真冬のゲレンデ殺人事件(19/41)縦書き表示RDF


今回の話しは、結構重要な事が含まれています。離夜の言葉と態度、志保の様子にご注目下さい。
真冬のゲレンデ殺人事件
作:朝月瑠唯娜



第19章 捜査開始<不審な態度>


新一と離夜のやり取りを黙って聞いていた警部が、遠慮がちに話しかけてきた。


「ところで霧藤君、そこの彼等は誰なんだい?君の知り合いみたいだが・・・」


「え?・・・ああ彼等は、東の高校生探偵工藤新一、西の高校生探偵服部平次君、マジシャンの卵の黒羽快斗黒君、海外留学中の高校生探偵白馬探君、新一の幼馴染で、眠りの小五郎と法曹界のクイーンを両親に持つ毛利蘭さん、服部君の幼馴染で父親が刑事の遠山和葉さん、黒羽君の幼馴染で同じく父親が刑事の中森青子さん、それから、高校生にして超優秀な科学者宮野志保さんの8人ですよ。春からずっと雑誌や新聞で報道されているじゃないですか?今じゃそこらへんのアイドルよりも有名人ですよ・・・・?」
「おぉ彼等が!?それじゃあ随分君と似たような境遇なのだな」
「ええ、・・・・いろんな意味で・・・・」


そう言うと離夜は、新一達の方を向いて意味有りげに笑った。
其の時、志保が身体を強張らせたが、其処にいる誰も気付かなかった……離夜を除いは……。
そう、志保は感じたのだ、あの、組織の人間が出す特有の臭いを・・・離夜から・・・・・。


「それじゃあ君達は、もう事件の真相が解っているのかね?」



警部が声を大きくした。



「いえ、残念ですがまだです。警部さん達が到着するまで、30分しかありませんでしたから。」
「そうか・・・・」
「ですが、気になる点は幾つかありました」
「本当、新一!?」


今度は蘭が声を掛けた。


「ああ、まず1つ目は久賀氏が握っている拳銃だが、遺体は即死の筈なのに指が引きがねに架かっていない、其れに彼はは左利きだ、なのに銃は右手で握っている。これから自殺しようと決めてる人間が、わざわざ利き手じゃない方の手でで引きがねを引くのは不自然だ。普通は無意識のうちに利き手を使う」


新一は確信を持って言い切った。これは探偵としての今までの経験から推理したのだ。
・・・自殺者や加害者の心理は多少なりと解っている・・・・。


「な、なるほど・・・・!!」


警部は関心したように呟いた。


「待って工藤君、何であの人が左利きやってわかったん?」


和葉が新一に質問した。さっぱり解らないと言った様子だ。


「あほやな和葉、あの兄ちゃん、左手に腕時計してたんや。そうやろ?工藤」
「ああ」
「しょうがないやいん、こっからじゃ見えへんかったんやし、平次達とはちごうてアタシ死体なんて見とうないもん!!!!」



お決まりの痴話喧嘩を始めそうな平次と和葉に、半ば呆れた様子の警部と新一。そんな新一の事をじっと見る離夜。



―相変わらず良い推理。まぁあれくらい、頭の切れる人間なら直ぐ気が付く筈だけど・・・・



そんな事を思って不敵に微笑んでいる離夜を、志保はずっと見つめていた。志保がまだ『灰原哀』だった時のように、何処か不安で怯えたような表情をして・・・・・。




いや〜離夜怪しいですね!!いったい彼女は何者なのでしょうか?ただの高校生探偵じゃない事は確かですね・・・・。
次回も、事件の捜査状況をお送りします!!











ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう