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この世界の平均寿命を頑張って伸ばします。 作者:ちちまさ

第一章

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修行

 診療所を出て、ドアのとこのメモで鍛練所にいます。お急ぎの場合鍛練所に、と書いて画びょうモドキで貼り付けておく。


 ちょっとワクワクしながら階段を降りる。やっぱり、男なら剣と盾を持ってドラゴンを打ち倒しなどと、夢想するよね~。


 鍛練所は思ったより天井も高く開放的だ、5組くらいが稽古をしているがまだ、少し余裕がある。

「ヒデ兄」
「おう、ハルナ休憩中か?」
「うん、今トランと変わったとこ」
 汗を拭きながら話す

 目の前では木剣っで受けたり、受け流したり目まぐるしく動いている、ゲンとトラン

 凄いな、テレビで見る時代劇の殺陣たてみたいに、狙ってるとこがわかるのかって位、二人の剣が交差する。

「よーし、いいぞ2人とも観の目を活かせ、一点に集中するのでなく気を分散させろ、感覚を研ぎ澄ませ。」

「「はい」」

おぉ、何かカッチョイイな、言ってること全然わかりませんが。2人のスピードがどんどん上がっていく。

あの人が先生なのかな?
「こんにちは、上で診療所をやってるヒデといいます」
「うん?あぁ、知ってるよ噂は色々な、鍛練しに来たのか?」
「いえ、今日は見学に来ました」
「そうなのか、いざって時に自分の身くらい、守れないといかんぞ、ワハハ」
 見た目怖そうなのに、人懐っこい笑顔で話す。

「この二人どうですか?」
「ゲンとトランか、前から筋は良かったが今日は輪をかけていいな、レベルでも上がったのか、こないだの遠征で何か掴んだのか?」

おぉ、よく見てるなおっちゃん、基礎が出来ているからこその、この動きなんだろうな。単純にレベルが上がるだけでこうはならないだろうな。


ドンドン早くなる、何か剣見えないんですけど……
「なかなかやるな、そこいらの新人どころか上手く立ち回ればDクラス、いやCクラス位といい勝負出来るかもな」
 Cクラスってアードル達位って事?

「え、そんな凄いんですか、ゲン達」
「まぁ、もちろん実戦と練習では、別物だがね、実戦の方だって、実戦経験を積めばすぐにCクラスになるぞ、ワハハ、お、勝負付きそうだぞ」


「まいった」
 トランが地面に膝をついている。
「くそー、今回はいけると思ったのに」
「フフ、危なかったけど、最後のフェイントはいらない気がするよ」

 クソ~いいな~、何かカッコイイ話してる。よし、
「そうだな、あれは無いな、うん」
「だろー、ヒデ兄もあそこは力押しでいくよね?」
「え?う、うーん、あそこは、こうもっと奥行きのある攻撃というか、うん、そんな感じの攻撃がいいかな」
「なるほど、横のフェイントだけじゃなく、前後も挟み込んでか」
「え、うん、そ、そんな感じだ」
 カッコよさそうなんでちょっと加わりたかったんです。すいません。


「ヒデ兄も一戦やってく?」
「今日はいいよ、それよりも、そりゃ《洗浄》」
「ちょ、ちょっとなにこれ、くすぐったい……ハハハ、ちょ、た、助けて、わはは」
「直ぐ収まるよ、ほら」
「あ、ほんとだ、何やったのヒデ兄」
「汚れ落としの魔法だよ、ほら、《洗浄》《洗浄》」
「「ちょ、くすぐったい、ちょっと、ま、待って、ワハハハ」」
「はい、終わり」

「体中シュワシュワする感じが、くすぐったい」
「でも綺麗になったろ、臭いも取れたし」
「本当だ、汗臭いのが無いね」

「先生、今日もありがとうございました。」
「おう、三人ともなかなか良かったぞ、そろそろクラスアップ試験受けてもいいかもな」
「「「本当ですか」」」
「やったー、受かれば討伐クエ受けれる」

「ん、そんなに嬉しいもんなの」
「そりゃそうだよ、稼ぎが違うもん」

「そうだね」

「次の試験日いつだっけ?」
「予定表見に行こ」
「うん」

 元気に走って行った。

「ヒデさん、心配かいあの子達、そんな寂しそうな顔をしなさんな、あの年でも彼らはモンスターと戦うと決めたんだ戦いたくないなら無いなりの道もある、自分で決めた道だよ」

「そうですが、俺があれくらいの頃は何も考えず遊び回っていたなと思ったら、何か申し訳ないような何かしてあげれることは無いかとか考えてしまって」

「ワハハ、面白い人だ、もうしてあげてるじゃないか、あんなに楽しそうに笑っているのを私は初めて見たよ。以前の彼らの剣は、どこか焦っている感じだったが今日は良かったそして、君が見に来た途端に彼らの動きがもっと、良くなったくらいだよ」
「フフフ、ありがとうございます。少しだけ、気が晴れました。じゃ、失礼します」
 先生に挨拶してから上に上がる。

ギルドはクエスト帰りの人達も加わってかなり騒然としていた。

「あれ、ヒデさん鍛練所にいってたの?」
「見学してただけ、カルナさんにマナさんは、クエスト行ってたの?」
「え、違う違う、昼からちょっとだけ腕試しで森に入ってたのよ」
「なるほど、完全装備だもんね」
「浅くても森に入るんだもん、ちゃんとしないとね」

「何か、狩れた?」
「うん、ゴブX5、ジャイアントスパイダーX2、あと、ビッグボア」
「何か凄そうだね?」
「もお、ヒデさん張り合い無いなー、ビッグボアってCクラスのモンスターなんだよ」
「Cクラスってオーク位の?」
「そうだよー、って言ってもCクラスもピンからキリまでいるし、Cクラスの下位の方だけど、でも、こないだまで倒しきれなくて逃られていたから嬉しい」
経験値2倍でレベル上がったから……あれ、あれからPT解除してないよね?……

ゲン達に
 【鑑定】

名前・・・ゲン

レベル・・14

スキル・・XXXXX


名前・・・ハルナ

レベル・・12

スキル・・XXXXX


名前・・・トラン

レベル・・14

スキル・・XXXXX

あ、上がってる……

うーん、強くなる分には良いんだろうが……いや、今はやめとこ、覚悟の無いとこで急に強くなっても、この先ちょっと不安だ。天狗になったりしたら大変だ。

「マナさん、こないだPT組んでから解除して無かったですよね」
「あっ、そういえば、忘れていたわ……はい、解除しといたよ、ま、離脱は何時でも勝手に出来るんだけどね」
「あ、はい」よし、これで良いだろ


 三人組が戻って来た。
ハルナがちょっと心配そうな顔をして
「そうだ、ヒデ兄、明日もう一人冒険者の子連れてきていい?」
「うん?この間言っていた伝言頼んだ子?」
「そうそう、覚えててくれた、緊急クエストの時、院に伝言頼んだ子」
「あぁ、もちろんいいよ、連れといで、四人にお手伝い頼むよ」
「あ、でねその子……」
「大丈夫だよ、ヒデ兄なら会ってもらった方が早いよ」
 ゲンがハルナの肩を叩く

「そうだね、明日連れてくる」

「あ?あぁ、わかった」


「ゲン達に今日の報酬渡さないとな」
「あ、先にギルドの報酬貰ってくる」
「じゃ、俺も貰いに行くかな」

「ヒデさん、まだ貰ってなかったんだ、私達、もう貰ったよ、今回結構良かった」

「ほほ~、楽しみだ」

 四人で受付の列に並ぶ、結構時間掛かりそうなので子供達にゲームを教えて時間を潰すことにした

「ヒデ兄、何その”いっせー”って」
「俺の住んでいた所ではいっせー(指を立てて数を当てるゲーム)って言ってたんだよ、こうやって両手を出して親指立てて……ってルールでやるんだよ」

「「「面白そう」」」「やろうやろう」「よーし最初俺からで左回りなー」……

はい、熱中し過ぎて怒られました。


受付の前まで来て
「昨日の報酬貰いに来ました」
「はい、では、ギルドカードを出して下さい」

 四人のカードを順番に魔法球に当てながら確認していく。

「はい、ではお受け取り下さい」
カードを受け取り確認する。え?、何か桁が増えたよ?

「こんなに貰って良いのですか?」
「ヒデ様、私からご説明しますのでこちらの方へ」

受付の横の邪魔にならなそうな所で話を聞く
「オファンさんこれ、いいの?間違えじゃない?」
「はい、間違ってないですよ、今回は教会側と、貴族側の両方から報酬が出ましたので」
「あぁ、祝福云々のやつ?」
「そうです、いつもは、領主もしくは国に請求するのですが、今回は両方から我先にと届きましたので、ギルマスが残しといて後で返せとか言われると腹だったしいから、経費以外は全て報酬に回せと」
「なるほど、それでも多いと思うんですが、俺戦闘に加わってないですし」
「適材適所ですよ、ヒデ様はヒデ様の仕事をして、そしてこちらの要求以上にしてくださった事への報酬の色付けです」
「ふむ~、わかりました、ありがたく頂戴します」
「はい、ご苦労様でした」


「ヒデ兄すごい金額が入ってるんですけど……」
「うん?三人ともか?」
「「「うん」」」
「今、サブギルマス聞いたら、今回は報酬がいつもの倍近くに上がってるらしいから、特別みたいだな、ありがたく貰っとけ、使い道は院に帰って院長先生と相談した方がいいだろう」
「「「わかった」」」

「じゃ、俺からの報酬で~す」

「「「は~い」」」銀貨二枚づつ渡す

「「「ヒデ兄ありがと」」」

「明日もたのむな」

「「「はい」」」




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