真冬のゲレンデ殺人事件(39/41)縦書き表示RDF


今回の離夜は、怪しさMAXです!!
真冬のゲレンデ殺人事件
作:朝月瑠唯娜



第39章 秘密


離夜は志保が黙っている間、何も言わずに彼女が切り出すのを待っていた。


「手紙の事は信じても良いわ・・・」

「そう・・・」


志保は顔を上げず、其まま手紙を見つめたままの状態で呟いた。
離夜の返事を聞くと、志保は顔を上げ、離夜の目をしっかりと見つめた。


「1つ良いかしら?」

「何?」













「貴女・・・一体何者?」













志保は離夜に向かって、此処数日抱いていた疑問をぶつけた。















「A secret makes a woman woman」















「!!!!!!」









離夜の発した言葉を聞くと、志保は真っ青になった。目を大きく開き、酷く驚いているようだった。


「あ、貴女まさか・・・・!!」


志保は震えるような声で問いた。思わず後退りもしている。


「冗談よ」

「え?」


其場雰囲気を壊す意外な言葉に、志保は思わず間抜けな返事をしてしまった。















「ちゃんと話すわよ・・・・私はシャロンとは違うから・・・・・」















「ベルモット!!・・・・どういう事!?!?貴女はやっぱり、組織の人間なの?」


志保は、いつもの彼女からは想像もつかないような取り乱しようだった。
もはやポーカーフェイスも崩れ落ちていた。


「半分は当たってるわね・・・・だけど、今此処で詳しい事を話す訳にはいかないわ。簡単な話しじゃないから・・・・」

「なら、いつなら話してくれるのかしら?」

「そうねぇ・・・・」


離夜は、ちらっと通路の角の方に目をやりながら、少しの間考えていた。


「私が東京のあなた達のところを訪ねるわ。連れて行かなきゃいけない人もいるし・・・・」

「わかったわ・・・」


志保は納得いかないと言う顔をしながらも、渋々承諾した。


「そう言う事で良いわね、新一?」


離夜は突然通路の角の辺りを向くと、其処に向かって声を掛けた。


「やっぱばれてたか」

「えっ!工藤君?」

「よう、宮野」

「どうして?」

「ああ?・・・おめぇが何か隠してるみてぇだったからな・・・」


新一はどこか気まずそうに、ぶっきらぼうに言った。


「新一は私の言葉や態度に反応するあなたに、気付いてたのよ?」

「そうだったの・・・」


志保は、既にポーカーフェイスに戻り、いつものように話した。


「そろそろ時間よ・・・?私部屋に戻るわね」

「おう。じゃあ俺も戻るは」


2人は其々の部屋へ戻った。
別れる前、離夜は2人に口止めをしておいた。まだ皆には話さない方が良いと思ったのだ。







離夜の返事、随分曖昧ですね・・・・。











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