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この世界の平均寿命を頑張って伸ばします。 作者:ちちまさ

第一章

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「ママさんそろそろ帰って来るかな?」
「……ヒデちゃんまだ昼前よ流石にまだ帰ってこないでしょ」
「え~まだそんだけしか時間たってないの?」
 時間たつの遅くない?あ~も~、暇つぶし(自称イケメンのガイ君)もどっか行っちゃったし。

「ジグソーパズルとかロジックとかあれば時間潰せるのにな~」
「なに?ジグソーとか?ロジックって?」
「ん?故郷のゲームまあ、PCがあれば一番いいんだけどね、そもそも電気無いしな~」

「ミラちゃん、ヒデちゃんの言って事わかる?何の事か全然わからないんだけど?」
「えっとね、ヒデ兄師匠たまにわからない事言うの」
「ふ~ん、ミラちゃんも大変ね?」
「クスクス、でもヒデ兄師匠見てると幸せな気分になるの」
「あ、それはわかるわきっとヒデちゃん優しいからね~」

「ロジックは無理でも、ジグソーパズルは昔木こりが暇つぶしに作ったとか言ってたような……あの形一つ一つ手作りとか無理だわ、あ、でも幼児用の切ってあるだけの奴なら……ムムム」
などとブツブツ独り言を言っていたらママさんに呼ばれた。
「ヒデちゃん後ろ」
「ん?後ろ?」
 言われて振り向くと衛兵の制服を着たゲイルさんが立っていた。

「こんにちは、ゲイルさん、その後目の方どうですか?」
「おう、目の方は絶好調だよ、そんなことより嫌な噂聞いたんだよ」
「噂?それより、ゲイルさんお茶どう?ママさんの入れるお茶美味しいよ」
「う~ん、半分仕事だからやめとくよ」

「そお?で噂って何?」
「あ~、ヒデさんがブルースと手を組んでこの街を牛耳るつもりだって」
「ああ、その話しか」
「ん?本当なのか?」
「ん~、むしろ逆かな、今度、俺が商売始めるんですよ」
「商売?何のだ?」
「まあ、詳細は言えないけどまっとうな商売だよ、商人ギルドに訊いてもらってもいいですし。その商売がブルースさんの土地の近くだから挨拶しただけです。後、仕事には手を出さないって話になってますよ」
「ふむ、まあ、そんなところだろうな」

「それより、何所から出た話なのか?その方が興味あるな、そんな日が経ってないのに俺の事は置いといてブルースさんに不利な噂、誰から聞いたの?」
「ん?う~ん、あ」
「あ、名前は言わないでいいよ、その人ってブルースさんに不利な情報は良く仕入れて来るけど他の人のは全くと言っていいほど仕入れてこなくない?後、なんか特定の人達を擁護しているような振舞とかしてないです?」

 俺が話してると、う~んとか、確かにあるな、などとブツブツしゃべっている。

「ヒデさん、ちょっと用が出来たから帰るな、噂の方は了解した。ご協力感謝します」
「いえいえ、まあ、素人考えだけどその人の身辺を洗いなおした方が良いかもですね。これ独り言ですけど」
「ハハハ、では失礼します」

「ちょっとヒデちゃんさっき言ってたの本当なの?」
「ん?知らない、その人が単にブルースさん嫌いなだけかもしれないけどね。違っても情報を流してる奴はいるだろうし、身内が調べられたらビビっるだろうからね抑制力が少しでも効けばいいかなって思って」

「ウフフ、ヒデちゃん友達の悪口言われて怒ってるんでしょ?」
「ベッッツに~」プイ
「ヒデちゃんが怒ってる時って必ず誰かの為だもの」
「だから、怒ってないです」

 そんなこんなでやってやっと冒険者達がちらほらと戻って来た。

「まだかな?そろそろじゃない?」
「そうね、時間的にはそろそろね?」

 冒険者が帰ってくるたびに玄関の方に注目する。帰って来た冒険者達が酒場で飲みながら話してるのが聞こえて来た。
「おい、今日森で大物が出たって話聞いたか?」
「え、それでか、なんか雑魚が全然出ないと思ったら」
「それって、退治したのか?」
「そこまではわかんないよ」


「ちょっと、ママさん聞いた今の?」
「聞いたわよ、でも心配ないわよキャロラインちゃんにザルドまで行ってるんでしょ?」
「どんなのが出たって平気よ」
「そ、そうだよね、あの二人がいればね」
「そうよ、どっしり構えてなさい」
「う、うん、…………やっぱり、ちょっと噂聞いてくる」
 やっぱり座ってられなくて冒険者の方に話を聞きに行った。

「お疲れ様、森に大物って何が出たの?」
「お、ヒデさんお疲れ、よくわかんないけど出てもCランクモンスターだよ。チビ共今日試験か、獲物いなくて四苦八苦してるかもね」
「そうなのか、それで遅いのか?」
「いやいや、まだ時間的に早いよ」

 そのまま玄関まで行ってウロウロして外を覗いて見ると遠くの方にゲン達が見えた。急いで中に入ってママさんの前で冷めたお茶を飲む格好をする。

「なに?ヒデちゃん突然走って戻ってきて?」
「ん?何が?さっきからこうして、どしっと構えてたけど?」
「「「ただいま、今戻ったよ」」」
 診療所の方に行こうとしているゲン達にこえをかける。

「おーい、こっちこっち、お帰り随分早かったね」
 お俺の言葉に周りにいたママさんと他の冒険者達が噴出した。
「「「「ぶっ」」」」
 ゲン達が不審げに周りを見る
「ん?如何したのみんな?」
「さあ、飲み過ぎたんじゃないか?それより怪我無いな、よし、じゃあ受付先済ましといでクエストの話しはここで聞くからな」
「「「は~い」」」

 走って受付の方に行く三人。
「ヒデちゃん、走って戻って来たのこの為だったのね」

「フフフ、だってさどっしり構えてた方が子供達も安心するでしょ」
「あらあら、そういう事だったのね!」
「ん?何が?」
「今日のヒデちゃんなんかイライラしてるって思ったら、チビちゃん達の事が心配で余裕が無かったからなのね」

「いやいや、何言ってる今日余裕綽々だったでしょう?」
「今日のどの部分をみてそう言えるのよ、それに今日初めて笑顔見たわよ」
「え、そうだったかな?そんな事よりグレプのジュース四つね、ミラも飲むだろ?」
「うん、ありがとうヒデ兄師匠」
「ハイハイ、今入れるわよ。まったくチビちゃん達にシットしちゃうわ」
「ハハハ、そんなこと言ってらこの世の全てにシットしないといけないですよ?」
「調子出て来たみたいね~ヒデちゃん」

「「「ヒデ兄見て見て」」」
三人がギルドカードを我先に見せに来る。

「おお、どれどれ、ちゃんとEランクになってるな~おめでとう三人とも頑張ったな」
「「「ありがとう」」」
「はいはい、グレプのジュース入ったわよみんな飲んで」
「「「ありがとうママさん」」」

「お師匠様お疲れ様」
「いやいや、そっちこそお疲れ様でした。ザルドさんも」
「おう、いやいや、チビ共凄いなこいつらきっと伸びるぞ」

「え、本当?頑張ってほしいけどあんまり遠く行っちゃうのは寂しいな」
「ワハハ、そうだな、だが若い奴なんかほっといても勝手に飛んでっちまうからな気にすりだけ無駄だよ」

「ヒデ兄そんな事より聞いてよ三人でゴブリンメイジ倒したんだから」
「え、スゲ~などうやって倒したんだよ。教えてくれよ」
「まずハルナが弓で……………」


「あの、同じ目線なのがヒデちゃんが子供達に好かれてる一因よね?」
「ん?でもあれヒデの素なんじゃないか?」
「ホホホ、それも含めてお師匠様ですわ」



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