ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
第3話 運命論とおもちゃネズミ
「わたしはドレスデンで時計屋をやっていた。小さな店で気に入った時計・・・多くは古道具屋で見つけた壊れた時計を修理して売ったり、壊れた時計の修理をしていた。そこへクラリッサがやってきた。
 わたしは、一目見るなり頭の中が真っ白になって何も考えることができなくなってただただ彼女を見ていた。光が差した、と思った。明るく、美しく、暖かい光だ。薄暗い店内に花が咲いたようでもあったし、わたしの人生に思いもよらない明るい色が芽生えたようでもあった」
「運命の出会い、ですわね?」
「うむ・・。そこまでの確信はなかったが・・、わたしは自分の人生をなかば以上あきらめておったから、とにかく思いもよらない驚きがとどろいたのは確かだ。
 クラリッサはわたしを『時計屋さん』と呼んだ。その通り、わたしは時計屋だからね。そこでわたしはようやくはっとしていらっしゃいませと声を出したよ。彼女は輝くようなとびきりの笑顔を浮かべてね。
『あなたは時計屋さんですね。それではぜひこの時計を直してくださいな』
 とバッグから一つの懐中時計を取り出した。金色の一目で高級品と分かる物だったが、受け取ってふたを開いて驚いた。時刻を表す文字盤の周りにさらに三つの輪があった。見るとそれは太陽と月の位置を表す物、一年の日付を表す物だった。太陽と月はただグルグル回っているだけではないようだった、太陽は日の出日の入りの時刻を境に徐々に丸い窓の色が変わっていき、月は満月から三日月、新月へと窓の形が変わっていくという驚くべき仕掛けの物だった。
 わたしは興奮した。こんな時計見たことがなかった。もちろん大きな置き時計では昔から凝った仕掛けの物がたくさんあったが、こんな小さな懐中時計でこれほどの仕掛けの物は他に知らない。それにそれは裏に刻まれた文字の摩耗具合から見て相当古い年代物だった。いったいどれほど前の物か、相当名のある職人の作品に違いない。
 わたしは目の前の彼女の存在さえ忘れるほど興奮して慎重に内部を開いた。そして驚愕し、困惑した。細かな部品がぎっしりつまり、複雑で、どこからどう手を付けていいのかさっぱり分からなかった。
 彼女は直せますか?と訊いた。わたしは正直に分かりませんと答えた。彼女はわたしは旅行者で七日間この街に滞在します、その間にぜひ修理してくださいと言った。世界中旅行して回ってこれはと思う時計屋に修理をお願いしてきたが、修理のできる時計屋はいなかった、あなたにはぜひ直していただきたい、とまた輝くような笑顔をした。わたしはその笑顔に応えたくて、つい、では七日後に、と答えてしまった。
 彼女が帰ってしまってからわたしは震えだした。機械はあまりに複雑で一度分解してしまったら元に戻せるかどうか恐くなってしまったのだ。わたしは自分を叱りつけながら必死になって作業した。部品一つ一つを記録し、慎重の上にも慎重に作業を続けた。そしてようやく一つ小さな歯車が欠けているのを発見し、作り直し、一つ一つ確認しながら組み直していった。ふたを閉め、ゼンマイを巻き、時刻を合わせ、果たして動くか息を詰めて見守った。
 時計は、直ったよ。針はチクタクと正確に時を刻み、太陽も月もゆっくり回りだした。見事なものだった。
 五日間、一睡もせずに作業し、二日間、昼夜も分からずに眠りこけた。
 ハッと目を覚まし、夢ではなかったかと慌てて時計を見て、動いているのを見て心底ほっとした。彼女が約束通り訪ねてきて、わたしは意気揚々と時計を差しだした。彼女は弾むように言ったよ。
『まあ、直してしまいましたの? 困りましたわ、私、うっかり言うのを忘れておりまして、家訓によって私はこの時計を直した方と結婚しなくてはならないのです。あなたは私のお婿さんになってくださらなくてはなりませんのよ』
 わたしはまた夢を見ているのだと思ったよ。それともからかわれているのかと。しかし彼女のわたしを見つめる目は誠実で、わたしは、なぜか泣いてしまった。自分の人生に起こるはずのないことが起こった。天が与えてくれた奇跡。いや、彼女そのものが女神のように思ったよ。
 それが、わたしとクラリッサの出会いで、わたしはもちろん喜んで彼女の家訓に従い、わたしたちは結婚した」
 クララはうっとりと夢見る瞳になっていました。二人の出会いがこんなにロマンチックなものだったとは知りませんでした。
 おじさまはちょっと照れくさそうに笑いました。
「家訓なんて言うのは嘘だろう。わたしたちは彼女の強い希望でイギリスに渡ったが、そこに彼女の家はなかった。あるのかもしれないが、わたしは知らない。わたしは彼女の家族も知らない。わたしたちは二人で新しい家を見つけ、そこに二人きりで住んだ。わたしは何も欲しいとも知りたいとも思わなかった。彼女といることがただただ幸せだった」
 おじさまは深く目を閉じ、噛みしめるように微笑みました。
 クララにはその微笑みが泣いているように見えました。おじさまの幸せはあまりに短いものだったのです。
 おじさまは目を開け、言いました。
「彼女は、そう、本当に女神だったのだよ」
 クララにはその言葉の意味は解りません。一つ思い当たるのは、おじさまの祖国ドイツは今やイギリスよりはるかに悲惨な状態にあり、おじさまの暮らしていた街ドレスデンはその中でも特にひどい状態だそうです。おじさまがこの戦争を逃れてイギリスに渡るためにはかなり差し迫ったタイミングだったのです。その後ドイツは戦争に向かってどんどんどんどん悪い方向に進んでいきました。
 クララはおじさまを見ます。おじさまはもっと背の高い颯爽とした方だったと記憶していました。ところが今日会ってみると、背は思っていたよりずっと低く、肩はなだらかに下がり、ときおり猫背が気になります。顔のしわは深く、多くなり、所々シミが目立ちます。元々グレーだった髪の毛もほとんど真っ白になっています。
 ずいぶんお年を召した、と思ってしまいます。自分が成長したせいもあるでしょうが、おじさまがずいぶん力無く見えてしまいます。お年は確かまだ六十前のはずですが、こうして見ると七十過ぎの老人のように見えてしまいます。
 しかしおじさまはチャーミングないたずらっぽい目でクララの顔を覗き込みました。
「クララ嬢は誰か好きな相手ができたのかな?」
 クララは頬をかあっと赤くして、うろたえ、悩ましく考え込んでしまいました。
「さあ、どうなのかしら?・・・」
 おじさまはじっと辛抱強くクララの次の言葉を待っています。クララはそんなおじさまをチラチラ盗み見て、観念したようにため息をついて身を乗り出しておじさまの顔を見つめ返すと念を押すように言いました。
「おじさま、どうか笑わないで聞いてくださいね。
 ええ、そうです、わたし、好きな人ができました。
 と・・、思います。
 いえ、たしかに好きなんです」
 クララの好きな相手、それは近所の幼なじみの同い年の男の子でした。幼い頃は他の男の子も女の子もいっしょになってわーわー騒いで遊び回っていました。その中でその子はクララに意地悪ないたずらばかりして嫌な子でした。でもクララも仲間といっしょにけっこう乱暴な復讐を果たしていたのでおあいこだったかもしれません。意地悪はさんざんされましたがいじめられたというのとは違っていたように思います。
 それが、このところ急によそよそしくなったかと思うと何かの拍子にやたらと親切にしてくれたりするようになりました。そしてとうとうついこの間の終業式の後で二人きりになり、「好きだ」と告白されてしまいました。クララは特に鈍感な方ではありませんし、周りの女の子たちはもっと積極的なので、彼の自分への特別な感情には気付いていました。クララもだんだん彼を特別な目で見るようになっていっていました。しかし、告白されたときクララははっきりした返事はせず、言葉を濁して逃げ出してしまいました。とても嬉しかったですし、彼にその気持ちだけは伝わったと思います。
 でも、クララは一方で思います。
 彼は運命の人なのだろうか?
 彼は運命の人ではない、ような気がする、と・・・
 クララはよくお友だちからあなたはどうも夢見がちねと言われます。自分でもそう思います。運命や奇跡といったものを人より強く信じてしまいます。でもそれは女の子たちの大好きな星占いやタロットカードなどを信じると言うのとも違います。
 自分には生まれながらに何かしらの強い運命に結ばれた人々がいる、と、そう思うのです。
 根拠は何もありません。それこそ生まれながらに自然にそう思うようになったとしか言いようがありません。しかしだからこそそれは理性では否定しようのない絶対的な確信としてクララの心を支配しているのです。
 そして、残念ながら彼は自分のその運命に結ばれた相手ではないと、どうしても思ってしまうのです。
 こんな馬鹿げたことで悩んでいるなんてとてもお父様やお母様には言えません。兄フィリップなんて論外です。
 おじさまは口許に静かな微笑を浮かべ愛情溢れるまなざしでじっとクララの悩みを聞いてくれています。
「おじさま、笑わないでくださいね。実はわたし、おじさまをその運命に結ばれた人々の一人と感じているんです。ですから、おじさまになら正直に悩みをうち明けられると決心したんです」
「なるほど。それはとても光栄だが、さて、果たしてわたしにその悩みに答える資格があるだろうか」
「おじさまはクラリッサおばさまをご自分の運命に結ばれた相手とお思いになりませんでした?」
「それは知っている」
 おじさまは嬉しそうにゆっくり頷きました。
「クラリッサはわたしを捜し出し選んでくれたのだ。まさしくわたしたちは運命に結ばれた関係だった」
「そうでしょう?」
 クララは思わず前のめりになり目を輝かせました。
「わたしにも必ずそういう相手がいると思うのです。会った瞬間にああこの人だと直感で分かるような運命の人が」
 勢い込んで言ったものの、クララは表情を暗くしてしゅんと下を向いてしまいました。
「彼には、そういう確信的な直感を持てないんです。彼は、わたしの運命の相手ではないんです」
「ふむ、白馬の王子様だね」
 いやいやとおじさまは急いで否定しました。
「君を子どもだとバカにしているのではないのだよ。
 わたしもたしかに誰にでもそういう結ばれるべき運命の相手というのがいると思っておる。わたしはクラリッサに巡り会えて本当に幸運であった」
「おじさまもクラリッサおばさまを待っていらっしゃったのじゃありません?」
「いやあ・・、わたしのはそんなロマンチックなものではない。わたしは自分の人生などすっかりあきらめておった。どうしてそう思っておったのか、それはそれこそ運命としか言いようがない。自分の人生はそういう運命にあるのだと、そう思い込んでいた。だから若い頃からずっと時計ばかり相手にしてきた。
 クラリッサは、わたしを自分の人生の運命からすくい上げてくれたのだ」
 おじさまのドイツでの暮らしがどんなものであったのか、おじさまがなぜそこまでご自分の人生を思い詰めていらっしゃったのか、クララには分かりません。でも、おじさまの人生は劇的に変わったのです、運命の人クラリッサおばさまとの出会いによって。
 おじさまは言葉を続けます。
「わたしはとても幸運だった。こんなに幸運なわたしが言っても良いものか分からないが、
 クララはその彼を直感で運命の人ではないと思うのだね?では、彼を好きになったのは何によるのだろう?」
「それは・・・・・」
 どう答えたらよいのか分かりません。
 人をどうして好きになるのかなんて、言葉でどうこう説明できることではありません。
 迷うクララにおじさまは満足そうに頷きました。
「そう、人を好きになるとは理屈でどうこう言えることではないだろう。彼はクララの運命の人ではないのかもしれない。それでもなお彼に惹かれ、その気持ちを言葉に表せないのだとしたら、それはクララがその彼を本当に好きだと言うことではないのかな? つまり、クララの心が別の運命を選んだのだよ」
「別の運命・・・」
 それは分かるような気がします。でも、それではなぜこんなに悩まなければならないのでしょう?
 本来あるべき運命にそれだけ強い結びつきを感じているからではないでしょうか?
 あまりすっきりしないクララの顔におじさまも困った笑いを浮かべました。
「運命というのは確かにあるのだろう。我々がこの世に生を受けたのも運命のなせる業だ。それでは人は常に運命に従って生きなければならないのか? 運命から外れた別の道を歩んではいけないのだろうか? そんなことはないだろう、道は常にたくさんあるのだ、と、わたしも今は言える。運命に従うのが常によい道とは限らないだろう。一生懸命良い道を探れば、たとえ一時本来の運命から遠ざかろうとも、いつか必ず正しい運命に帰ってこられると、わたしはそう思う」
 おじさまはクララの恋を積極的に肯定してくれています。クララもおじさまがそう言って励ましてくれるのを期待していたはずです。それでもどうしても自分の気持ちに素直に従えないのです。
 クララのそんないらだちもおじさまは辛抱強く見守ってくれています。
「クララや。今日はもうお休み。今晩はクリスマスだ。きっととても良い夢が見られるよ」
「でも、おじさまは明日には発ってしまわれるのでしょう?もっといろいろお話ししたいわ」
「そうだな、わたしもクララ嬢ともっともっと話していたいが・・・」
 おじさまはあきらめた目でクララをじっと見つめ、愛しそうに頭を撫でました。
「もう時間がない。早くこれを直してしまわなければわたしはいつまでも眠れない」
 残念ですがクララも頷かざるをえません。おじさまを困らせてくたびれさせてはいけません。
 クララはおじさまにお休みのキスをしました。
「お休みなさい、ドロッセルマイヤーおじさま。おじさまもどうぞ良い夢を。おじさまが来てくださって本当に本当に嬉しかったわ」
 おじさまは優しく頷きました。
「お休み。クララ」

 クララは二階の自分の部屋へ上がって着替えるとベッドに入りました。窓の外、カーテンを透かしてボソボソと大きな固まりの雪が降っています。もうずいぶん積もったのではないでしょうか。
 クララはいったん目をつむりましたがすぐに開いて薄ぼんやりした天井を眺めました。華やかに飾られたクリスマスツリー、にぎやかないとこたち、オルゴール人形の見事なバレエ、優しいおじさまの笑み、意地悪なフィリップ、そして好意を寄せる彼の不安を抱きながら期待を寄せる熱っぽいまなざしが、ふわふわ幻に浮かんでは消えていきます。
 クララは彼の告白に応えられなかったことが申し訳なく、好きなのに煮え切らない自分の気持ちがもどかしく、胸がジュクジュク湿って痛みました。
 運命の白馬の王子様。
 子どもっぽい空想にクララは笑って、はあと虚しくため息をつきました。
 良い夢を、とおじさまは言ってくれました。
 そう、クリスマスの夜ですもの、きっと、夢の中でくらい運命の人と会えるに違いないわ。
 クララはそう思いながら再び目を閉じました。

 どのくらいたったのでしょう、ウトウトしながら急にパッチリ目が開いてしまいました。
 何かしら?
 頭の中というか、胸の内に妙に強く訴えかける雰囲気があります。まるで幽霊でも現れてクララをじっと見つめているような。恐る恐る部屋を見渡しましたがそんなものは立っていません。
 クララは冴えきった目にイライラしながらベッドの上に起き上がりました。
 驚くほどしーんと静まり返っています。降り積もった雪がありとあらゆる音を吸収しているのでしょう。外は真っ暗で、相変わらず雪が音もなくボソボソ降り続いています。
 もうしばらく眠れそうもありません。せっかくのクリスマスの夜に夢を見損なってしまいました。
 おじさまはまだ修理をしてくださっているのかしら?
 そう思うともう気になって仕方ありません。
 そっと覗きに行くことにしました。
 廊下に出ても真っ暗で、物音一つ聞こえません。兄たちは一階の奥のティールームに追いやられたようですが、距離はありますがなんの音も聞こえてきません。真夜中になってさすがに解散したようです。
 毛のスリッパを履いた足でそーっと音を立てないように気を付けながら階段を下りていきます。大きく立派ではありますが屋敷はもう古くてあちこちガタが来ています。一階に下りると少し先に居間の入り口があります。大きな二枚の黒いドアです。金のノブに手を掛け、軋ませないようにそーっと回し、ドアを静かに少し開けた途端、
 ガタン、ガタガタガタン、
 大きくはありませんが激しい物音がしてクララは心臓が飛び上がるほどびっくりしました。
 鳥かごに入れられた小鳥が何かに驚いて暴れているような音です。
 灯りは漏れてきません。おじさまはもう修理を終えてご自分の客室に引き取ったようです。ガタガタ音はまだ続いています。不規則に激しく、やはり何かが暴れているような雰囲気です。
 そう言えばここにはあの人間そっくりの二体のオルゴール人形たちがいたのだわと、その二体が暗闇の中暴れている様を想像してクララは背筋がゾッと寒くなりました。
 隙間からそーっと中を覗きました。真っ暗な中かすかに開いたカーテンの隙間にクリスマスツリーのてっぺんのお星様がシルエットになって浮かんでいます。その下の影のところでガタガタガタガタ物音が続いています。やっぱりあの人形たちが動いているのだとクララは脚がガクガク震えてきました。
 逃げだそうにも足が動かず、暗闇に目が慣れてくると床にさらに別のものがうごめいているのに気付きました。わさわさわさわさ。なんだろうとよーく目を凝らしてクララは髪の毛がザワッと逆立ち、全身が鳥肌立ってブルルッと震え上がりました。
 ネズミたちです。何十匹というネズミたちが群れ集まって、脚に取り付きよじ登ってこようとするネズミたちを追い払おうと二体のオルゴール人形が必死に暴れているのです。
 クララは特にかわいいコロンビーヌ人形が痛ましくていっしょに身のよじれる思いがしました。
 ピエロのダブダブの服をひっつかんでとうとう一匹の大きなネズミがその胸元をよじ登り、首に取り付きました。
 そのネズミは勝ち誇ってギギギギギと鳴きました。あれ、どこかで聞いたようなと思ったら、パッとクリスマスツリーのお星様が光り、飾りの銀色金色緑色赤色のボールやモールが眩しく輝きました。
「ひー、助けてくれー!」
「お願い、そんなひどいことしないで」
 ピエロは爪でガリガリ引っ掻くネズミをなんとか引き剥がそうと必死になり、コロンビーヌは慈悲を請うて哀願しました。
「やかましい! あたしはおまえらなんか用はないんだよ!」
 ピエロをガリガリやっていたおもちゃネズミが嫌なギーギー声で言いました。頭にお人形のお姫様から奪ったかわいい金の冠をかぶって、どうやらこのネズミはメスだったようです。
「やい、こら、くるみ割り人形! 隠れてないでさっさと出ておいで! でないとこのでくの坊の首を噛み切っちまうよ!」
 おもちゃの女王ネズミはピエロの首をガリガリかじりだし、ピエロはヒーと悲鳴を上げました。
 クララはジーンとしびれる頭で思いました、
 これは夢だわ、
 と。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。