真冬のゲレンデ殺人事件(34/41)縦書き表示RDF


今回は離夜のある台詞が書きたくて作りました!!
わかるとは思いますが、探してみて下さいね♪
真冬のゲレンデ殺人事件
作:朝月瑠唯娜



第34章 復習


浩平は何も言わずに椅子に座り込んだ。


「動機はおそらく復讐…」

「桜井弥生さんの敵討ちですね?」


黙っている浩平に新一が話し掛け、其言葉を離夜が続けた。弥生の名前を出すと浩平だけではなく、妃呂香、颯太、玲奈も反応した。

「白馬君が警視庁に問い合わせてくれました。引き逃げ犯は実は、男女2人組だったそうですね?」

「其2人と言うのはおそらく・・・・・」

「そうさ!!其が久賀と相良さ!!!」


新一の言葉を遮ると、浩平はせきをきったように話し始めた。自分と弥生が付き合っていた事、洋介と香夏子も恋人同士だった事、此の2人が引き逃げ犯だと偶然知ってしまい、今回の旅行で2人を殺害しようと決め、わざと妃呂香と香夏子の部屋を別々にした事。
浩平の話しを聞いている間に、妃呂香はとうとう泣き出してしまった。

「どうして・・・!?浩平君が・・・何も殺す事何て無かったのに・・・!!」


妃呂香は激しく泣き出し、颯太に寄り添って貰っていた。颯太自身もとても辛そうな顔をしている。



「殺す事は無かっただと!!妃呂香だって犯人は許せないって言ってただろ!?俺が2人の分も勇気を出してあいつらを殺ってやったってのになんだよ!!!」


浩平は逆上し始め、今にも妃呂香に掴み掛かりそうだ。

「何か間違ってるんじゃない?勇気って言葉は、身を奮い立たせて何かを頑張り成し遂げる為の正義の言葉。人の命を奪い、殺人を犯す理由なんかに使うものじゃないわ」



離夜は絶対零度の視線で浩平を睨み付けた。言葉使いは丁寧だが怒っている事が伝わって来る。霸潤は離夜を見て焦った表情をしていた。離夜が怒った時の事を良く知っているのだろう。
浩平は離夜の言葉を聞くと何も言えなくなってしまい、其のまま警部や北海道県警の刑事達に連衡されて行った。
其姿はまるで、魂の抜けた人形のようだった・・・。




















其数時間後、街へ買い物に出掛けていた4人の少女達が帰って来た。もう事件が解決した事を知ると、彼女達は大喜びで今夜の雪祭りに行こうと幼馴染に頼んだ。と言っても、志保はクールな表情で、そんな3人の事を見ているだけだったが・・・・。やはり志保は、年齢の違いは関係なく、精神的に、彼等のお姉さんと言う感じだ。









夜になり、雪祭り会場に出向いた彼等は、此の2日間の時間を取り戻すかのように盛り上がり、遊んだ。流石、雑誌に載っているスキー場の近くで開催されている雪祭りだけあって、とても綺麗だった。
蘭、和葉、青子、平次、快斗、霸潤の6人は勿論、普段はポーカーフェイスの新一、離夜、志保、探達のテンションも自然と上がった。
















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