挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
赤狐蒼狼琴奏記 作者:レルバル
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

25/80

はじめてのげーむき。

「ウルバル~。
 新しいのとってきたぞ~」

「うんに?」

麓が震えながらコートから赤い何かを取り出した。
なんだこりゃ。
俺は麓が脱いだコートを掛けながら麓の差し出した赤い何かを手に取った。

「なんかゲームをするための物らしいけん持って帰ってきた。
 よー分からんけど」

「ほー……」

というか、ゲームってなんだ。
俺は麓が心を読むことを予期して疑問を投げかけた。

「知らん」

案の定麓はぷいっと俺の顔を見ないでごろんと床にねっ転がる。
ですよね。
分かったら苦労しませんわな。
俺は麓からもらった赤いゲームをするためのやつを手に持ったままどうすればいいのか考える。
詳しい形状は……うん、ただの箱って感じだな。
なんか横に線が入っているからこれもしかして開くんか。
俺はういっと、持ち上げてみる。
おお、開くね。
画面が上と下に二つ。
そしてボタンのようなものがたくさんついているのが分かる。
で、ゲームって何よ。

「分からんけんなんとかして」

麓は俺に頼ってきた。
いや、いいんだけど、俺も分からんのよ。
ゲームって何よ。

「とりあえず見てみるだけ見てみるけど……」

とりあえず開くのは分かった。
その次の段階だ。
ボタンをどうにかすればいいと思うんだよな。
多分。
俺はあちこちに点在しているボタンを一つ一つ押していく。
そのうち当たりを押したのだろう。
ゲーム機の画面が二つ同時に明るくなると不思議なロゴが現れた。
もうこれぐらいでは俺は驚かない。

「もんてんどー?」

何て読むのか分からんがとりあえずうん。
うん。
俺は上の画面をそっと触ってみる。
別に何も起きない。
下もそっと触ってみる。

「おお」

すると下の画面で触ったところになにやら変な模様が浮かび上がるではないか。
これはあれか。
なんか昔麓が持ってきたたぶれっととかいうやつと同じ類じゃなかろうか。
となると……。

「おお、麓、麓」

「んえ?」

ごろりと寝転ぶ麓の側で画面を右へ左へ動かして見せた。

「おお」

「な?」

麓も若干興味を持ったらしい。
画面を右へ左へ動かして遊んでいる。
だけど

「これだけ?
 というかゲームってこれか?」

「じゃないの?」

なんていうか……。
じゃああれか。
テレビで今人気のゲームとか言ってるやつも人間たちはこうやって画面を右へ左へ動かして遊んでるだけなのか。

「変なの……」

俺的にはつまらないと思うんだけどなぁ。
赤いゲームを机の上に置いて俺はご飯を作る支度に取り掛かることにした。





               This story continues.
ありがとうございました。
だれかこいつらにソフトというものを教えてあげてください。
アホですね。
だからかわいいんですよきっと。
ええ。
そう考えないとなんか浮かばれません。

ではではっ。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ