11ノ者・『船長』
昔、征服者と呼ばれる国を渡り歩き少人数で国の資源を吸い尽くし
強大な悪意で国の住民達を苦しめた。
その征服者の血筋は現在も残っており海を航海し先祖と同じように国を滅ぼしている。
広い海はいいな。
どこへいっても平たく…
今日は暑いや…まあもう5月だもんな。
俺は近代技術の発達した現社会で先祖からの教えをずっとまもってる
まあ、いわゆる海賊だ。
ご先祖様ほど悪い事はできねぇがよ。
そんなことしたらすぐに御用だぜ…。
おもしろくねぇな
最近は手下達も腰抜けばっかですぐやめってちまう
まあ、そんな話はどうでもいいか
今、俺は金貨など財宝を作れる事ができる錬金術師が集まっている街をさがしてる。
記述ではちゃんと残ってるからどっかにあるんだよなぁ?
こんなヨーロッパまで来て油代どれだけかかるとおもってんだ。
なかったら大赤字で俺泣くぞ
『船長!例の島が見えてまいりました!』
おうおう
近づくのはよそうや。
話によれば渦潮があるんじゃねぇか?
『…ええ…ありえないほどありますね。観測データによりますとおよそ50個ほど渦潮が島を囲んでおります。きっと人為的な何かかと…』
っけ
生ぬるい防衛かよ。
あんな渦潮突破するぞ、この最新型の船なめんじゃねぇぞ
船員が勢いよく船をふかすと激しいモーター音とともに渦潮の海へと飛び込んでいった。
渦潮もさすがに負けるようで船はつっぱしっていった。
風もすげぇな
なんなんだろうなぁ
あの離島…
絶対なにかあるぜ!
久々に興奮してきたぞ!!
鈍い音がするとおもうと海岸に船が乗り上げた。
風はものすごく強く空はどす黒く入るなといわんばかりだった。
『せ…船長…やっぱりおかしいですよ…ここ…や…やめませんか…?』
ばかいえ!
ここまでくるのにどれだけかかったと思ってんだ!
いくぞ!
武器をもち船員はしぶしぶみんなついてきた。
風におされながらも森へと入っていき、しばらく歩いていった
すると、高い城壁にぶちあったった。
巨大な木の門が前にあるが魔方陣など怪しげな呪文が書かれておりふれようか迷った
『や…やっぱりおかしいですよこの島…さっきから人の気配ないですし…』
な…なにいってんだ!爆弾用意しろ!
こっちは500人いるんだぞ!みんな武器もってんだ!
今まで負けた事なんかいちどもないッ!
いくぞ!!!
爆弾をセットしみんな扉からはなれると大爆発がおきた。
木の破片が飛び散り門が開けた。
だが、入ろうとした瞬間、光がまわりを包み木の破片が集まり
無傷で門の形に戻った。
目の前の光景にみんな唖然としている。
『ほら…おかしいですよ…私達…人間が入っちゃいけない所なんですよッ!』
黙れ黙れ!
ならば上から入るぞ!
鎖ぃ!!!!
鎖梯子を用意させ城壁のてっぺんにむかって投げると、
カランといういい音がした。
ふふふ…こっちからは予想しねぇだろ…。
それでみんな梯子をのぼっていった。
だが、鐘の音が鳴り響いたかとおもったら激しい唸る音が聞こえ
天と地が逆になり梯子から振り落とされた。
俺ら…頭どうかしちまったのか…?
『魔法ですよ!これは!どうしようもないですよ!!』
船員達が叫びまくる
あぁあ!うるさいわぁああああッ!!!
どっかにこの変な幻覚をとくのがあるはずだ!
船員達は自分が激怒したため驚いて指示にしたがい城門など様々なところを探りはじめた。
船長も探していると
1つの門の前にある巨木に魔方陣がほられているのを発見した。
船員達もあつまってきて見ていた。
魔方陣の真ん中には十字架らしきものがかかれており矢印がかかれている
矢印の通りにさすってみても何もおこらなかった。
だが逆転させてみれば…
矢印を反対にさすってみると…
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
激しい音がすると門がゆっくり開きはじめた。
城壁の外はどす黒い雲だらけなのに中は夜で大きな月がでている
木でできた街がひろがっており家々についているステンドグラスがとても神秘的な光をだしている。
神秘的なその光景にすこし胸奪われたがすぐに我に戻った。
門の前に広がっている広い通路にはローブをきた人達が驚いた顔をしてこちらをみている。みたことない服装をしている人達がきたから驚いているのだろう。
…やろうども……行くぞ。
『『『『『おおおおおおおお!!!!』』』』』
船員達の激しい声とともに武器をむけてバラバラに散っていった。
街の人々は怯えて逃げまわっている。
その人達を脅し、金品を巻き上げている船員共。
飛び交う悲鳴。
この光景は見れば見るほど心揺さぶられ動物的本能が湧き出てくる。
住民達は家に入ったら安心とおもっているのか家にはいっていく
だが爆破などをし家もろども破壊していく
こんな一般の街より王城みたいなものは…
まわりをみると遠い所にゴシック建築がされた巨大な聖堂みたいなものがある
あそこだ…!
荒らしながらその聖堂めがけて走っていた。
荒らして、走って、その繰り返しだった。
何も反撃することはできねぇのか、この街は…。
きっひひひ…なら余計やりやすいさ
道は血で埋め尽くされ悲鳴は止め処なく聞こえてくる。
だが…激しい鉄のきしむような音がしている。
ステレオ再生してるかのようなジジジジジという音が…。
その音がしたかと思うと爆発音がした。
俺達の爆弾じゃない!
裏を見るとすごい煙で100人ほどの手下達が苦しみもがいている。
その煙はすごい異臭をはなっており目を焼き、のどを焼き、体を腐食させるそんな感じの臭いだった。
手下達は窒息したのか倒れて動かなくなっている
っち…反撃してきたか…
ここの街の住民達もよくみればローブを着替え火炎放射器みたいなものをもっている
ローブをきたやついがいに、この島の民だろう。
様々な服装をしたやつらが集まってきた。
『貴様ら、覚悟はできておるか。我ら錬金術師を怒らせたな。』
手下達はこれだけ集まられてうろたえている。
ば…ばかッ!
攻撃しろぉおおお!!!
皆で一斉に攻撃しはじめた。
生意気な口叩いといて弱く攻撃しながら走っていった。
難なく、聖堂みたいな建物へついた。
この建造物はやはり城らしいが警備はそうされてないみたいだ。
警備の奴らを倒し中へとはいっていく
中は豪華な装飾品があり赤いカーペットがしかれている
装飾品を袋詰めにして奥へ奥へと進んでいく
2階部分へいく階段を登ろうとしたその時
ゴッシャンッ!!!
何かが落ちる音がした。
裏をみると手下達数名が鉄の檻にはいっている。
後数えるくらいしか手下達は生き残っていない。
だがいける!いくぞ!!!
長い螺旋階段をのぼり弱い敵を倒し上へ上へと上っていく
広いホールみたいな場所に出た。
奥にはごついドレスをきた女性の絵画が飾られておりその前に数名の派手なローブをきている老人がいる。
王室か…?
『盗賊ども!わしはローゼンクロイツの王を勤める者!平和を求める我らを攻撃するとは非道だ!わしらは攻撃しない!攻撃をやめるのだ!』
っけ…
まあ、いい…行け!!!
数名の手下と船長は王のもとへと走っていく
王は動かず近くにいる老人達が守ろうとするがすぐにやられてしまった。
王の前で顔をちかづけ剣をふりまわした。
『わしの命がほしいのならばやるがいい!そのかわりこれ以上国を荒らすな!』
ザクッと痛快な音がすると王はその場に倒れた。
だがいくら探しても金など財宝はみつからない。
だが興味深い本を手下がみつけた。
『…この国で一番優れている錬金術師…?かなりの大富豪といわれ…黒魔術を使用したため…森で隠居をしているといわれている……えっと名前はMelaly・Basutou卿?』
おう…いい資料みつけたじゃねぇか
早速探しにいくぞ。
こんな金品が少ない土地には興味がねぇ
その家をさがそうや
手下達とともに国をでて深い森を探索しはじめた。
国は全滅したわけでもないとおもうが静かになっている。
森は真っ暗だが明かりがたよりだ。
すると暗い森の中、明かりがてっている丘をみつけた。
そっちへ歩いていくと小屋があったが………。
こんな小さい家にそんなやつすんどるか?
とりあえず窓から中をのぞいてみると身なりはきちんとしている老人がいる。
…小屋は小さいがきっとなにかあるぞ。
手下ども、あいつを殺して来い
俺自慢の改造スタンガンを持たせ
扉を割り、入った。
だが老人はきがついていないようだ。
裏に忍び寄り、スタンガンをMAXにさせ電流を放出した。
バチン!!
と電気が走る音がすると老人は一瞬こっちをみてそのまま床に倒れた。
死んだ事を確認すると小屋を探索しはじめた。
『やはりいい物がありません…。けどこのひとは明らかにメラリーなんとかって奴みたいです。』
んー…黄金はもう作らない事にしたのかこいつは…。
まあそんなことはいいとおもいもっと資料を探すと
手下がまたおもしろいものをみつけた。
『人欲を叶える魔女というものを蘇らせる方法などというのがかいてありますよ!』
内容はこの国を作った創造主でそいつを蘇らせるとかいうので、王国の賢者館というところに飾られている絵画に金の杭を打ち込めばいいらしい。
どうもその魔女は病気で死んだらしいが100年程前は生きていたらしい。
人欲を叶えてくれる魔女様なら大歓迎だな。
多分、絵画はさっきの王室にあったもんだろう
金の杭は…
『あの老人の背中に金色の杭がありますがあれでしょうか?』
今日は調子がいいのか悪いのかわからねぇな。
収穫は少ないが道はちゃんとできてら。
その金の杭をもち、賢者館へとむかった。
街へ戻ると街は静寂に包まれており逆に誰もいないことが怖かった。
歩いているとさっき攻撃した民たちの遺体もなくあれだけたくさん見えてた血すら地面に残っていない。
なんだかとても気持ち悪い…
賢者館に入るとやはり静寂に包まれている。
螺旋階段を上がり王室にはいると王の遺体はなく、絵画が目立っていた。
絵画に描かれているドレスをきた女性の冷酷な目がこちらをむいていた。
その絵画に近づくと、杭を刺すか一瞬戸惑ってしまったが
杭を勢いよく絵画に刺した。
すると静寂の中、鐘の音が聞こえ、絵からゴボゴボという音ともに黒いインクが湧き出しはじめた。
その光景を見てみんな驚いていた。
すると唸る音がし、ゴロゴロという雷の音がきこえて恐ろしい空気を演出している。
すると青い蝶が絵画からブワッと大量に飛び出てきた。
舞い踊る蝶達が華やかで蝶達が飛んだ跡には青白い光の粉がちらちらと見えている。
この現実離れしている光景をみて口をあけていた。
すると蝶達が1つに固まると再び鐘の音がして
蝶達がまたしても踊りはじめるとさっき固まった場所に一人のドレスをきた女性がいた…。
絵画にかかれていた…魔女…。
人欲を叶える魔女…
資料にかかれていたのが間違っていなければ…
Alemo・Gloly…
『あなたのおかげで黄泉の入口から帰る事ができたわ。感謝する。』
透き通るようなその美しい声と白い肌。
きれいなその女性は決して想像しているような魔女には見えない。
『ぼーや達?何かほしいものはあるかしら。なにかほしいものがあれば出してあげてもいいことよ?』
金だ!ありったけの金をだしてほしいッ!
この国は何もありゃしねぇんだ!!
『あら…この国にはないってもしかしてこの国を襲った盗賊さん?』
ああ!そうだよ!この国はもう滅ぼしたさ!
さあ!ありたっけの金をだしてくれ!
手下達もおなじように手をさしだしている
『…ここは私が命を削って作り出した国よぉ?それを壊した人になんかあげないわ』
なんだと!誰のおかげで蘇ったとおもってんだ!
手下一人が剣を持ち魔女にむかっていった。
『あらあら、短気なぼーやねぇ?』
そう言い手を一振りすると手下の体は捻じ曲がり激しい悲鳴がきこえた。
そのまま弾き返されるかのように壁に激突した。
だがその手下は人間の形をしておらず骨がぐしゃぐしゃに砕けているのかボールのような丸い形になっている。
『何もしなければ許してあげようと思ったのに…哀れなぼーやねぇ…私を怒らせるだなんて…。』
明らかにここに住んでいた人達とは次元の違う攻撃…。
『国を壊しちゃったぼーや達は、ちょっとお仕置きしないとね。2度とこんな事しないように…。』
手下達がうろたえている。
俺自身も逃げたい気分だ。
魔女が左手の薬指の爪先を舐めると
天井、壁、床からタキシードをきている変な奴らが湧き出てきた。
顔には怪しい仮面をつけているためわからない
そいつらが俺達の手をとり引きずっていく
そいつらは大柄なため抵抗しても行動を乱さない
『さぁさ、準備はできたようね。はじめましょう。』
目の前にはノコギリなど様々な拷問器具が置いてある。
それをみて俺達は悲鳴をあげた。
『やりなさい。』
すると謎の奴らは剣で手下達の体を切り刻みはじめた。
その凄まじい悲鳴と真っ赤に染まっていくこの部屋は明らかに地獄だった。
『あぁら、もう死んじゃったのかしら?弱いぼーやだこと…。』
魔女が手を一振りした。
すると刻まれた手下の体は元に戻っていき健全な肉体に戻った。
手下は苦痛のみ覚えているらしく涙をながして体をガクガク震わせている。
俺達もおなじように精神が末期になっていた。
『まだまだこれからよぅ?ここの島民はおよそ700万人。それを2倍にして1400万人分の命を奪ったんだから、一人1400万人分の死の苦しみに耐えてもらわなくちゃ、本当に軽―いお仕置きでしょぅ?』
みんなで悲鳴をあげこの拷問が終わるのを待つしかなかった。
一人1400万回苦しんで死ななくてはならない…。
何度も生き返るが2回行われるだけで精神はもう壊れているだろう。
『ふふふ…唯一、お仕置きを終了させる手があるわよ?』
それはなんだ!なんだ!
俺達はしわくちゃになり涙でぐずぐずになった顔で魔女を見た。
『……近十って男の人を探してきてほしいのよ。わかった?』
わかった!探してくる!だから開放してくれ!!
『うーん…後一回罪を浄化させたら開放してあげるわね。』
ぎぃやぁあああああああああああああああああああああああ!!!
『叩けば本当、欲ばかりでてくる生物だこと…』
それから国は魔女の力により蘇り
創造主の魔女は旅立った。
だが、王室に寝ている5名の者は誰かなどかはわからなかった。
13ノ者・船長『完』
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