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標的38 波動
現在の霧フィールドの状況は6つあった部屋は左上と左下が繋がり、真ん中下と右下が繋がったため、4つへと減った。

「しゃらくせえ、オレ達もとっととやるぞぉ!!」

「ええ、そうですね、おそらくこの正面の境界線を破れば後の二人がいるでしょう」


二人が構えた。
「う゛お゛お゛お゛い、鮫の(ザンナ・ディ・スクアーロ)!!」

「第1の道・地獄道!!」

ドゴオオオオン!!


二人の協力な技が境界線を打ち破る。


「やっと現れやがったか」

「・・・・・」

「ではあなた方も気づいていたと?」

「いんや、わからなかったからそっちが出向くまで待ってたってわけよ」


フィールドを把握してないにもかかわらず、ウーラノスは威張っていた。


「う゛お゛お゛おい、なんだぁ、この生意気なガキは」

「んだと、やってやろうじゃねえか」


「クフフフ、相変わらず血の気が多いですね、では僕はあちらということで」


ウーラノスと一緒にいたディアナは相変わらず黙っていた。





「夢幻の・・・波動・・・」
(確か、骸がそんなこと言ってたな)


「貴様も波動を体験したことがあるだろう、ディアナやボンゴレⅩ世が発動していたところをな」


「!!」


ボンゴレ側は山本だけしか動揺していなかった。

「山本、波動のこと知らないんじゃ」

山本の顔を見て、とっさに口にしたツナ。

「山本のことはスクアーロにまかせていたからな、コラ」


「おそらくスクアーロは教えてねえ」

XANXUSの言葉にみんなは固まった。

「でも一体どうして」

「10年後の時を思い出してみろ、スクアーロは常に自分で乗り越えれるよう奴に言い聞かせたはずだ」

「山本・・・」


「ヴァリアーやアルコバレーノは波動のメカニズムは知っているはずだ、なぜ貴様が知らない」

「・・・・・」

「なら教えてやろう、波動はそれぞれの属性に存在し、その特徴に刻まれたのを元にできている」

「・・・・・」

波動のことを知らない山本はただただ黙っているだけだった。

「晴属性は『無我の波動』、雷属性は『雷霆の波動』、嵐属性は『炎破の波動』、雨属性は『静止の波動』、霧属性は『夢幻の波動』、雲属性は『考陰の波動』、そして大空が『調和の波動』、まあそれ以外にも属性に関係ない波動が存在するがな、波動は並外れた覚悟がない限り、使うことはできない」

「・・・・・そうか・・・だから」

「ん?」

ダダッ
山本がケルベロスに向かって走り出した。

「わかったんだよ、スクアーロがなぜ波動のことを教えてくれなかったかが」

「それがわかったところで我が夢幻の波動は破られない」


山本の表情が鋭くなった。


ドクン ドクン

山本の心臓の鼓動が激しくなる。

「うおおおお」

「!!!」

ブワア

山本から風のようなものが発っせられた。

「な、何~、こ、これは静止の波動!?」


波動を知らないことで油断していたケルベロスに静止の波動を流すことはできなかった。


「くっ、動けない」
ケルベロスは焦った。


「そういえばリボーン、波動のメカニズムを知ってるあいつなら切り抜ける方法を知ってるはずなんじゃ」

「ああ、知ってるだろうな、だが相手の波動に呑まれた時、波動を放った奴の精神が崩れるか、それを越える波動の力で呑み返すしか方法はねえ、それに呑み返す方法はたいていの奴は無理だからな」


山本がケルベロスの頭上に飛んだ。


「時雨蒼燕流総集奥義・時雨之化!!」


ピシャアア


「ぐああああ・・・あれ、切られてねえ」

「ハハハッ、時雨之化は雨の炎を技や敵にぶつけるだけだからな」

「そんなことをして何の意味がある」

「今あんた、一瞬でも切られるってビビっただろ、その精神崩壊が、夢幻の波動が敗れた時だ」

「!!、しまった」


そう、山本が時雨之化を放ったのは相手にトドメを刺す攻撃だと『思い込ませる』ことだった。それにより、一瞬でも恐れを感じたケルベロスの夢幻の波動は山本が凌駕したのだ。

「もうどれが本物かわかるぜ」

「くっ」

ケルベロスの顔がひきつった。

「時雨蒼燕流特式十の型・燕特攻(スコントロ・ディ・ローンディネ)!!」


「ギャアアアアアア!!」


究極の奥義に、ケルベロス、散る。


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