挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
赤狐蒼狼琴奏記 作者:レルバル
21/80

はじめてのりょこう その5

「いってきまー」

「んー」

今日も麓に行ってくると伝えて俺はいつもの場所へと向かった。
二日しかいないって麓言っておきながら昨日になって

「のんびりもっといることにした」

とか言ってきたからびっくりした。
俺はまだ大切なものを見つけれていないから感謝……だが。
大切なもの、見つからないんだよな。
俺はそのまま肉屋でお肉を購入して神社にてむさぼる。

「また来たの、お兄ちゃん」

「ん、まぁな」

静かに空を見上げて生の肉をむしゃむしゃする。
これがまたおいしいのだ。

「またお肉生で食べてる。
 お腹壊すよ?」

「壊さんよ。
 むしろ俺からしたらこっちの方が自然なんだ」

女の子のくりっとした目を見たまま話す。
俺はこっちの方が好きなんだから仕方ないだろう。
俺が買ったんだから好きに食わせてくれよ。

「へんなお兄ちゃん」

「そうか……」

むしゃむしゃ。
あ、やっぱり鳥が一番おいしいな。
一回しか捕まえれなかったけどやっぱり鳥が一番おいしい。

「ねぇ、お兄ちゃん?」

ふと横を見ると女の子が俺の顔をじっと見つめていた。
な、なんだ。

「?」

「ううん、なんでもない。
 やっぱり……って思って」

やっぱり?

「あ、ここにいたのか。
 毎度のことどこに行くのかと思ったが」

やっぱり、の意味を考えていると俺達の真横から麓がひょいっと顔を出した。
何時の間にここまで。

「さっき。
 呪術でここまで来た」

「……………」

麓が来た瞬間に黙り込む女の子。
罰が悪そうな顔をしている。
せっかく何か話してくれそうな気配だったってのに。
あほ狐まったく。

「………………首輪締めるぞ」

「はい、すいませんでした」

それだけは勘弁してください死んでしまいます。

「こんなところでなーにやってんだよ、秋生あき
 久しぶりの再会だってのに無言か?」

「…………麓」

え、なに。
知り合い?
俺は状況が理解できずに二人の顔を交互に見る。
何。

「私の犬を持っていこうとするなんてまた何をするつもりだ貴様」

「何もこのこかわいいじゃない。
 少したぶらかしたくなっただけよ?」

先ほどまでの女の子はいつの間にか消えてなくなり代わりに大人の女の人が立っていた。
麓や俺と同じように頭には耳が生えている。
おそらく麓と同じ天狐の部類だろう。

「やめてくれんかねぇ。
 そうやって人のものに手を出すの。
 前もそうだっただろ、お前」

麓がはぁ、とため息をつき頭を振る。
すっごく俺は納得できないぞ。
何だこの展開は。

「つーかさっき犬って言っただろ」

「犬でしょう?
 麓ちゃんの忠実な」

「ちげぇ」

秋生とかいう人がなぜか口を挟んでくる。
何なんだ結局この人は。
知らんし分からんぞ。

「あーそりゃウルバルは知らないよなぁ。
 こいつは秋生。
 私の同僚」





               This story continues.
ありがとうございました。
なんでこうなったし。
だれだ秋生。

ちなみにあきみって打つと出てきました。
でもあきって読みます。
たぶん出番ないです。
これ以外では。
ではではっ。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ