僕は爆発する。
爆発と言っても肉体が飛び散って周囲もろとも吹き飛ぶ訳じゃない。
感情が爆発する、という奴だ。
何から説明しようか?
まぁ・・・・なんて言うのかな。
僕はヒーローだ。
あ、そこキチ×イだとか思っただろう!?マジ殴るぞちくしょう。
・・・・兎に角、ヒーローなんです、信じてください。
まぁいいや、で、僕がヒーローということは公然の秘密です。
皆知ってます、てか学内どころか町内・・・市内の人なら皆知ってます。
隣の市の人も知ってるみたいです。
こう見えても僕は学校に襲ってきたテロリストを何度か撃退し、銀行にお金を下ろしに行った時に偶然居合わせた強盗をフルボッコにしたりと武勇伝の数は二桁以上に達しちゃってます。
てへっ。
そんな僕ですが、人間なんです。
いや、意味わからないとかそんな目で見ないで下さいよ、直腸引きずり出しますよ?
・・・・・・・で、人間なわけですからね?我慢とかにも限界があるんです。
ほら?僕ってヒーローじゃない?もっと湛えられたり崇拝されたり求愛されたりしてもバチはあたらないと思うんだ。
あれだよあれ!!英雄、色を好むってやつ。
「×××ー!!」
ちょっと!!授業中もとい僕が語っている時に下ネタ言うんじゃねぇよ!!
そして女子は達観者のように微笑むなよ!!あ、Y香ちゃんはいいよ?いいよいいよ、もっと笑ってねー。
「下田の×××ポークビッツ!!」
「ポークビッツパネェよ!パネェ!!」
俺がY香ちゃんの女神の微笑みをガン見してる時に何言ってんだよ!!マジKY!否!!SKY!!!スーパー空気読めない!!!!!
てか下田って俺の名前じゃねぇか!!ポークビッツとかありえねーよ!!せめて魚肉ソーセージでお願いします!!
「うぜー、ちょっと強いからってちょうしこくなや、まじでJKなんだけどよぉ」
「パネェ!パネェパネェ!!下田の顔マジパネェ!!!」
冗談は顔だけにしろとか俺に対する挑戦か!?全世界醤油顔選手権で審査員特別賞を貰ってしまった俺に対する挑戦なのか!?あぁ!?チャレンジャーマジパネェ!!
・・・・ぜぇぜぇ・・・。
何だかどっと疲れたよ、これだから愚鈍でパッパカパーな一般ピープルは・・。
あんぽんたん滅べや。
「あー・・・下田、ここの問題解け。38ページの問5な」
ちょっ!!俺は数学できないの!!ヒーローは義務教育の後はひたすらゆとりなの!!
あ、Y香ちゃん笑わないで!!クスクスってあぁ!!ああぁぁあ!!何かに目覚めそうでゴザルううう!!
ビービービー!!
「お」
「久しぶりだなぁ・・・」
「警報パネェ」
「おら、下田出番だぞ」
うわー・・・SKYに続きBKYがきたぜ、ビックバン空気読めない奴等。
だが仕方ない、これも宿命だ。
俺のヒーローとしての姿を見せてやろう。
それから十数分後。
ふぅ・・・相変わらずこのタイツは着難いな、もう少し楽に着られんものかね。
「あの〜・・・もう良いっすか?下田――シモダレンジャーさん」
おう、待たせたって、シモダレンジャーって何!?
初見てか初耳なんだけどもテロリストさん!!
「いや・・・シモダレンジャーさんの公式ブログとやらで・・・」
ブログ知らねぇぇぇ!!てか俺パソコンもケータイも持ってねぇんだよ!!誰だ勝手に公式ブログ作った奴はぁ正直に手を上げろってY香ちゃぁぁぁぁぁあああああん!!貴方でしたかぁぁぁああ!!??しかも何気にムービー録るなよ!!えへっじゃないよ!!可愛いけどえへっじゃないよぉぉおおお!!!
「あの・・・・僕達帰った方がいいっすかね?ちょっと間が悪かったみたいですし」
そうしろ!!そうしてくれ!!だからY香ちゃん録らないで!!マジ滅茶苦茶にすんぞこのアマぁぁぁぁぁぁぁあ!!!
「あ、えーと・・・じゃあ帰りますね、おい!!お前等撤収するぞ!!」
だからムービー録るなぁぁぁあああああ!!
その後、僕はY香ちゃんごと学校を必殺ダイナマイト☆アタックで消し飛ばした。
今じゃ牢屋の中で臭い飯を食って毎日を過ごしている。
そういえば風の噂で聞いたのだが、Y香ちゃんは無傷の生還を果たし、現在でも勝手に僕の公式ブログを更新し続けているそうだ。
「おい、下田。面会希望だ、出て来い」
え?
「獄中のシモダレンジャーげーっと」
わざわざ録りにくんなボケぇぇぇぇぇええ!!!!
てへっじゃねぇぇぇぇぇぇぇえええ!! |