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この世界の平均寿命を頑張って伸ばします。 作者:ちちまさ

第一章

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急患

 「ふぁ~~ん~~~」
日が昇り始め明け方に目が覚めた、何かこれぐらいに目が覚める、生活リズムがこんな感じだからだろうが順応性高いな俺、身体が若くなったからとかかな?

 昨日は嬉しくてちょっと飲みすぎた。でも、そんなに体調は悪くない。楽しい酒だったからかな?

ここは冒険者ギルドの中の診療所、昨日は、宿も取ってないし面倒なので泊まった。

でも、診察台硬いから背中が痛い

「ここにベッド置こうかなー、患者さん休ませるのにも使えるし」誰に言うでもなく独り言。

「さてさて」診療所のドアを開けると、やっぱりいた二日酔い軍団、14,5人いるな。

「おーヒデ頼むな~」声ちっさー
「まったく、少しは控えてよー、あ、いい、いい動かないで、」《プットアウト》(広範囲)

「お」、「おぉ」、「ん?」、「Zzz」広範囲にかけてみたら出来ちゃたよ

「はいー、しゃっきした人からこの球にカード登録してってねー」
「おぉー助かったぜ」
「また頼むな」
「寝なおそう」……ガヤガヤ

まったく、言っても無駄だが言っておく
「もう少しお酒控えてねー」


「「「ヒデ兄、おはよーー」」」
「おう、おはよー」

 玄関から3人組が入ってきて直ぐに挨拶してきた
「よ、朝飯は食べたか?」
「「「うん」」」
「そっか、俺これからだから、ちょっと付き合って」
「え、でも俺達……」
「おごるから、付き合ってくれよ、寂しいだろ一人飯」
「「「ありがとう」」」

向かいの定食屋にみんなで行く
「いらしゃませー」
「4人窓のとこいい?」
「はいどうぞー」

「俺、朝定食にしよかなー、おまえらも、一緒でいい?」
「「「うん」」」
「朝定4つねー」
「はーい、おまちくださいー」

 ベーコンエッグとスープとパン簡単な飯だが美味い……
店の中は結構混んでる。
「ここで、話すと邪魔になりそうだからギルド戻るか?」
「「「うん」」」

「ここ置いとくよー」お金を置いて入口に向かった……ん?何だ??厨房の方が凄く気になる、呼ばれてるような、何だ? と思ってたら体が動いていた。

 カウンターの横のカーテンで区切っているだけの厨房に飛び込む。

 胸を押さえて倒れこんでいる男がいた。
「う、う~」

「ちょっと、お客さん何やってるのー」
 ウェイトレスをしていた娘が追いかけてきた。
「お、お父さん」

 ヒデを突き飛ばして父親の側に行きゆすって起こそうとしている。
「待って、揺すっちゃダメだ、落ち着いて俺はこないだギルマスが言ってた回復師だよ、お父さんの診断をさせて?」
「え、あ、こないだの、お、お願いします」
「うん、大丈夫まかせて」

患者の側まで行くとゆっくり仰向けにして
 【診断】

状態・・・気絶、一部血管が狭くなって血液循環に不備


とても危険な状態です。心臓部近くの血管に血液が狭くなっている箇所があります。
血管ヒールのち《ランヒール》をかける事を提案します。


ん?なんか診断スキルが?いや、後回しだ、今はこっちが先だ

心臓部近くに手を当てて《ヒール》身体がほんのり光り出した。

《ランヒール》
親父さんの顔色が良くなっていく。

娘さんに向かって声をかける
「もう大丈夫だよ」


「ん、何だ?俺はどうしたんだ、胸が急に痛み出して……」
「お父さん、大丈夫?」
「レイ、大丈夫って?うん?胸が痛くない」

「身体の調子はどうですか?痛いとこなどないですか?」
「あんたは?」
「こないだ、ギルマスが言ってた回復師です」
「あんたが、治してくれたのかい?」


「はい、親父さんの、ここら辺の血管が狭くなって血の巡りが悪くなって倒れちゃたんです、胸痛かったでしょ?」
「あぁ、急に胸が締め付けられるようになって……後覚えてね」
「本当は少し横になっていた方が良いのだけど……」
「そんな暇ねーよ、お客が待ってる」

 言うと思った、頑固おやじって感じだもんなー

「お父さん、また倒れちゃうよ」
「もう、治った大丈夫だ」

仕方ない。
「わかりました、少しだけそこの椅子で休んで下さい。倒れたくらいですから体力が落ちてます、体力回復を手伝う魔法をかけましたから、少しだけね」

「わかったよ、回復師さんの言うとおりにするよ」
「娘さん水も出してあげて」
「はい直ぐに持っていきます」

 側に付いてゆっくり立たせる
「ゆっくりね」
「おぅ、何だ力がでねー」
「うん、体力落ちてるからね、そこに座って休んで下さい」
「おぅ、すまねぇ」

 ゆっくり椅子に座らせると丁度、娘さんが水を持って戻ってきた
「ゆっくり飲んでね、仕事中でも水分補給は必ずして下さい。さっきみたいな事が起きるのを防ぎますからね、娘さんも気を付けてあげてくださいね」
「わかった」
「わかりました」

「回復師さん、ありがとよ」
「どういたしまして、後、仕事の合間に休憩入れて今日はゆっくり仕事してね、何かあったら診療所に来てくださいね」

「待ってくれ、お礼をしねーと」
「あぁ、では銀1枚で」
「は?銀1枚ってバカな、安すぎだろ」

「うちの診療所は銀1枚で診断、治療致します」ニッコリ

 心配して覗き込んでる人たちに向かって
「皆さんも何かあれば相談だけでもいいので来てください」

「親父さん後でもう1度診るから、店が落ち着いてきたら診療所に来てね」


診療所に戻る時、珍しくトランが話し掛けてきた。
「ヒデ兄、あのおっちゃんもう平気なの?」
「ん、大丈夫だよ、悪いとこは治したからね」
「そう、良かった、あのね、僕の父ちゃんも急に倒れて、そのまま死んじゃったんだ、だからさっき凄く、おどろいちゃって」

 少し寂しそうな顔をしたトランの頭を無言でなでる。
「でね、さっき凄くカッコよかった、突然走り出したと思ったら、あのおっちゃんを治しちゃうんだもん」

 なでてる手に少し力を入れて乱暴になでる。

「なにすんだよ、やめろよヒデ兄」

「ヒデ兄、俺もやってー」

「あたしもー」
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