第七章
7-3:extra_episode/美姫は空を征き、英雄は地を逝く
「おぅい、坊主、起きろ」
才人達が "麗しのアンリエッタ号" に乗り込んで二日目の事である。
個室や相部屋ではあるがしっかりとしたベッドを与えられる士官達とは違い、窓もない真っ暗な砲甲板でハンモックを吊しただけの
粗末な寝台で寝ていた才人を起こす者が居た。
才人が割り振られた甲板員の中で、同じ班に所属するベンである。
彼は元イーグル号のクルーであり、 "麗しのアンリエッタ号" に乗り込む数少ないアルビオン人であった。
戦闘や砲戦もこなす甲板員だけあって、他の者と同様に筋骨隆々とした肉体を持っていたのであるが
生来の性格は大人しくむしろ気弱でさえあり、その風貌は他の者と比べても今一逞しさを感じられない。
「うぅ? ぁ、ベン?」
「起きろって。頼むぜ坊主」
「なんだよぅ、もう俺達のワッチ(当直)なのか?」
「違う違う。坊主にお客さん。
どういうわけか、こんな小汚い砲甲板に事務員の、しかも女の子がやって来てあっちで坊主を出せって怒鳴り散らしてるんだ。
……それに、その子、すっげぇおっかない顔でオイラや皆を睨むんだ、早く起きてくれよぅ」
少々間延びした野太いベンの説明に、才人はハっとして、慌ててハンモックから降りようとして転げ落ちてしまう。
どて、と音を立てて派手に砲甲板の上へ転げた才人だったが、そのような事は意にも介さずデルフを拾い上げながら砲室へと走り出した。
才人の脳裏に過ぎっていたのは前日での事。
骨組みをヘシ折ってしまった大凧を回収した後、才人は大砲が並ぶ砲甲板と呼ばれる、帆船の中層に降りて
他の甲板員達とささやかな酒宴を楽しみ、そのままワッチ(当直)と呼ばれるフネでの仕事へ就いて様々な作業を行っていた。
そのどれもが力仕事であったり、または技術よりも身体能力が求められる物ばかりであったが、フネでの作業が初体験であった才人にとって
新鮮で楽しいものであった。
才人はそのまま約四時間程のワッチ(当直)をこなして、再び砲甲板に戻り、その奥にある薄暗く狭い一室に通されて
ハンモックを割り当てられ、それを揺らしながら体を横たえていると、いつの間にか寝てしまって居たのである。
背中に冷や汗を流しながら、才人はやっちまった! と焦り歩を急がせる。
窓とは言えない、拳ほどの小さな明かり取りから砲甲板に差し込む光は、恐らく朝の物だろう。
昨日、大凧を上げた時は夕方だった。
まる一晩、ルイズを放っておいた事になる。
才人は勢いよく砲室への扉を開く。
船倉兼砲兵室と同じく、薄暗い室内に所狭しと居るむさ苦しい男達が目に飛び込んで来た。
その隙間から覗く、小さな仁王立ちの憤怒と目があう。
思わず才人は勢いよく砲室の扉を閉めた。
あれは久々に見る、本気で怒っている顔だ。
超怖い。
「サイト! あんた、いままで何してたのよ!!」
怒声と共に、背にした扉がガゴン! と揺れた。
砲室の扉は大砲の発射に伴う振動や衝撃にも耐えられるよう、かなり厚い。
その扉を怒りにまかせて蹴飛ばし揺らすなど、余程の事である。
「ご、ごめん! わ、わわ、忘れてたわけじゃないんだ!」
「嘘おっしゃい! 私、あんたが戻ってくるのを一晩中まってたのよ?!
一体今の今まで何やってたのよ?!」
もう一度、ガゴン! と分厚い砲室の扉が揺れる。
どうやらルイズは相当頭に血が上っているらしい。
才人はどうやって怒り狂うルイズを宥めようか、必死に寝起き間も無い思考を回転させた。
そんな彼を置いてけぼにするかのように、背にした扉の向こう側が一層騒がしくなる。
「は、離して! 離しなさい無礼者!!」
「勘弁してくだせぇ事務員! 砲甲板での魔法は自殺行為でさぁ!」
「う、五月蠅い! このドアを壊すだけよ!」
「ダメですって! この向こうにゃ、山盛り砲弾と火薬がしまってあるんですから!」
「大丈夫よ! ちゃんとドアだけ吹き飛ばす……ちょ、何処触ってるのよ!! あんたから灰にするよわ?!」
「ひ?! す、すいやせん!」
「バカ! 手を離すなあああ!? イダイ! ぱ、事務員! 噛みつかないで!」
「おねげぇします、どうか、どうか杖をしまってくだせえ!」
どうやら扉の向こうでは、ルイズが杖を取り出しそれを慌てて甲板員達が取り押さえているらしい。
恐らくは、このままだと騒ぎが大きくなってしまう。
才人は意を決し扉を再び開けて、大勢の男達に羽交い締めにされているルイズの前に立った。
「お、落ち付けって! お前も船内で騒ぎ起こすと色々マズいだろ? な?」
「何よ。あんたが……離しなさい! もういいでしょ! ……もう。
あんたがコソコソ隠れるのが悪いんじゃない」
「だ、だってさぁ」
「だってもヘチマもないわよ! いいから、とっととついてくる!」
「へ? ついてこいって、何処に? 俺、もうすぐワッチ(当直)なんだあだだだだだ! 耳! 耳引っ張らないで!」
いまだ怒りが消えないルイズの表情に怯え、その言葉の意味も今ひとつ理解出来ないでいる才人の耳を、ルイズはぐいぐいと引っ張った。
才人はなんとも情けない姿を甲板員達に晒しながらも、そのままハシゴを登って暴露甲板へと
消えていくのであった。
砲甲板に残された屈強な水夫達は、その様子をぽかんと見送り続ける。
「……なあ、だれかこの中にトリステイン人いたっけ?」
「アロワ、お前たしかトリステインの出だったよな?」
「ああ、そうだけど?」
「……トリステインの女は皆、ああなのか?」
「んなわけねぇだろ。貴族にしたって、もうちょっとおしとやかだぜ?」
「坊主、ちょっと可哀相だったな」
「そうかあ? おいらが家に帰った時のかみさんとそうかわらねぇぞ?」
「なんだ、じゃあ坊主の奴はもう尻にしかれちまってたのか。あんだけ力があるのにもったいねぇったらねえやな」
砲甲板にドっと笑いが起きて、空気が一気になごむ。
やがて、ワッチ(当直)の途中で騒ぎを聞きつけ降りてきていた甲板員達は元の配置に戻り、残った非番の甲板員達はというと
どの国の女性が一番おしとやかで良いか? という話題で盛り上がるのであった。
ちなみに、半ば冗談半分であったが、今回の一件でトリステインの女だけはやめておくと満場一致で決まったのは言うまでもなかった。
◆
フネの組織は主に管理職である士官と作業員である部員に別れ、海を行く船と同じく厳格な階級が存在する。
"麗しのアンリエッタ号" の場合、船長であるウエールズ皇太子を頂点に、三人の筆頭士官がそれぞれの組織をとりまとめられた。
その一つは航海長であり副船長でもあるハル卿がとり仕切る航海部。
航海部は主にフネの運行や砲戦・海兵戦がその役割であり、ここが一番水夫を多く擁する組織である。
航海長と航海士である部下二人が、四時間おきに一名ずつワッチ(当直)に就いて
水夫達の指揮を取りながら船の運航にあたるのだ。
水夫達もそれにあわせて三つのグループに別れ、こちらも交代しながらフネの運航作業を行う。
更にこの部員である水夫達も細かく役割分担され、その組織も士官と同じく三つに分類された。
まずはフネの運行その物を司る掌帆。
掌帆長と呼ばれる士官から直接指示を受ける橾帆作業長が三名配置され、彼らは橾帆員と呼ばれる部下を
それぞれ十名程統率し、三本ある "麗しのアンリエッタ号" のマストに各自配置されていた。
次いで指示を受けてフネの舵を切る操舵手。
これも一日中誰かが作業を行う必要がある為、三名の熟練した橾帆員から選ばれた操舵手が、交代を行いながら持ち場に当たる。
最後は戦闘時に大砲を直接扱う砲兵を率いる甲板長とその麾下の甲板員。
彼らは水兵でもあるため、橾帆員や操舵手らとは少し違って、通常航行時には決まった仕事を
割り振られたりはしない。
無論、戦闘時には十六門ある砲にそれぞれ三名づつ配置に付き、砲長と名前を変えた甲板長の合図の元
一斉に大砲を発射する作業を行ったり、フネに乗り込んできた敵や、あるいは敵のフネに乗り込んで白兵戦に当たるのが彼らの役割だ。
しかし戦闘用のフネにおいて最も構成人数の多い彼らは、戦闘の発生しない通常運航時においても甲板の掃除、索具や砲の整備
高いマストの上での見張りに各種測量と、実は一番忙しい持ち場に割り振られていると言えよう。
そんな彼らとは対照的に、フネの運行に当たり決して持ち場を離れてはいけない専門の仕事もまた在った。
フネを空へ浮かべる風石を扱う、魔導機関部だ。
魔導機関部を取り仕切る機関長は、フネでは船長に次いで身分が高い筆頭士官の一人でもある。
非常時には船長に変わり指揮を取る副船長の方が身分が高そうに見えるのだが、フネを空へ浮かべるという大前提を司っている事から
時には船長ですら彼の言に従う必要があるほど機関長の発言力は強い。
航海長と同じく機関長にも二人の機関士と呼ばれる士官が部下に付き、風石やフネに備えられた様々な魔具の
維持管理を行うのであった。
もっとも、民間船の場合通常はメイジの士官などフネには乗り込まない為、魔具の維持整備など殆ど無理な話である。
よって、平民で構成された士官が乗り込む民間のフネの場合、機関部の仕事はフネの浮き沈みを調整する風石の管理を魔具を通じて行う程度だ。
無論戦船である "麗しのアンリエッタ号" での士官は、全員メイジであるからして、航海部より伝令を受けて風石の出力を調節し
フネの浮き沈みをコントロールする以外にも、魔具の修理や砲戦で傷ついたフネの修理なども担当することとなる。
その為か彼ら機関部の人間はメイジの士官、平民の部員共に職人気質の者が多く、また民間のフネと比べても軍籍のフネには
多くの機関部員が乗り込むのであった。
機関長及び機関士からなる三名の士官も航海部と同じように、二十四時間浮き続けるフネに対応すべく四時間おきにワッチ(当直)を行い
機関部所属の部員である水夫を率いるのであるが、この水夫達は主に機関部士官の指示の元、フネの修理や風石の運搬を担当している。
そもそも、フネを浮かべる風石は船体を貫くマストの柱を巻くように取り付けられた魔具の中に格納され、 "麗しのアンリエッタ号" の場合
三本のメインマストを持ち上げる風石の出力を調整し、フネの傾きや浮き方を調整するのであるが、その調整の為に風石の交換や運搬
予備の風石や各種魔具の管理などは、繊細かつ肉体的にも厳しい作業であった。
したがって、メイジが乗り込む戦船であっても肉体的な作業は主に掌石員と呼ばれる魔導機関部員が士官の指揮の下に行い
メイジの機関士達はもっぱら風石の品質チェックや魔具の調整を主な仕事としていた。
一方、機関部の実務の大部分を担当する掌石員達は、三本のメインマストにそれぞれ三名づつ配置され
掌石長と呼ばれる彼らを取り仕切る班長と共に、フネの運行を裏から支える要とも言えよう。
彼ら魔導機関部員はほぼ昼夜の区別なく暗いフネの船底で、敷き詰められたバラスト(フネを安定させる為の重しの為の石や鉄)の上を
重い風石や魔具、工具を持ち歩きその姿はよく "鉱山夫" と揶揄されていた。
しかしは当の本人達はそのような呼び名は気にもせず、一度酒が入れば陽気に歌ったり踊ったりして騒ぐその姿は、上で運行作業を行う
荒っぽい甲板員や橾帆員達とまったく変わらない歴とした船乗りである。
さて、残る組織は恐らくはフネの中では最も地味であり、船乗り達にとって最も切実な持ち場とも言える事務部であった。
船長に次ぐ筆頭士官である事務長と二人の部下である事務員が士官を勤め、主に経理や補給計画
その他書類作成や雑事などを司っていた。
商船などはここに商人や会計士が所属し、また軍船などは参謀や通信兵などが所属する部署である。
その仕事は多岐に渡るが、フネに乗り込むクルーにとって、最も重要で逆らいがたいのが実はこの部署の士官でもない、部員であった。
司厨長とその部下である司厨手……いわゆるコック達である。
フネに乗る者すべての胃袋を司る彼らは、その身分の低さからは想像も付かないほどの権力を手にしていた。
コック長である司厨長が提出するメニューは補給計画の最重要項目になるし、司厨手と仲良くなっておけば
ワッチ中、司厨手達からの秘密の差し入れを貰えるようになる為、如何に彼らと懇意になるか、士官も部員も皆文字通り血眼になる為である。
何より、物資が限られるフネにおいて通常は士官も部員達も、食事のメニューは全て同じとする風習があった。
身分差のあるハルケギニアにおいて、フネの食卓は唯一 "平等" な場である。
無論例外は存在するのだが、海を行く船同様に長期に渡って空を行くフネも、ある程度の船員の身分を保障しておく必然性が存在し
その結果が厳格な船内での身分差と食事であった。
極端な話、フネの中では例えメイジであっても平民の船長には逆らうことが許されないのである。
尚、船医もここの所属となるのであったが、その特殊な職能故、基本的には水メイジであろうと平民であろうと
士官に準ずる身分が保障され、医療に関わる発言に限っては船長と同格の権限が保証されていた。
以上、 "麗しのアンリエッタ号" は一般的なハルケギニアの空飛ぶフネと同じく、そんな三つの組織から運行されるでのあるが
その様は正にウェールズ皇太子を元首とした一つの小さな国家なのである。
そんな、国家で言う所の政府高官とも呼べる士官達が一堂に会した士官用サロンにて。
才人は未だ不機嫌に事務部士官用の椅子に座るルイズの背後に立ち、これから何が始まるのか注意深く室内を見渡していた。
ルイズの隣にはケイト・ブロウ准尉も座っている。
どうやら彼女もルイズと同じく事務員待遇での乗船らしい。
上座の壁にはアルビオン王家の紋章が象られたフラッグが張られており、その前の船長席にはウェールズ皇太子の姿があった。
士官達は皆、船長であるウェールズの方を向いていたのだったが、場違いに唯一の部員である才人の存在も気になるのかチラチラと
才人の方へ視線も投げていた。
「船長。全員揃ったようです」
「わかった、ハル卿。では始めるとするか。
諸君、本日集まって貰ったのは本船 "麗しのアンリエッタ号" のこれからの進路についてである。
これまで、機密保持の為に一部高級士官にしか知らせていなかったが、無事出港できたので情報を開示する運びとなった。
本船はこれより、進路をスニソート・ビーク空域へと向ける」
「スニソート・ビーク空域ですと! 船長、正気ですか!」
ウェールズが進路について言及した瞬間、ガタン、と椅子を倒して航海部の士官の一人が、なかば取り乱して立ち上がる。
表情には焦りと恐怖が浮かび上がっていた。
「オフィサー・ベンノ。君は今、重大な船規違反を犯している。分かっているのかね?」
「チーフ! スニソート・ビーク空域ですぞ?! あの、魔の空域ではないですか!!」
「オフィサー。これ以上船長の発言を遮るならば、私は船規に基づき君に鞭を五十回打ち、下船させねばならない。
本船は特殊任務中故、この空の上からの下船となる。
大人しく座ってはくれないかね? このような事で可愛い部下を失いたくはない」
ハル卿の言葉に、立ち上がり焦燥をみせていたオフィサー・ベンノは口をつぐんで、そのままゆっくりと座った。
しかし不安と不満は変わらずその表情に張り付けたまま、彼はじっと船長席に座るウェールズにその視線を送る。
ウェールズはそんな彼の様子に苦笑して、しかし特には咎めず言葉を続けるのであった。
「皆、オフィサー・ベンノと同じような感想を持っていることだろう。
しかし、とりあえずは話を最後まで聞いて欲しい。
その前に……ミス・ゼロ。君はスニソート・ビーク空域の事を知っているかね?」
「いいえ、殿下。……我々は存じてませんわ」
「わかった。ではスニソート・ビーク空域の説明も絡めて皆に説明するとしよう。
先程も言ったが、本船はスニソート・ビーク空域……我々フネに乗る者なら誰もが知っている "魔の空域" へと進路を取る。
我々の任務はアルビオン本土へ極秘に侵入し、彼の地で皇帝を僭称しているオリヴァー・クロムウェルから
とあるマジックアイテムを奪取するためだ。
しかし皆も知っての通り、ハルケギニアからアルビオン浮遊大陸への侵入は非常に困難である。
なにせ、ただ浮いているのではなく、ハルケギニア各地の上空を移動し続けその影響でフネで進入できる空路がその時々で
限定されてしまうからね。
それは相手にとって、すこぶる侵入者の発見をしやすい状況と言えるだろう。
だが何事にも例外という物がある。それがスニソート・ビーク空域だ」
ウェールズは言葉をそこで一旦切って、皆を見渡した。
士官達は変わらず猜疑が混じった視線を投げかけて来ている。
無理もない。
魔の空域とも呼ばれるスニソート・ビーク空域はそれ程危険であるからだ。
アルビオン大陸への進入空路は実はそれ程多くは無い。
ハルケギニア大陸上空を浮遊し、周回するアルビオン大陸へ上陸する為には各地の特定の場所からそれぞれに特殊な条件の下
限定された空路を使う必要があるからだ。
たとえば、トリステイン王国の場合はラ・ロシェールの港町より、二つの月が重なる夜を利用するように。
スニソート・ビーク空域もそんな空路の一つであった。
ただし、とびきり不吉な曰く付きの。
ウェールズは士官サロンを見渡していた双眸をルイズと才人に向けて固定し、その不吉な曰くの説明を始めることにした。
何も知らない彼女達を、そこへ連れて行くには説明をしておかねば公平でないと感じたからだ。
なにより、魔の空域を突破するためには彼女らの力が必要であった。
「……ミス・ゼロ殿。なぜスニソート・ビーク空域を皆が恐れるのか、分かりますか?」
「いいえ、殿下」
「あの空域には、恐ろしい空の魔物が住まうのです」
「魔物? そんなの、退治してしまえば……」
ルイズの台詞に、ウェールズは頭をゆっくりと振った。
それからその場に居る者全てが知るスニソート・ビーク空域の "魔の空域" たる所以を口にする。
とても苦しそうに。
「ミス・ゼロ殿。スニソート・ビーク空域に入って、生きて出てこれた者は未だ居ないのですよ。
長い、何千年もあるアルビオン王国史の初期からその空域の名が記されているにも関わらず、今日までそう、誰一人として」
※現在暫定的に復帰中です。
このSSはArcadia様のサイトでも公開いたしております。
リンクはこちら→ガンダールヴは夢を見る。/1(一章~四章)
リンクはこちら→ガンダールヴは夢を見る。/2(五章~八章)
リンクはこちら→ガンダールヴは夢を見る。/3( ~最新話)
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