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ARゲームに挑む我侭姫とプレイヤーたち(旧タイトル:不正破壊者の我侭姫) 作者:桜崎あかり

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エピソード12


 アーケードリバース以外の話題だが、ある動画が話題になっている。
【ヒールレスラーのソレとは比べ物にならないだろ】
【相手側もチートを使っていたという事を差し引いても、これはひどい】
【一体、奴はチートに何の恨みがあるのか?】
【冗談じゃないぞ!】
【アレがリアルチートとでもいうのか?】
 ネット上のつぶやきでも、この人物に対しての批判的な意見が拡散している。
実際、ネット炎上目的で炎上させているような人物の膨張や捏造による発言ではなく、膨張も捏造も何もないのだ。
それ程に、この人物の存在はARゲーム運営でも危険視するようになったのである。
いくらなんでも、チートプレイyた―に対する制裁レベルが低い運営もいるのだが――。


 その人物は、身長190以上の長身女性――黒髪のロングヘアーにメガネをかけている。
メガネがARバイザーの役割をしている訳ではなく、ARガジェットは別に所有している可能性が高いだろう。
対戦相手は、身長2メートル以上のパワードスーツである。装備的にも、女性の方が圧倒的に不利と言える。
このバトルはアーケードリバースに代表されるFPSやTPSではない。いわゆる、対戦格闘ゲームと呼ばれるジャンルだ。
1ラウンド3分、3ラウンド勝負という格ゲーではなく格闘技に近いルールで行われているのだが――。
【アレは圧倒的に不利だな】
【相手は男性だと聞く。ハンデがあり過ぎないか?】
【格闘技ベースなのは勝利条件のみ。基本的に、AR格闘は何でもアリだ】
 このゲームは、あくまでもARゲームである。実際の格闘技のルールがコピペレベルで導入されているはずもない。
中には柔道や相撲と言ったスポーツであれば、そちらはルールも同じかもしれないが、これは総合格闘技と言うよりもストリートファイトである。
「これで、貴様も終わりだな! アイドルグループを馬鹿にした事を――」
 パワードスーツの人物が女性の方に間合いを詰めるかのように接近するのだが、その最中に迂闊な事を発言してしまった。
これを聞いた女性の方は、目の前から姿を消す。そのスピードに、パワードスーツの方も反応するのだが――。
「ARゲームで超有名アイドルのグループ名を具体的に出す行為は、宣伝行為として禁止されている。そして、それは――負けフラグに直結する」
 彼女の方は、左腕のトンファーらしき武器で相手を気絶させる。そこで、勝負は決していた。
しかし、彼女のターンは終わっていなかった――厳密には、彼女なりの制裁が始まったと言ってもいい。
「そして――チートプレイヤーは、その多くが芸能事務所から賄賂を受け取って、特定コンテンツを炎上させようとする!」
 無表情とも言える状態で、彼女はダウンしているパワードスーツの人物に対し、トンファー~変形させたパイルバンカーと呼ばれる武器で頭部に集中攻撃を仕掛ける。
これに関してはジャッジの方も止めようとするのだが、そのジャッジが止められない状態にあった。
それもそのはず――相手はジャッジが介入できないように不正アプリをガジェットにインストールしていたのである。
「話すのよ! 何処の芸能事務所の差し金か! そして、何処からチートアプリを手に入れたか!」
 彼女の容赦のないとも言える攻撃は続く。次第にパワードスーツには亀裂が入り、最終的にはパワードスーツが割れた。
これによって勝負は彼女の勝利――となるはずだったが、それでも彼女の怒りは収まらない。


 動画に関しては、ここで終了していた。勝者は、女性の方である。相手はチートアプリの使用で反則負けの判定を受けた。
しかし、彼女のやり方が正しいと言われると――やり過ぎと言って間違いはない。
【デンドロビウムでも、ここまではやらないだろう】
【なんて奴だ!】
【チートプレイヤーは人間じゃないとでも言う様な――】
【これは明らかにネット炎上勢の格好の餌だ】
【訴訟が来てもおかしくないぞ! これは――】
 動画のコメントでも過激な発言が動画内に流れている。
これでも下ネタ等を含むような物等は削除されているので、これでも――ある程度は抑えられている程度だ。
彼女の名は北条高雄ほうじょう・たかお不正破壊者チートキラーを自称する彼女のやり方は――明らかに常人ではなかったのである。
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