ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
序 作者より
 この物語は「私版眠れる森の美女」「白鳥姫」に続く「黒魔女カラベラス物語」の第3編、シリーズ完結編です。これにてこの物語世界は完全に終結しますが、前の2作品とはまるっきり趣の違う作品になっています。
 これはとても長く、かつ難しい内容のものになっています。
 あからさまに政治的な主張と、偏見に満ちた社会観歴史観を示しているため、読まれる方の多くがきっと反発と強い拒絶を感じるでしょう。

 しかし、作者はこの物語をとてもとても読んでいただきたいのです。

 そもそもこの物語を書く動機は何かと言いますと、わたしはずうっと「理想の社会、理想の世界、理想の生活」を具体的に描いた作品を書きたいと思っていました。それを実現したのがこの作品です。
 本来これはこぢんまりとした可愛らしい小品になるはずでした。しかし現実の世界がそれをさせず、グロテスクに肥大したモンスターのような大作になってしまいました。
 作者としては精いっぱいエンターテイメントとしてサーヴィスし、楽しく読んでもらえるように力を尽くしたつもりです。それもすべて出来るだけ多くの方にこの内容を読んでほしいと願ってのことです。
 おそらくこれを読むほぼ全員の方から反発と拒絶を招くだろうこの「くるみ国」の有り様を、わたしは正しいと思います。きっと、このくるみ国のやり方なら、今現在の現実に起こっている諸問題はたいてい解決できるのでは?と思っています。
 そう、この物語にはそうした多くの社会問題や国際問題、そして今や確実に現実になりつつある破滅的な環境問題を取り上げ、この物語の中で「くるみ国」はことごとくそれらの問題を解決しています。

 平和で豊かな世界の実現など簡単なのです。

 では何故それが現実に実現できないか? その原因と今回魔女クラリスは戦います。
 その巨大すぎる敵に彼女が勝利できるのか? 見極めていただけたなら幸いです。

 なお、この小説はまだ義務教育を終えていない年少者には不適切な内容を多く含んでいると考えられます。作者自身は読んでもかまわない、むしろ是非読んでほしいと思っていますが、読む方は、ここに述べられる価値観がかなり特殊なもので、世の中には決してふつうに受け入れられず、作中でも述べているように絶対に正しいことなんてそれこそ絶対にありませんので、その点だけは考え違いなさらないようにお願いします。
 物語の内容上、部分的ですが、生々しい描写があります。あまり具体的に想像しないようお気を付けください。

 この物語はファンタジーで、全て作者の頭の中の妄想です。こういうバカなことを考えている人間がいる、とまずは気楽に楽しんでください。

 2005年4月26日から2006年7月18日作品。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。