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この世界の平均寿命を頑張って伸ばします。 作者:ちちまさ

第一章

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無双、夢想、無想

 お昼を食べ終わってから鍛練所の方にみんなで移動する。

 お昼時だからか少し少ない気がするが、何人かは鍛練をしている。鍛練所にこないだの先生がいた。

「こんにちは、先生」
「ん、ヒデ君か。やっとやる気になったのかな?」
「いやいや、子供達の見学ですよ」
「ハハ、そうか、怪我の無いようにね」
「「「は~い」」」

 ゲンが目をキラキラさせている。
「キャロライン姉ちゃん、早くやろう」
 ゲンは馴染むの早いな、いつの間にか、さん、から姉ちゃんに変わってるよ。

「はいはい、じゃあ、私は棍でやりますわ」
「え、棍ってあの棒の事?キャロライン姉ちゃんあれ扱えるの?」
「ホホホ、私のいつもこの両手杖を使ってますの」

 キャリーさんがアイテム袋から出したのは、巨大なトンカチ?よく見ると頭の部分が羽を広げている女神様の意匠がこらされていた。

「キャリーさん、何ですこれ、スゲ~カッコイイんですけど~」
「キャロライン姉ちゃんスゲ~」
「ホホホ、これで、この様にハッ、ホッ、ハイ」
 掛け声越ともに物凄く重そうな巨大な両手棍を片手で回転させてから、両手で頭の上で回転させその反動を使って両手で振り下ろす。地面スレスレで止められた両手棍から、風圧が巻き上がる。

「え、それで殴打するの?」
「そうですわよ?武器ですもの、他に何か使い道が?」
「え?あれ?そうかそうだよね?でも叩いてこわれたりしない?」
「前に、ダンジョンで見つけたのですけど、物凄い硬い素材で出来ているらしくてドラゴン殴っても、ひび一つ入った事無いですわ」
 なにそれ、ヒーラーが持つ武器なの?バーバリアンとかが持つべきなんじゃない?……

「え、今ドラゴンって言った?」
「ええ、言いましたわ。と言っても五メルトくらいの小さい奴ですわ」
 え、五メルトって五メートルだよな?話しで聞くと小さい気もするけど、目の前にいたらデカいんだろうな?
「ヒデ兄、話しは後でいいでしょ」
「あ、ゴメン、ゴメンどうぞ始めて」

 先ずは一対一でやるらしいな。

 相変わらず早くてよくわかんないけど、ゲンがなんとか懐に入り込もうとしてるのはわかる。結局半分くらいまでは行くけど、ふっ飛ばされて近づけない。最後は壁までふっ飛ばされて負け。

 トランも戦法は一緒で攻撃をかわしながら上手く入り込んだ瞬間、後ろにふっ飛ばされていた。キャリーさんが身体を一回転させて持ち手の柄の方でカウンターで突き出したらしい。もちろん見えなかったけどね
後で教えてもらいました。

 ハルナは、攻めあぐねているようだが、しっかり攻撃を受け流してチャンスを待っているのだが、スキを突かれて負けている。

 今度は、三対一でやるらしい。

 先生が興味を持ったのか寄って来た。
「ほほ~棍か、なかなかの動きだな~、うんうんいいね~」

 なんか、先生、声かけながら武器に反応しながら身体が動いてる。
「ゲン、剣で受ける時はもっと強弱を付けて相手にのリズムを掴ませるな。トラン、ハルナお互いの身体で姿を隠しながら味方をうまく使って死角を作れ」

 先生にはしっかり見えてるらしいく、あ~、とかそこだ、とか掛け声をかけてる。もちろん俺もよくわからんがたまに、うんとか頷いたり、む~と唸ったりして、参加気分を味わっている。

 そんな事をしている時にママさんから声がかかった。
「ヒデちゃん、お客さんみたいよ」
「は~い、ありがとうございます。ちょっと行ってくるね」
 横にいたミラに言うと、ミラも一緒に来ると言うので先生に伝言してもらう。


 診療所の前に三人のおっちゃんがいた……三つ子?

「すいません。少し留守にしてまして、お話しは中で伺いますね。」
 ドアを開けて中に入ってもらう。

「えっと、三人ご一緒ですか?」
「ああ、見た目じゃわからんと思うが、わしら、三人兄弟でな」

 いえ、三つ子かと思ったくらい似てますが……

「あ、そうなんですか、それで、今日は如何したんです?お怪我か何か?」
「うむ、乙女の金槌から聞いたんだがお前さん腕の痛みを治せると聞いたのだが?」
「ハイ?乙女の金槌って?鍛冶屋のおやっさんとこの?」
「多分そこだ、大通りから一つ裏に入った店の」
「ああ~、ハイハイ、わかりました。貴方方も同じ症状ですか?」
「そうなんだ、この病気は、鍛冶屋の宿命みたいなもんなんだがな、乙女の金槌から聞いたらお前さんに治してもらったと聞いてな」

「なるほど、ちょっと診せてくださいね」
 【診断】

『前に見た人と同じ様に、腱鞘辺りに酷い炎症が見られます』
≪ハイハイ、ありがとね≫

「おやっさんと同じですね、じゃ、治しますね」
 炎症治れ~、腱鞘元通りに治れ~
 《ヒール》腕を中心にほんのり光りだす

「おお、動かしても痛くねぇ~」

「じゃあ、お二人もやっちゃいましょう」



病状は三人とも一緒だった。

「どうです、皆さん前のように動きますか?」

「ああ、動くよ、ありがとうな、はっ!」
「俺もだ、いたくねえよ、はっ!」
「凄いもんだな、また、打てるぜハハハ、はっ!」

「ん?どうしました?痛みが走ったんですか?」

「いや、そうじゃね、あんたを見てたら武器を作りたくなったぜ」
「おう、俺もだ、久々に来たぜ」
「兄ちゃん達もかい、僕も久々のインスピレーションが脳を貫いたよ」

「ええ、俺を見て武器を?どういうことですか?」
「俺の感じゃあ、あんた専用の武器だな」
「「うん」」

「フフフ、やはり、一流の人が見ると俺の中の隠しきれない輝きが見えてしまうのかな?フハハハハ」

「おう、悪いが帰らせてもらうぜ、こいつが消えちまう前に形にしてえ」
「俺もだ、出来たら持ってくるぜ」
「楽しみにしててくれ」

「フハハハハ、ついに来た俺の無双伝説が専用武器がフハハハハ」

「ヒデ兄師匠が壊れた……」


++++++++++++++++
数日後

 三兄弟が布に包んだ剣を一人一つずつ持っている
「おう、出来たぜ、受け取ってくな」
「おう、久し振りにしてはなかなかの出来だぜ」
「久々の会心の出来だ」

「フハハハハ待ってましたよ、この時を、ど~れ、見せてもらいましょう」
「「「おう、ほれ」」」


…………あれあれ?なんか見た事あるぞ??あれだよね?ボックスの中に封印してある風林火山だよねこれ??


「お前さんの顔見た時にこれだっとおもったんだよ」

 え、鍛冶屋さんだよね?何で金属で打たないの?

「おう、木を削るなんて子共の時以来だよ」

 いや、打とうよ、鍛冶屋さんなんだから。

「そうだね、いい木を探すのが大変だったよ」

 苦労して探すくらいなら、打ちゃえよ、そこら辺に鉄とか転がってるだろ

「じゃ、またなんかあったら頼むな」
「「じゃあ」」

「何でじゃ~~~~~」
「わ、ビックリした、大丈夫ヒデ兄師匠」


「うん、大声出してサッパリした。さ、今日も一日頑張って行こう」


木刀は如何したかって?もちろん、名前付けてボックスの肥やしになってますよ。
まず、風林火山のフウ君
風林火山二号こと、リンさん
風林火山三号こと、カちゃん
風林火山四号こと、ザン様 


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