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ARゲームに挑む我侭姫とプレイヤーたち(旧タイトル:不正破壊者の我侭姫) 作者:桜崎あかり

ステージ3

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エピソード41.5


 草加駅に唐突とも言える登場で驚かせたガングート、彼女はプロゲーマーとしては知名度が非常に高い存在にあった。
それは、別のゲームで有名な比叡やグラーフ等に匹敵するレベルと言えるだろう。
ネームバリューは、ビスマルク程ではないのだが――プロゲーマーで有名なプレイヤーの名前を5人挙げてもらうと、その5人の中には入る程。
その一方で、プロゲーマー以外にもバスト100センチ近くという巨乳であるという部分で――有名なのは言うまでもない。
 しかし、彼女の国籍は何と異世界と記載されている。具体的に何処かは明言されていない。
何故に異世界と書かれているのかには理由がある。日本政府が日本人であるとはっきり否定したからだ。
確かに金髪に巨乳、それ以外の外見にも日本人と言われると疑問を持つ箇所はいくらでもある。
それに――彼女のプロフィールは大半が黒塗り状態と言う異例尽くし。一体、彼女に何があったのかと疑うレベルだ。
 ガングートもゲーマーとしての名前なので本名ではない。それはビスマルクも一緒なので、他人の事は言えないが――。
【まさか、草加市にガングートが現れるとは】
【ARゲームのプレイヤー出現情報掲示板に書かれていたのは、ガセと思っていたのだが】
【海外プロゲーマーもARゲームには興味を持っているという話もある】
【まさか? ARゲームは海外に設置されている情報がない。VRの類似ゲームならば、いくつかあるらしいが――】
【ガングートは日本人と言う噂がある。海外出身というのが嘘らしいぞ】
 ネット上でもガングートの目撃情報を見て、驚いている状態なのだが――。
それ以上にガングートの日本人説、それは別の意味でも衝撃を生み出す事になる。


 ガングートがそもそも日本政府から日本人だと否定されている話――それ自体がねつ造とネット上で言及されているのだ。
彼女の場合は、特に政治的な部分で不利になるような発言が連続している訳ではない。
だからと言って、テロリスト等の様な犯罪歴もない――それを考えれば、日本政府が彼女を日本人と否定する理由が見当たらないと言うべきか。
《ガングートを日本人だと否定する日本政府の語らない真の理由とは?》
 このタイトルで海外のサイトで取り上げられる位には、彼女が有名人と言えるのだろう。
しかし、プロゲーマーと言う事で日本政府が否定すると言うのは――コンテンツ流通的な意味でも逆効果かもしれない。
それは――海外でも言われている事であり、そこが理由ではないともサイトでは言及されている。
《彼女は日本人でありながら、超有名アイドルの存在を否定し続けた》
 海外では超有名アイドルと言われても、ピンとこないのが半数以上を占めていた。
有名な日本人と言えば某映画賞を獲得した映画監督、ハリウッドでも話題の俳優、海外でも爆発的人気のあるアニソンアーティストを挙げるブロガーが多いだろう。
超有名アイドルと言われて、グループ名を言われると『ゴリ押しや炎上マーケティングを広めようした』と言う批判が多い。
 こうした事情もあってか――大手芸能事務所のAとJに関しては海外進出はせず、日本国内だけで拝金主義とも取れるような炎上マーケティングを繰り返している。
このやり方に異論を唱え、芸能事務所を壊滅寸前まで追い込んだのがガングートだと言うのだ。
その当時にはガングートとは名乗っておらず、おそらくはデンドロビウムのように別の前で活動していた可能性が高い。


 海外のサイトを見て、ガングートに警戒感をむき出しにしていたのが――実はアルストロメリアだったのである。
ふるさと納税のシステムを利用して生み出されたアーケードリバースにとって、黒船とも言えるガングートの存在は――脅威なのだろうか。
「ガングートが――草加市に? 一体、どういう事なの」
 アルストロメリアは、自宅のキッチンでそばめしを作っていた。丁度、お昼を食べようと言う事なのかもしれない。
テレビのニュースでガングートの事を言っていたのではなく、テーブルに置いたARガジェットから流れてきたARゲームニュースで特集されていた物だ。
ニュースでもガングートの存在は注目しており、彼女のプロゲーマーとしてのスキルがARゲームでも発揮されるのではないか――と期待している。
 彼女はガングート本人に興味がある訳ではない。彼女の様なプロゲーマーがARゲームに来る事で環境が荒らされる可能性を懸念していた。
ARゲームでも多くのプレイヤーを呼び込もうと、様々なコラボや企画などを出しているのだが、それらが運営の想定通りに上手くいくとは限らない。
稀にネット炎上を招き、それがサービス終了の引き金になる事は分かり切っているのに。
 さすがに、アニメ系のソシャゲで実写アイドルを投入すれば――ファン以外にとっては誰特だろう。
アイドル投資家を呼び込もうとしても、コンテンツ消費者におけるアイドル投資家は1%未満――その原因を生み出したのが、ガングートなのだ。
芸能事務所にとっては悪魔の存在、その法人税で国家予算の80%を――。
「芸能事務所のアイドルだけが売れても、大多数の人間が得する訳ではない。それは――政府も分かっていたはずなのに」
 ガングートが超有名アイドルの芸能事務所をチートと認定し、環境をとことん荒らしたのは言うまでもない。
それが超有名アイドル事変とアカシックレコード内でもWEB小説の題材で扱われる――大事件の始まりだった。
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