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スクールバトラー 作者:時田一哉
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第07話 : また奴らがやってきた

「あ~疲れた~…」
「…お疲れ様です…………えと…日曜日のことなのですが…」
「…ん?」
「キョウ!!!」
「うっわ。なんだよ吃驚した」
「あんた静江と日曜日にどこに行くつもりよ?」
「どこでもいいだろ」
「退学!!」
「お前が退学しろよ」
「偉そうな口たたくな!!」
「うるさい」
「恭介、ちょっといい?」
 俺は声がしたドアを向いた。
 もちろん相手はつぐみだ。
「なんだ?」
「ちょっと話したいことがあるの」
「…なんだよ」
 ばれたか…?


「恭介って今日のコンテスト出てたでしょ?」
「何言ってんだよ」
 ばれた!!
「私に嘘つかないでくれる?」
「…本当に俺じゃねぇって」
「…嘘。嘘よ。嘘!!なんで!?恭介今まで一度も、私に嘘ついたことなかったじゃん!!」
「ちょ、落ち着けって」
「空き缶を踏んじゃって、転びそうになったのを助けてくれたよね?」
「何を言って…」
「…私嘘をつく恭介嫌い…嫌。大嫌い!!!
 でも大嫌いになりたくないから正直に言って!!」
「……………」
 なんかつぐみに悪いことしたな…


「キョウ、どこ行っ…」


「…私…恭介のこと昔から好きなのよ…?だから一緒の高校を受けたのよ…鈍感…」
「…俺は――だ…」
「…うん…」


「っ………!!
 …なん…で…心が痛いの…?
 どうして…悲しいの…?
 どうして…キョウが他の子と話しているがもやもやするの…?
 …ぁ…そうか…私…キョウのことが…好きなの…?
 あんな庶民のことが…
 でも…もう…キョウとあの子は…」


「………………」
「………………」
「ちょ、ちょぉ〜っとぉ!!!さ、探したわよっ!!!」

 うわ…来やがった…これじゃあ…今年は勉強がまともにできねぇ…


 …恭介…

 口出し無用だからな…

 なんでよ。

 退学させられるぞ。

 え…


「に、日直変わりなさい!」
「は?そんなのまっぴらごめんだ。だいたいなんでお前なんかに一年付き合わないと行かないんだよ」
「わ…」
「私が決めたから、とか無しだからな」
「な、何よぉ〜。いいじゃない別に」
「よくねぇんだよ」
「あのねぇ…」
「退学させるって話も止めろよ。とにかく俺はもうお前とは構わないから。行くぞつぐみ」
「ぇ…うん…」
「ちょ…」


「おっと…ここに居たか。探したぞ」
「っ!?ま…て…ぇ…」
 …何かがおかしい…あれだけうるさい綾羽が静かになるなんて。
 俺は後ろを向いた。
 黒スーツを着た男が二人居て、一人は綾羽の首を絞めていた。
「さぁ、あれをどこにやった」
「あんた…らなんか…に教えるわけが…ない…じゃない…」
 嘘くせぇ…
「ちょ、恭介…」
「なんで俺に言うんだ…先生呼んで来いよ」
「う…うん…」
 そう言ってつぐみは去っていった。
「おい…さっさと教えろ」
「おいおい…なんであの威張ってばかりのお嬢様があっさり捕まってるんだよ」
「む…う、うるさいっ!!!」
「そう来なくちゃな…そこの黒いお二人さんこっち来れば?」
「は?」
「俺が相手してやる」
 そうして俺の方に黒いスーツの二人が向かってきた。
 意外とバカ…
 っと、思ったが。いきなり向けてきた拳は早かった。
 俺は思わず右手を出した。
 俺は反射的にその拳を受け止めた。
「ふぅん…こいつ出来る…」
 おいおい…ちょっと挑発しただけだろが…なぜこうゆうことに…
 勝手に出来ると思わんでほしいもんだ。
 俺はただの学生だっつうの。
 今のはまぐれだ。
 パシ!ぺシ!バシ!ベシ!
 全部受け止めた。
「くっそ…なんだこいつ」
「今日は引き返すぞ」
 おっと逃げられる。
 とりあえず…足元に一蹴り。
 相手は呆気なくずっこけた。
「おぉ…弱…こんな悪党いるのか…?」
 俺はそう言いながら下がった眼鏡を上に上げた。
 ちょうどつぐみと先生一人が来た。
「恭介…?」
「ん?なんだ」
「その人たちどうしたちゃったの…?」
「俺が一蹴りしたらずっこけて立てなくなってるだけだ」
「柊くん。き、君大丈夫か?」
 ん…?なんだ白石先生か。
「大丈夫ですから先生」
「っとそうだった…新学期そうそう悪いのだが転校生が君のクラスに入るのだ。生徒会長としてちょっと話して見てはくれんか?私じゃ相手してくれんのだよ」
「え?まぁ…話してみますよ…?」
 ちなみに何で俺が生徒会長かと言うと…この学校で生徒会長になりたがってる奴が居なかったため、もっとも成績優秀…(?)な俺に決まったわけであって…
「よかった。校長室に居るから真白くんと一緒に相手してくれ」
 …今真白って言ってなかったか?気のせいか…
「はい。っとじゃあつぐみ俺用事出来たから」
「うん。頑張って恭介」
「あぁ」
 俺は校長室に向かおうとした瞬間腕を捉まれた。
「恭介あんたまさか生徒会長なわけ?」
 なんだ…綾羽か…
「…は?何を今更…」
「とてもそうには見えないわ…」
「はいはい。悪かったな、俺が生徒会長で。じゃ」
「む…ム~カ~つ~くぅ~…」
 それは俺の台詞だっての。
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