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13ノ者
作:daigonn



3ノ者・『作家』


殺伐とした夜の都会
そんな中にある
高いビルの上層階
望遠鏡をもち下をながめている有名な作家がいる


このように高い所から人間を観察する…
こんな楽しいことはない
傍観という安全でおもしろい事はないんだから
いかにも怪しい雰囲気が漂っている部屋に軽快な音がなる
プルルル…
こんな時間に電話か、誰だ…
受話器を乱暴にとった
『あ…近十です。こんな時間にすいません…』
…そうだった
私は人生で一番楽しいと思う事をやろうとしていたのだった
「準備はできているのか?」
『ええ、できました。いつでもOKです。』
くっくくく…
ついにきたぞ…
皆が…私の世界の駒に…
だから…常人にでもわかるように…
私の世界を実体化させるんだ
今までで一番楽しき時が動き始める
「やってくれ、こっちも準備はOKだ」
『OKです。すぐに行います。』

私は、作家だ
自分で言うのもあれだが
誰もが知っている有名な作家。
最近は権力というモノも手に入れた。
権力でついた人脈はすべて私の思うように動く
指揮棒を動かせば音楽が奏でられる
今までで聞いたことのないような満足感をあたえる音色…
ああぁ…考えただけで体がゾクゾクする。
その時、ジーと機械音がなると
部屋に置いてある大きなテレビがついた
作家は怪しくニヤァと笑った
テレビの画面には私が作らせた
隣町の高層マンションがみえている
このマンションは私の物語で舞台となる建物…
この建物は今のために作らせた。
今の時のために作られた
劇の幕開けを知らせるベルの役割をもつマンション…

「ワインでも飲みながら…鑑賞しよう…」
ワインをつぎはじめたらテレビから爆音がした
あぁああ…いよいよ…いよいよ…だ…
テレビを見るとマンションが爆発して地面にめり込んでいってる
あのマンションには入居者が50人、
今回はパーティーを開いているため皆最上階にいただろう…

まあ生きてる事はないだろう、
最上階の壁内には50個以上の爆弾を埋め込んでおいたし…
ははは…
ワタシハ神ニナレル。コノ チ カ ラ デ、神ニナレル。
今回は地上を這いつくばってる奴らにもわかるように
わかりやすく物語りを進行させる。
ピピピ…
電子音がなった
『第2プランを実行しますか?』
承諾しようとしたとき、ドン!と激しい音がなり
恐ろしい形相をした老人がたっていた
こいつは…今操っているSimelia Familyの古株で会長と呼ばれている奴…
なぜ、こんな所に…?
『おのれ…貴様ああああぁあああああああっぁああああっ!』
そう言うとパン!という鉄砲の音がして…
意識が遠のいて…
あれ………もしかして
死ぬ?
床に体が打ち付けられ、静寂が訪れた。
今回の出来事は、犯人がわからずに終わり
ここにいる神になろうとした哀れな作家の死は
誰にも知らされなかった。
ただの事故として…
今回の出来事はすべて処理された。



3ノ者作家『完』












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