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ARゲームに挑む我侭姫とプレイヤーたち(旧タイトル:不正破壊者の我侭姫) 作者:桜崎あかり

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エピソード38


 ハンゾウの一件は、数時間後に拡散――と思われたが、速度が鈍い状態だった。
何故に拡散速度が遅いのかは定かではない。拡散されると困る事案があるのかもしれないが、その理由が分からないのだ。
「草加近辺で事件が――何が起きているのか気になる所だが」
 タイムラインで流れてくるニュースをチェックしながら、ビスマルクは独自で情報を集めようとも考える。
しかし、ハンゾウに関する情報は――ネット上でも発見する事が困難と言う状態だった。
何故、拡散されていない理由が分からない直近の事件以外でも、情報の発見が難しいのかと言うと――検索避けや検索妨害の可能性が高い。
 何処までが検索妨害なのかは分からないのだが――ハンゾウと検索してもコスプレイヤーの画像ばかりだ。
もしかすると、コスプレイヤーでハンゾウという同名の人物がいるかもしれないが――それだけが理由とも思えない。
「ハンゾウ――名前の由来は服部半蔵であるのは明白だが、それでも情報が出てこないのはおかしい」
 ビスマルクが思ったのは、ハンゾウの名前の由来が服部半蔵という忍者であることが明白なのに――情報が出てこない事である。
それが一種の検索妨害や検索避けにも影響しているのかは、分かっていない。


 午後2時、ヴィスマルクがある噂を聞いてアンテナショップにやってきた。
何故に彼女が姿を見せたのか――それは分からない。ビスマルクに興味があって姿を見せた訳ではないのは事実だが。
現地に到着し、周囲を見回している頃には既に帰っていたらしいのだが――行き違いだろうか?
「既に姿がないのは――」
 ヴィスマルクは既にアーマー各種を装備した後であり、アーケードリバースのエントリーも終えていた。
その関係もあって、1回はプレイする事に。一部で有名なプレイヤーも混ざっていたので、骨折り損と言う訳ではないオチも付いている。
「さすがに、プレイし始めの頃はチートプレイヤーの多さに閉口したが――」
 ヴィスマルクはプレイ初期のマッチング率を踏まえ、あまりにも当たり過ぎたチートプレイヤーに対し、閉口するしかなかった。
アーケードリバースのゲームバランスとしては、チートの様な存在を使わなくても問題はない位なのだが――。
「今となっては、悪目立ちするようなチートは減っている。色々と運営が動いた結果か?」
 ヴィスマルクも別プレイヤーのマッチングなどを見ていて、チートと具体的に分かるようなプレイヤーが減っている事には一定の評価をする。
しかし、それでも完全根絶となると色々と課題は多いだろう。他のゲームで使えるようなアプリやツールなどもARゲームではチート扱いになる。
こうしたアプリ等をどういう扱いにするか――課題は山積みだ。


 それとは別に情報を集めていたのは多数いるのだが――その中でも変わった情報を集めていたのは、ハンゾウだった。
彼女は青騎士ハントをしている一方で、ARゲームのチートプレイがどれ位の規模なのかを調べていたのである。
「ゲームバランスが若干崩れるのは――許容範囲として、これだけのチートプレイヤーがいるのはどうしてなのか」
 ARメットを脱ぎ、そこには若干の覚えがあるような外見をしている為か――彼女に近づこうとした人物がいた。
その人物は、以前にJKを思わせる外見で姿を見せた――あの人物に似ていたのである。
「あなた、何処かで見覚えが――」
 声をかけたのは、山口飛龍やまぐち・ひりゅうである。彼は過去に似たような外見の人物を見た事があり、その顔にも覚えがあった。
それを踏まえて何かを尋ねようとしたのだが――。
「あなた、武者道の山口飛龍ね――都合がいいわ」
 彼女は山口の出現に対し、自分にとっても情報源になるだろうと考えていた。
逆に山口も、彼女の正体を探ろうとしていたので――この場合は利害の一致と言う可能性もある。
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