――朝だ。 この朝という時間は僕らを強制的に起こす力が有るらしい。 何故なら、不思議な事に僕は毎朝五時に起きる。 それはこの不思議な力に因ってなのか、それとも僕が単にお祖母ちゃんっ子だったからだろうか。 ぼんやりとした頭を抱えながら、僕はそう考えた。 ――とにかく、目を覚まそう。 そう思って、テレビを付け、冷蔵庫から水を取り出した。 ―――テレビに流れるテロップを見て、僕は瞬間的に口に含んでいた水を吹き出した。 ――何故ならば――。 画面には 「彼」の名前が有ったから、だ。 そう、十月二日。 この日から僕の人生は大きな変革を起こした――。