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この世界の平均寿命を頑張って伸ばします。 作者:ちちまさ

第一章

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召喚獣


 三兄弟のおっちゃん達を治療してから、衛兵のゲイルさんの紹介で衛兵の人が怪我の治療で来てくれた。

「一般の人が少ないのはやっぱりギルドの雰囲気が問題なのかな?」
「ギルドに依頼してくる人たちは怖くないのわかってるけど、一般の人達はあんまり近寄らないね」

 そんな話をしてると、ギルマスが開けっ放しの入り口から声をかけてきた。
「ヒデちょっといいか?」
「なに?どうぞ、今患者さんいないし」 
「キャロラインはいないのか?」
「キャリーさんなら、下の鍛練所に行ってるよ、何か用だった?」
「いや、探索のクエストでとんでもないのが出て来たんで、助っ人頼めないかと思ってな、Bランク冒険者ならそんな難しくないからさ」
「え、キャリーさんBランクなんだ強いはずだね」

「まあ、いいや鍛練所見に行って来るか、あっそうだった、ヒデにも頼み事あったんだ」
「何々?頼み事って?」
「いや、今度ビッグホーン追い祭りがあるんだよ」
「へ、ビッグホーンを街に放つの?」
「はっ?いやいや、何その悪魔のような発想、何で街にモンスター放つんだよ」

「いや、似たような祭りがあったんだよ故郷に」
「その街ってどんだけ屈強な冒険者だらけの街だよ。何が楽しくて街にモンスター放つんだ?」
「いや、囮になって、牛……ビッグホーンを闘技場までおびき寄せる?それを、安全な所で見てる?」
「こわっ!何その祭り悪魔召喚の儀式か何か?」
「あれ?なんか違ったかな?いや、地域的には離れた所だし、参加したことも無いから」

「こっちの、ビッグホーン追い祭りはお産の為に故郷に帰るビッグホーンを狩る祭りだ」
「ゴメン、ビッグホーンって魚だっけ?」
「はっ、ビッグホーンって言ったら二メルトくらいの身体で四つ足のデケー角持ってる奴だよ」
「だよね?何でお産で故郷に帰るんだろ?」
「さあ?そこまではわからんがな。毎年これぐらいの時期にあるんだよ」
「ふ~ん、で、それがどうしたの?」
「また、回復師で参加してくれないか?」
「あ、なるほど、わかったよ」
「頼むな、詳しく日時がわかったらまた、知らせる」
「わかった」

 黙って話しを聞いていたミラが話す。

「もう、そんな時期なんだ。広場でビッグホーンの食べ放題やるんだよ楽しみ」
「ほほ~、それは、楽しみだな」

 そんなこんなで時間がたってゲン達が上がって来た。

「お帰り、どうだったゲン」
「スゲ~楽しかった」
「ホホホ、その歳であのレベルの動きが出来るのでしたら将来有望ですわね」
「本当、冒険者やっていける?」
「やっていけますわ、ただし、日々精進を忘れてはダメですわ、みんなもね」
「「「はい、わかりました」」」

「ホホホ、お師匠様、ギルマスからクエストの依頼を受けたので明日から行ってきますわ」
「はい、ギルマスがさっきこっちに来て同じ事を言っていたので、気を付けて行って来てくださいね」
「キャリーちゃん気を付けてね」
「ホホホ、待っていてくれる人が居るのと言うのはなかなか良いですわね、お師匠様、お姉様、必ず無事に戻りますわ」

「それで、どんなクエストなの?」
「確か、ブラックタイガーが出たとかで討伐クエストですわ」
「え、なんか強そうだけど、キャリーさん一人で行くの?」
「いえ、他に二グループほど参加するみたいですわ」
「そうなんだ、俺、戦いの事よくわかんないけど、必ず生きて戻ってね」
「ホホホ、お師匠様は心配性ですわね。必ず戻りますわ」


 次の日の朝、みんなで鍛冶屋横丁に行く前に、街の門までお見送りに来た。何でも助っ人で参加なので他のPTは、先に着いてるらしい。

「そうだ、キャリーさん少し時間とって貰って大丈夫?」
「まあ、私の召喚獣での移動ですから時間は関係ないですが」
「じゃあ、ちょっと一緒に来てくれる?」
「どこ行く気ヒデ兄?」
「こないだの、アクセサリー屋さん」


「良かった、店開いてたよ」
 イケメン兄ちゃんがこちらに気付いて話しかけてくる。

「いらしゃい、あ、こないだのお客さん、今日も買って行ってくれるの?」
「うん、これからクエストに出るからお守りにね」
「おお、ありがとね~、どうぞ選んで祝福も気合入れてかけるからね」

「キャリーさん、どれが良いですか?」
「あらあら、ホホホ、殿方からプレゼントなんて久しぶりですわ、でも、こういった時は男であるお師匠様が選んでくださった方が効果が上がりますのよ」

「ん?そうなの?じゃあ、どれがいいかな~、……よし、この女神様がモチーフのペンダント、これでいい?」
「お師匠様が選んだのならどれでもいいですわ」
「お、決まったかい、じゃあ、祝福かけるね、毎度あり~」

 お金を払って受け取ってからキャリーさんに話しかける。

「後、これに付呪するからまっててね」
「お師匠様付呪もできますの?」
「うん、なんか出来ちゃった」
「……そうですの、お師匠様といると飽きませんわね」

「フフフ、ちょっと待っててね」
 【診断】
≪やっぱり、一つだけ?≫
『はい、一つだけです』
≪わかった、ありがとうね≫

じゃあ、銀に絡みこませる感じで《ランヒール》
ペンダントが光り出して直ぐに収まる。

「はい、キャリーさん、これにランヒールかけておいたから身につけておいてね」
 受け取ったペンダントをじーっと見つめている。
「本当に付呪されていますわね、凄いですわ」
「キャリーさん、鑑定とか持ってるの?」
「いえ、このペンダントから出てる魔力を感じ取りましたの、エンチャントの時とは全然違いますもの」

「ふ~ん、そういうもんなんだ」

 話しながら歩いていると街の門まで来ていた。

「それでは、行ってきますわ」
「はい、気を付けてね」
「キャリーちゃん、待ってるからね」
「「「キャロライン姉ちゃん頑張ってね」」」

「ホホホ、なんか面映ゆいですわね。行ってきますわ。召喚 黒王〇」

 目の前に巨大な馬?が現れた。

「デケー、ってか、なんて言った黒〇号?」
「ホホホ、我が家に、代々受け継がれている召喚獣ですわ」

やっぱり、ご先祖様あの覇王様なんじゃね?

「この、〇王号の足でしたら、昼には着きますわ」

こんなデカいのどうやって乗るのかと思ったら、手綱と鐙をうまく使ってお嬢様乗りしてました。

手を振りながら、颯爽と走り去っていきました。うん、あっという間に豆粒のようになってます。

 あのデカさのものが走ったら足音凄く響くとか地響き凄く迷惑とか考えてたら、1センチほど浮いてました。黒王〇様は自然に優しかったです。


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