ある日。
「豪華客船の旅?」
「そっ!蘭とガキンチョとおじさん、一緒に行かない?」
園子が言う所によると、チケットが余ったらしい。
「うん。その日は予定ないから。」
「よかった!じゃあ私、用事あるから、また明日ね!」
「うん、バイバイ!」
「豪華客船の旅か…」
「どうしたの、蘭姉ちゃん。」
「そうだ、今度船乗らない?本当は新一と乗りたいんだけど…」
「…僕、用事あるから行けない。ゴメンね。」それから俺は、博士の家に直行した。
「なに?解毒剤が欲しいじゃと!?」
「今度船に…」
「わかったわ。貴方は反発しても聞かないから…」
と言って、解毒剤を渡す。
「サンキュ―な、灰原!」
「無理はしないでね。」
「分かってるよ。」
そして、毛利探偵事務所に戻った。
「ねぇ蘭姉ちゃん、あのチケットちょうだい!」
「えっ?いいけど…」
「ありがとう!」
そして、当日…
「うわぁ〜!大きい!」
「来てよかったでしょ、蘭。」
「うん!」
客船に乗ると…
「すご〜い!」
「ねぇ、あれってもしかして…新一君!?」
「嘘…新一!」
新一がこっちを振り向いた。
「蘭!」
「どうしてここに?」
「え?あ、あのメガネのぼうずに呼ばれたんだよ!」
(コナン君…)
「それより新一君、双子だったの?」
「えっ?」
この場にいた全員が、目を疑った。
「新一(君)が二人ィ〜?」
「ねぇ蘭、どっちが本物?」
「たぶん…最初に会った方。」
「お前もしかして…怪盗キッド!?」
最初に来た新一が言う。
「その通りですよ、名探偵。」
後で来た新一が言う。会場が騒然とした。
「なぜここにいる!今日は盗む物はないはずだが?」
「名探偵が、元の姿に戻ったのかと思ってさ。」
「俺はまだ完璧に戻ってないぜ?あと何日かしたら、またコナンに戻る。」
「…ちょっと…新一(君)?」
「え?」
「どういうことか説明しなさいよ!」
「あの、だから、これはだな…。」
俺は仕方ないから、蘭と園子だけに事情を説明した。
「そんなことが…」
「なんだ、新一君も結構悲しんでるんじゃない。」
「でも、真実話してくれてよかったよ。新一。」
「ああ。」
船の中で聞いた本当の真実。それは、私の心の中に、ずっと残り続ける…。 |