第15章 スキー場〈新一の行動・蘭の思い〉
「キャァァァァァァーーーーー!!!!!」
―!!!!! とうとう何か起こったな……!!
「え?新一、何今の悲鳴!?」
「何か遭ったんだ!!リフトが着いたら行ってみっぞ!!!!」
「え?行くって何所へ?」
「悲鳴はあっちの林の方からした!!」
新一は中級者コースの向こうにある林を指差した。彼等がいる上級者コースの場所からは結構遠くに位置する。
「えぇぇぇ!!無理よあんな遠く、スキーなら良いけどスノボーじゃ絶対上手く進めないわよ!!!!」
そうこうしている間にリフトは上へ到着した。新一はすぐさま飛び降りると上手にスケボーを操ってどんどん滑っていく。
「わりー蘭!!いったんスノボーで下まで降りて、スキーに履き替えてから追っかけて来てくれ!!おめぇはその方がはえーだろ!?大丈夫、蘭ならちゃんと降りれるさ!!!!」
軽く手を挙げてそう言うと、間もなく新一は蘭から見えなくなった。
「あっ、新一!!」
蘭は新一を呼び止めようとしたが遅かった。蘭は急いでリフトから降りると、新一の後を追った。
………早く行かないと、あの時のようにまた会えなくなるのではないかと不安だったのだ。
黒の組織を壊滅させた後も、新一はしょっちゅう事件に関わっていた。危険な目にも何度か遭っている。其の度に蘭は新一の事を心配していた。「高宮玲奈誘拐事件」の時は、事件が解決したのに新一がいつまでも戻って来なく、心配のあまり気が狂いそうだった。本当は、探偵なんかして事件に首を突っ込んみ危ない目に遭うよりも、普通の高校生として一緒にいたかった。でも蘭は新一の探偵としての表情や、事件を解決した時のキラキラした顔が大好きだった。だから今度は、新一が姿を消さないようにいつも隣にいようの思ったのだ。勿論こん事、新一には口が裂けても言えないが、その強い思いは伝わっているはず・・・・・。
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