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鬼侍 ONI-ZAMURAI 作者:佐藤写楽
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犬が吠える

「出合え出合え出合え!」

怒号響き、犬が吠える。異常を察知した近場の侍が三人、刀を抜いて鬼を囲む。

「貴様! 正気かっ!」

恐怖心を振り払うように罵声を浴びせ、切っ先を鬼に向けたままじりじりと後ずさる。

笑うのか泣いているのか分からぬ顔で、鬼はぬらりと二本目の刀を抜いた。

音もなく、左端の男へすっと鬼の刃が滑り込む。男が腹を抱えて倒れ込むのが先か否か、抜いた刀で真ん中の侍へ斬りかかった。

激しい火花と金属音。息つく間もなく刀を持つ手を切り落とし、首を突く。

「おおおおおおおお」

三人目の侍は、奇声を発しながら刀を捨てて走って逃げた。

また犬が吠える。
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