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標的96 沢田綱吉 VS ディアナ
ガッ!!!


「「・・・・・・」」


「どうやら今のは引き分けのようね」


「それはどうかな?」

「何!?なっ、これは・・・」


ツナとディアナが交錯、互いに外傷はなかったが、ディアナがふと自分の手を見ると、爪ごと腕が凍り付きにされていたのだ。


「零地点突破・初代(ファースト)エディション!!」

「くっ」


「すげえな」

「さすが10代目、一瞬であのようにできるとは」


困惑するディアナだったがボンゴレ達と戦う前に会議でのウィンディの言葉を思い出した。


(確かボスは凍らす零地点突破は炎で溶けると・・・なら)

ボウッ!!

「!!」


一緒に凍り付けにされている雲のリングに炎を灯した。予想通り氷が溶け始めていった。

しかし、氷の純度が高いせいか、なかなか溶けない。そしてそれをゆっくり待つほどツナはジッとはしていない。


「行くぞ」

「くっ」


再び真っ向から向かうツナ、そして再び真後ろへ。

ガッ!!


「・・・・」

「ふふ、炎は使えなくても、防御くらいできるわ」


バキッ!!


「なっ」


攻撃を防御されたツナは一瞬でディアナの両足を蹴り、地面に尻餅をつかせた。そして再びディアナの表情が曇る。


「そ、そんな・・・」

腕だけでなく、今の一瞬で足までも凍り付けにされていた。

「これで終わりだ」
ツナはそう言って一定の距離を置いた。

「オペレーションX」


ボウッ!!!


(炎の逆噴射!?これもボスが言っていた危険な技・・・)

逃げようにも手足が凍っていては身動きが取れない。
その間もX BURNER発射の用意は進んでいく。


(こうなったら、最後の手段)
「綱・・・吉・・・君」


「!!!」
(この声、優しい時の・・・本物のディアナ)


「助・・・けて」


「ディアナ!!!」

(ふふ、元のディアナを声を真似るなんて造作もないわ、これで打てないでしょ・・・)

しかしその直後、ディアナの顔面に激痛が走った。


「ああああああ」


その突然の叫びにツナも驚く。

「綱吉君、騙されちゃダメ」


「ディ、ディアナ?」

「今のはこいつが私の声に似せて綱吉君の攻撃をためらわせようとしただけ、私のことはいいから、こいつごと私を消滅させて」


「なっ」


(そ、そんなバカな、元のディアナが外に感情を出すなどできるわけ・・)

「だ、だけど・・・」


「!!!」
(そうか、今の声が私の偽物だろうと本物のディアナの声だとしても関係ない、どのみちボンゴレは攻撃できない)


ディアナの思惑通りだった。ツナの表情は焦り始め、攻撃をためらっている。


(どうすれば・・・)

「綱吉君」

「!!」

「打って、このままだと私は救われない」

「で、でも・・・」

「あなたには大空の力がある、それで私を・・・」


その言葉でツナはハッとなった。

(そうか、その手があったんだ)

ツナの目には活気が戻り、再び後ろへ炎の逆噴射。

(打、打つというのか)
「いいのか、お前の仲間のディアナが死んでもいいのか」


「死なせはしない、お前も・・・ディアナも」


「何!?」


両手の炎圧が揃った。あとはそれをディアナ向けて放つだけ。


「ま、待て」
(くっ、こうななれば・・・)

ドクンッ!!!

最後の賭けでディアナがツナに静止の波動を放った・・しかし、今のツナの力はディアナの波動は効かなかった。


(必ず・・・助ける!!)

「いくぞディアナ、X BURNER!!!」


ドウッ!!!


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