第6話・昼下がりの困ったちゃん 〜その壱〜
前略おフクロ様、今俺はやっとの思いで教室に辿り着いた所です。ドアを開け中に入ると、何処かクラスメイト達の様子が変なのです。 何故だか分かりませんが、教師も含めクラス全員、皆一斉にこちらに注目し出して、ざわつき始める有様です。どうしてこんな状況になってしまったのか、皆目見当もつきません。このまま全く事情が呑み込めず、手をこまねいている訳にもいきませんので、まずは行動を起こしてみようと思います。遠い空で、この不肖の息子を、どうぞ温かく見守ってやって下さい。
追伸・・・・・・出掛けに持たせてくれた弁当は、とても美味かったです。ただ、出来れば次からは、梅干を抜いてくれると有り難いです。
(クエン酸には不自由してませんので)
現在時刻、午後2時02分
(さてと・・・そんじゃぼとぼち行動に移るか・・・ )
「うぃーす、来る途中、獅子舞の格好したグラサンでパンツ一丁の、変なオッサンに絡まれて、そんで遅れましたー 」
??「死ね! 世の中で俺より顔が良くて、仕事が出来て、金持ちの奴全員死ね! ついでにフザケた遅刻の理由を
ぬかすテメェも死にくされ!! ヴォケェ!!! 」
「キツぅ! 」
??「やかましい! テメェみたいな奴は、今すぐ真っ赤な全身タイツ着て、闘牛場の真ん中に立て!! そんでタイツ
の色だか自分の血だか分からん位、牛の角で体中突き刺さされてくたばりやがれ! アホンダラ!!! 」
「想像しただけで、アイタタタな話なんで悪いケド辞退させてもらうよ・・・ 」
??「心配するな、赤タイツはこっちで用意してやる! スペインまでの片道航空券は自前でなんとかしろ・・・ 」
等と、俺とのやりとりで、果てしなく人間性に?マークが付くこの男、{島谷 固手正} 通称”コテッちゃん” 、角刈りのヘアスタイルand”着流し”の中にサラシを巻き、片手で懐の小刀をちらつかせるという、まるで大昔の任侠映画から飛び出してきたんじゃないかと思わせる年齢29歳、一応この米戸一高の教師(カタギである事を切に願う・・・)である。担当教科は世界史、ちなみに俺のクラス担任ときている。
教室全体が微妙な空気なのを察したらしく、”コテッちゃん”は一旦、小刀を引っ込めて俺に問いかける。
「コホン・・・まぁさっきのは冗談として、度会おめぇ何でこんなトコ来てんだ? 」
「へ? 何言ってんだよ、コテッちゃん? オレは、学びに来てるに決まってんでしょうがよ!(ただでさえ出席日数ヤバイんだから・・・)」
「変だな・・・昨日おめぇの家に電話したら留守だったんで、FAX送っといた筈なんだがな・・・家の人から何にも聞いてないんか? 」
(あーそういえば、出掛けにモモちゃんそんなような事言ってたような・・・もしかして”コレ”か? )
俺はズボンのポケットから、取り出した四つ折の紙を広げて内容を確認する。
するとそのB5サイズの用紙には、上から男女別であいうえお順に並んだクラス全員39名分の名前が上半分、下半分には各々の苗字が書かれた座席表などが記載してあった。
一見すると、別になんの変哲も無いただの連絡事項である。
ただ一つ気になる点を除いて・・・
「度会よ? おめぇ顔色青いぞ? 」
「・・・あのさ、質問していいスか? 」
「ああ、構わねぇぜ、教師は生徒の質問に答えてなんぼのシゴトだからな 」
「あんがと・・・じゃ、お言葉にあまえて・・・
ここって、○○県立米戸部第一高校一年四組の教室で間違い無いよね? 」
「当たりめぇじゃねぇか、何言ってやがんだ・・・ 」
何故かニヤニヤしながら返答するコテッちゃん。
俺は用紙を傍らに、教室のある一点を指し示しながら
「じゃあ何であそこの席に、見知らぬヤツが座ってんの? あそこ、オレの席の筈じゃん?・・・つーか、この教室オレが知ってるやつ誰も居ねぇし・・・これって、どゆコト? 」
俺がそう言うと、コテッちゃんは”お手上げ”のポーズで嘆息し、さも呆れたような口調で
「まったくもって、おめぇって奴は・・・ 」
「な、なんだよ? 教師は生徒の質問に答えてなんぼじゃないんかよ!? 」
「・・・クックック、とことん往生際が悪ぃやっちゃな、度会よ?おめぇもホントは自分でも薄々気付いてんだろうが? ・・・まぁいいさ、この俺様がアホのお前にも分かる様に、説明してやる! いいか? よく聞け、お前も知っての通りここは一年のクラスだ! ズバリてめぇは入って来る教室を間違えたんだよ! 二年四組・出席番号20番 度・会・優・斗・君よぉ!!! 」
”二年”と度・会・優・斗 を、殊更強調して、教室全体に向け言い放つコテッちゃん。
「・・・さいですか 」
(やっぱしな・・・FAX用紙の上部にしっかりと書いてあるもんな、”二年四組クラス名簿(仮)”って、これが俗に言う
休みボケここに極まれリってトコか・・・ )
(てか、ヒドクねぇ? 分かってたんなら、オレがココ入ってきた時指摘してくれよ!? ただでさえ、あんなデカイ声で皆に聞こえる様に言われちゃ・・・)
─── ザワ ザワッ ───
(ハイ! もれなくこうなりますね・・・後輩のみんな! 予想ドウリのリアクション THANKS !!)
もはや完全な、この場違いの空気に耐えられよう筈もない俺は、静かに教室を出て行こうとする。
そしてドアに手を掛けたその時、背後から一言。
「待ちな! 究極天然コゾウ! 」
「何スカ? 、究極変名の”島谷 固手正”大センセ? 」
「そういやおめぇ、また外靴で校舎に入って来やがったな・・・前からあんだけ口を酸っぱくして、校舎内は”土禁”だって言ったのによ? 」
「教室内で雪駄履きのアンタが言うなや・・・」
「あ? もっぺん言ってみろや? 」
俺はコテッちゃんに向きなおし
「ああ! 何遍でも言ってやんよ、ダッセー格好しやがって! この完全時代錯誤の勘違いドS教師がぁ!! 」
「野郎! 」
言うが速いや、コテッちゃんは懐から一瞬で、抜き身の小刀を俺に向けて構える。
そして例の如く場が瞬間に凍りつく。
すると奴はそれを感じ取ったのか
「なぁ〜んちゃって★ 」
とコテッちゃんは、マイナス百万ドルの笑顔で何事も無かった様にドスを引っ込めた。
「もう遅ぇよ! ったく何を今更・・・つーか、これっぽっちも可愛くないし、むしろアンタのその表情怖ぇよ! 」
するとふて腐れたように
「チッ・・・・・・あー、もうヤメだ! ヤメ! 度会よ? おめぇのせいで授業ドコじゃねぇや! 今日はもう気分が乗んねぇから、俺は帰るぜ! 」
一方的に言い残し、教室のドアを開けっ放しで、職員室へと帰っていくオレの元担任。
(え〜〜〜〜〜!? 授業放棄?! 何考えてやがんだ、あのオッサン・・・ )
こうして、訳が分からぬまま完全に取り残された形の、俺+約40名の後輩達。
やがて堰を切った様に、教室のあちこちから声が上がる。
「ありえねぇ〜! 何なんだ、一体!? 」
「ああ、先生昨日の入学式でも、あのヤクザみたいな格好してたもんな・・・ 」
『私、とんでもない高校に来ちゃったのかも・・・ 』
「つーか、ここ県立だろ? なんであんなのが大手を振って教師やってんだよ!? PTAも教育委員会も何考えてんだ!? 」
(まぁ、無理もねぇな・・・見ず知らずの、お前等の気持ちも尤もだ・・・オレだって一年前に全く一緒のことを思ったさ・・・ )
『でもあのヒト、スゴクない? あの島谷先生と互角に渡り合ってたわよ? 』
「そうだな、一歩も引いて無かったもんな! とてもマネできねぇよな・・・ 」
「マジ尊敬に値するよ・・・つーか怖くないんかな? 」
(チゲーよ! オレだってかなりビビッてんの! 成り行きに決まってんだろ? じゃなきゃ、誰が好き好んであんなヤクザ教師と・・・ )
『あの男確か、二年の”度会”って言ってたわよね? 教室入って来た時から、あたし結構気になってたんだけどかなりイケてない? 』
『そうね、最初ネクタイして無かったから分かんなかったけど、やっぱセンパイだったんだわさ! 少しヤンキーっぽいけど、あんたの言う通りかなりの上玉ね・・・ 』
『でもまぁ、あの右耳のピアスはどうかと思うけど、背はそこそこ高そうだし、ああして黙ってればクールっぽいし、容姿だけなら私的にはアリかもね・・・ 』
「まぁ、悔しいけど男の俺から見てもスゲェいい男だよな・・・つーか神様不公平だぜ! 母ちゃんも、オレをもっとイケメンに生んでくれりゃ良かったのによ〜! 」
『てか、あんたも僻んでじゃないわよ! ああ! でもこうして見てみると、ホントあたしの好みだわぁ! 鼻も高そうだし、なんといってもあの眼よ!! くっきりの二重まぶたに蒼みがかった瞳・・・ あんな眼で見つめられたらアタシ・・・ 』
「カラコンでも入れてんじゃねーの? じゃなきゃ、あの黒い髪色と全然合わねーべ? 」
『うっさい! アンタ、夢を壊すようなコト言うんじゃないわよ! 』
「けどさぁ、あれはマジウケたな! フツー、一年と二年の教室間違えないもんなぁ・・・ 」
(クソッ・・・こいつ等好き勝手な事言ってやがる・・・でもまぁ仕方ねぇか、こんなの今に始まったコトじゃねぇし・・・)
俺は軽くブルーになりながらも、踵を返し教室を出て行こうとする。
『え〜! センパイ、出て行っちゃうんですか〜〜〜?』
『メルアド教えて下さい〜〜〜! 』
『彼女はいるんですかぁ〜〜〜? 』
(勘弁してくれよ! どうせこんなの最初だけなんだ・・・今あった事も、あと何日かすれば、みんな何事も無かった様に自然に忘れる・・・この娘達が惹かれてるのは、あくまでもオレの外見だけさ・・・君等には悪いけど、直にメッキが剥がれるオレに幻滅していく姿がはっきりと目に浮かぶよ・・・だから放っといてくれ!・・・それにもうオレは・・・ )
□ □ □ □ □ □ □ □
一年の教室を出た後、俺は先刻コテッちゃんに指摘された通りに、昇降口の下駄箱で内履きに履き替える。
(あ〜あ、最初っからこうしてれば少なくとも、あんな事にならなかったかもな・・・ )
下駄箱には、それぞれ各自の使用スペースに名前が書いてある。ましてや、学年ごとにエリアが分散してる為、よほどのおバカさんで無い限り、下足から内履きに履き替える際、なんらかの違和感に自ら気づきそうなものである。
尤も、横着して履き替えたり、そうしなかったりの普段からだらしない自分が招いた結果ではあるのだか。
それと今にして思えば、家を出る際にモモちゃんが弁当と一緒に持たせてくれた、コテッちゃんからの連絡事項が書いてある例のFAX用紙にも、来る途中に一度は目を通しておくべきだったと、悔やまれるのも後の祭りである。
(そうそう、しっかりと確認しねぇと・・・ )
俺は本来の二年の教室に向かいがてら、事前に新しいクラスの予備知識を少しでも頭に叩き込む為、改めて用紙を確認する。
(え〜と、おっ! ラッキー! またゲンのやつと一緒のクラスだ、あ〜、去年一緒だった瞳子の名前はねぇな・・・あいつが居ると結構退屈しなくて済むんだがな・・・あとの面子は大体が知ってる連中ばかりだな・・・それと、新しい担任は・・・武下先生? ああ、あの50代のベテラン女教師か、あんまし馴染みがねぇが、基本的に生徒思いの優しい先生って評判のヒトだ・・・コテッちゃんじゃ無くてある意味助かった・・・他特に変わったコトはと・・・・・・ん? )
「なにぃ〜〜〜!? ど、どうしてオレの席が教壇のまん前なんだ?・・・ 」
(サイアクだ・・・初っ端からこれじゃ・・・ )
心なしか、階段を上る足取りが重い。
途中、二、三人の同級生たちと無言ですれ違う。
(あ〜、帰りてぇ・・・ )
そんな事も思いながらも、俺は二階の一番奥にある2年4組の教室のドアを開ける。
幸いにも、今は5・6限の間の休み時間らしく、中に入って来た俺に注意を向けるヤツは、ほとんど居やしない・・・筈。
『おはおう度会君、もうお昼過ぎだけどね 』
「あぁ、オハヨ・・・ 」
「よぉ、度会! お前昨日どうしたんだよ? 」
「寝てた 」
俺は、新クラスメイト達との挨拶もそこそこに自分の席に着く。
するとこちらに一人の生徒がやってくる。
「優斗! なんで昨日始業式来なかったのさ〜〜〜? 僕、めっちゃ心配したよ〜〜! 」
「トップシークレット・・・ま、強いて言うなら、”副作用”ってトコだ・・・ 」
「え? ”副作用”? 」
「知りたいか? だがな、一度知っちまったらもう、後戻りは出来ねぇぜ? 何たって禁断の・・・ 」
「別にいいよ、興味ないもん 」
「ショッッック! HEY、そこの少年? つれないコト言うなよ、悲しいじゃんか・・・で〜も! 俺、オマエのそういうドライな所も大好きだゼ? 」
─── ドゴッ ───
「ホゲェェェ〜〜〜〜〜!! 」
「あっ、ゴメン・・・ 」
「 「あっ、ゴメン 」 じゃねぇ〜〜〜! なして、コチとら教室さ入っできで早々、イスであだまさ殴られんといげんのよ!? 」
「なんかチョイキモかったんで・・てへ☆ 」
(まったく・・・軽いジョークに凄まじいツッコミで返してきやがって・・・これ以上頭悪くなったらどう責任とってくれんだ・・・ )
「・・・・・・ 」
「ねぇ、優斗? 」
「何か言ったか? 」
「いつになったら、僕の人物紹介してくれるの? 」
「やなこった! お前にアタマぶん殴られたショックで、軽く記憶が飛んじまったよ・・・ だから、無理!! 」
「・・・いいもん、こうなったら、自分でするから・・・ 」
「は? 」
「皆さん、始めまして! 僕、”正岡 元規”っていいます。 ちなみに、あの有名な文学者と一字違いです。優斗とは高校に入ってから知り合いました。 僕の簡単なプロフィールは、身長171cm、体重56kg、乙女座のO型です。趣味はたまにギター弾いたり、ゲーセン行って遊んだりとかで、あと最近は、バイクの免許も取りたいなあ〜なんて思っています。 こんな感じで、そのへんの同世代とあまり変わらないと思います。 苦手科目は特に無く、スポーツも大体そつなくこなせます。 自分で言うのもなんですが、人当たりはいい方だと思うので、先生方や周りの友達からの受けは良いと思います。 それと外見は人から、某男性アイドルユニットのあの人に似てるってよく言われます。 後半、なんか自慢みたくなってしまってどうもすいません。だいたいこんな所かな・・・ 」
「よくもまぁ、長々と屈託も無くそこまで話せるな、この自分フェチ男が・・・ 」
「やっぱ、最初が肝心かなぁ〜て 」
「まぁご苦労さんと言ってやりたいのは山々だが、お前に一つ悲しい知らせがある 」
「えっ? 」
「クラスの連中は、誰一人としてお前の自己紹介を聞いて無かったんだな、コレが・・・ 」
「そんなぁ〜 」
そんなこんなで休み時間も終わり、その後6限目の授業、帰りのSHRと無事に過ぎて行き、俺とゲンは下校途中の昇降口付近で、他愛の無い話に花を咲かせていた。
「でもホント良かったよ、また優斗と一緒のクラスで! 」
「そんなもん、確率は四分の一じゃねーか? 米戸一高はただでさえ、全学年4クラスずつしかねぇんだから 」
「確かに少ないよね・・・ ってそうじゃ無くて! 優斗は僕と一緒のクラスは嫌なの!? 」
ゲンは何故かこんな不良のオレに対して懐いて?くれてる。お互い全く正反対のタイプにも関わらずにだ。勿論俺にとっても、数少ない大切な男友達である事に変わりは無い。
「そういう意味で言ったんじゃねぇーての! 誤解すんなよ、オレだってゲンと同じクラスで、ホント良かったと思ってるぜ? 担任の武下先生も優しそうなフツーのオバちゃんだったし、ヤクザ教師とは大違いだしな・・・ 」
「あの先生もキョウレツだったからねぇ(笑)・・・悪いヒトじゃ無いんだケド 」
「だな・・・ 」
「だけどさ、瞳子ちゃんと離れ離れになっちゃったのは、ザンネンだったな〜 去年は三人一緒のクラスだったのに・・・ 」
とゲンは少し寂しそうにポツリと呟く。
「そういえば、さっきオレ瞳子のやつと校門の所で会ったぞ? 」
「え? ほんとに? 」
「ああ、5限目の途中辺りだったか・・・なんでアイツあの時間あんな所でサボッてたんかなぁ? ゲン、お前なんか心当たりないか? 」
「さぁ・・・でももしかしたら・・・ 」
「ん? なんかあるのか? 」
「これは僕の想像なんだけどさ、多分例のコスプレの事じゃないのかな・・・彼女、新しいクラスは3組になったんだけど、そこの担任結構厳しい先生で、確か5限目ってゆうと瞳子ちゃん達ってその先生の授業じゃない? そこで何か一悶着あったんじゃないかなぁ・・・ 」
「なるほどな、考えてみればウチの女子の制服はブレザーに膝下スカートだもんな・・・ 一人だけ、セーラー服で超ミニのやつが居たらそりゃ、目立って仕方ないか・・・納得 」
俺はいつもながら、ゲンの完璧な分析能力に内心舌を巻く。
そうこうしてる間に俺達は、学校創立者の胸像がある中庭付近に差し掛かり
「じゃあ、僕こっちだから バイバイ!」
と一人駐輪場へと向かうゲン
「ああ、じゃあな! 」
「うん! また明日ね! 」
ゲンと別れた俺は、校門を出て僅か50m程のバス停に足を向ける。
(そういえばゲンのやつ、チャリ通学だったよな・・・いいよなぁ、自宅から10分弱で通える距離のヤツは・・・ )
そして俺を含め約二十名程を乗せたスクールバスは、米戸部市内を駅方面に向けて走り出す。
(あとは真っ直ぐ帰るだけ、もう流石にトラブルは起きねぇだろ・・・ )
俺の漠然とした考えには、半分願望も混じっていた。
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