まったら連絡する。じゃあな」
「あっ!!ちょい待ち工藤!!」
「なんだ?」
「どうせ何人呼んでもタダなんやったら、快斗と白馬も誘ったらどうや?」
―げっ!!マジ!?
「それ本気か?」
「当たり前やん。何か問題あるんか?」
「いや……別に」
「なら決まりやな。2人に連絡しといてや〜」
「は?俺がすんのかよ!?」
「当たり前やん。招待されたのは工藤なんやから。ほな頼んだで」
ブチッ
ツーツーツー
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