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不正破壊者の我侭姫 作者:桜崎あかり

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エピソード31-2

>2017年4月21日付
誤植修正:違い9ます⇒違います

 動画サイト主催イベント、そこで草加市が展示したのがアーケードリバースだった事はあまり知られていなかった。
実はアンテナショップのスタッフにも知らされておらず、この事実を知っていたのが一握りのスタッフだけだったのは展示後だったと言う。
これは情報が外部に流出し、それが雑誌のフラゲ等のようにまとめサイトで取り上げられる可能性を懸念した物だろうか。
「今を思うと、我々さえも草加市の出方を見極めなければいけなかった――と言う事か」
 武者道のデータルーム、そこに置かれたパソコンでイベントのレポート記事を見ていたのは山口飛龍やまぐち・ひりゅうである。
彼も幕張のイベントは午前中に敵地への視察と言う形で見学をしていたのだが、ARゲームのコーナーはスルーに近かった。
この時に訪れたのが、カードゲームのブース、アナログゲームのコーナー、実況者コーナーと言った物で、ARゲームのスペースは企業系しか訪れていない。
 企業系ブースでもかなりの技術が発表されており、その進化は日進月歩と言える位のクオリティだったと言う。
町おこしと言う意味で一部の都道府県が展示を出していたという話を聞いたのは、午後に訪れた同じ会社のスタッフ経由である。
『――妙な物を発見したのですが』
 電話の際、カードゲームブースの噺以外にも発見したような口ぶりをしていたが、最初は全く気にもしていなかった。
だからだろうか? 実際に聞いた時に衝撃を受けたのは――。


 午後からは仕事で別の場所へ向かう必要があり、山口は北千住へ向かう電車の中、タブレット端末でイベントレポートを見ていた。
そこには実況者ブースが人気であった事、スポーツコーナーで有名選手のパフォーマンスが行われた事も報告されている。
しばらくして、北千住に到着した辺りで電車を乗り換える必要があったので――竹ノ塚方面へ歩き始めた所だった。
その時にスマホから着信があったのである。スタッフからの着信と分かったが――この時間に連絡をする予定はなかったはず。
「妙な物?」
『企業ブースのARゲームに関しては情報をまとめているのですが、実は別のブースでもARゲームを――』
「別のブース? 実況者や同人コーナーにはなかったが」
『違います。市町村の観光ブースですよ。こっちも、意外な所に置かれていたので気づかなかったのですが』
「観光ブース?」
 山口は観光ブースと聞き、そこは特に見回っていない事を報告する。
そして、男性スタッフの方は若干慌てているような様子で報告をしようとしていた。しかし、落ち着くように山口は指示した。
『――自分も驚きました。まるで、ラノベですよ! ARゲームでサバゲを展開するなんて』
「サバゲ位であれば、聖地巡礼のような形でフィールドを解放している自治体もある。驚くような事では――」
『違います。リアルのサバゲではなく、FPSをリアルフィールドで行うのですよー―』
「FPS!? それは、どういう事だ?」
 山口が驚くのも無理はない。FPS、それは一人称視点で展開されるシューティングゲームであり、海外では人気ジャンルのひとつとなっている。
どれほどの人気かと言うと、イースポーツの種目に選ばれるほどだ。
日本では決して絶大な人気があると言う訳ではないが、近年では海外ゲームに負けないような作品もリリースされ、日本独自のコミュニケーションも出来つつある。
『自分も目を疑いましたよ。地域振興と言う意味でFPSを展開する事には』
「地域住民の理解を得るのには、時間がかかるようなジャンルだからな」
『それをクリアしての発表らしい事にも、正直言って驚きました』
「クリア? それは、どういう事だ? ARゲームの様な特殊ジャンルで周辺住民の理解を得るなんて――」
 この後もスタッフから話を聞いたのだが、色々と話が重複するような物もあって、突然の発表に近い物があったのかもしれない。
それを展示していたのが草加市のスペースだった事も、スタッフが会社に戻ってから聞いたような物である。
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