おつきあい始まりましたぁ×4
『寒くないか?』
念願の初一緒お帰りの篠田の第一声は優しい一言だった
やらしくなく、計算でもなく自然と言える人って本当に素敵ですねぇ
『うん、大丈夫!篠田は?』
『俺?…緊張してるからかな、熱いや』
緊張ぉ??私もでちゅ
ドキドキするね♪
不思議やな
何日か前まではただの友達やったのに
今は超意識してる
『……えのき「やっときた!」って思ったらいないから
帰ったのかと思ったよ(汗)』
ごめんなさいまし…小生色々ありまして…
のきなみならない事情がありまして
ただあし、余計な詮索は禁止ですたい
まっまあちょっと貧血ぽくて
なあんて
ちょいかよわい女の子チックに見といてちょうだい
『……』
『……』
なかなか会話が見つからなくて
ドキドキって音が聞こえそうな照れ臭い沈黙ってわかるかな?
テスト勉強してる?とか
今日の授業の事とか
たまにポツポツ話したけど…
そんな事より聞かなきゃいけない
聞きたい事は一杯あるのに
……なかなか聞けない…
一つわかったのは
篠田はチャリ通って事
チャリンコをおしながら、今は私を駅まで送ってくれてる
もうすぐ着いちゃうのにこれでいいの?×100
昨日の篠田より今日の篠田100倍知った?×100
…殆ど知ってないじゃん
こんなにこんなに近くにいるのに
こんなにこんなに話せないもんなの?
梅ちゃんが言ってくれた言葉が浮かんだ
『今日は…素直にって感じね♪
ありのままのミッキーでぶつかればいいんじゃない?』
ありのままの私か…
今の私は…緊張してて気が狂いそう
でもでも…篠田の事もっと知りたい
もっと一緒にいたい
『…篠田っ』
『…着いたな』
へっ?……?…
着きましたかあ??
『気をつけてな』
はっはあ
じゃあまた明日
埴輪みたいな顔で電車に向かい歩く私
はあ、ふと振り返る…
篠田のいない空間を見てバカだな私と思う為に…
………
篠田まだ見送ってくれてる…♪
えぇい、青春ドラマしちゃうから……
『篠田!』
電車に乗らず走って戻ってくる私を
篠田は瞬きもせず見ていた
…と思う(汗)
あまり目はよくないものでぇ
『…どした?』
『ハァハァハァ…忘れものだよ』
『何忘れたの?』
『…篠田…名前なんていうの?』
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