挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
この世界の平均寿命を頑張って伸ばします。 作者:ちちまさ

第一章

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

18/149

魔石

 
 戻る前にギルマスに声を、声をかけてからと思い探していたら、まだ戦場に出て後処理の陣頭指揮をふるってるとギルド職員が教えてくれた。

 「戦場かー、ちょっと行きたくないなー……」いや、この世界で生きていくのだ、馴れなければなと決心を決めて戦場に足を向ける。

「うわぁーこれはひどい、ゴブリンの死体がそこかしこに転がってる」あ、ヤバイ気が遠くなりそう、
「クソッ、クソッーしっかりしろ」パンパンほっぺたを両手で叩くおかげで正気が保てた、

改めて周りを見渡す、ゴブリン30匹以上って昨日言ってたけどどう見ても100匹は軽く超えてるよね?

そんな中ギルマスを発見した。冒険者数名と一緒にいた
「ギルマスー」ゆっくり歩きながら少し離れた所から声をかける。走ったりしたら絶対コケる。膝に力が入らない感じがするし。

「おう、ヒデか行き違いにならないでよかった」
「行き違い?何の事?」
「ま、その事は後で、それより聞いたぞランテとボイドの事」
 ランテは火傷のひどかった人だよな?じゃーボイドは複雑骨折の人かな?
「火傷と複雑骨折の人?」
「そうそうそれだ、運ばれた時チラッと見たが、あの怪我じゃもう駄目だと思ったぜ」
「間に合って良かったよ特にランテさんの方は、診療所の女の子がMP使い果たすまで、ヒールをかけ続けてくれたおかげだよ」
「そうか、診療所の回復師のおかげか」
「そうだよ、さすがに死んだ人を生き返らすのは出来ないよ」たぶん、心の中だけで付け足す。


ギルマスが嬉しそうな顔をして「そうかそうか、ま、何にしても、今回こちらの被害は0だ。そして、後遺症の残るような怪我をした奴も0だ、これがどれだけ凄い事かわかるか」



「冒険者って職業はよ、体と心が強くなきゃ出来ねーんだ、もし、今回の事で奴らの心が折れてしまっても体さえ大丈夫なら、食っていける。冒険者を辞めるのはどっかしら、身体がいかれちまった奴がほとんどだからな」

そうか0か良かった本当に良かった。ニヤニヤしてたら

遠くの方から聞き覚えのある声が聞こえた「「「ヒデ兄」」」

「あれ、お前らどうやってここに来たの?」
「荷馬車でだよ、ギルマスが呼んでるってギルドのおっちゃんに言われたの」
「ギルマスが?」ギルマスの方を向くと
「お、来たなちび共ここにいるゴブリン共を、焼いて埋める作業を手伝ってもらおうと思てな」
「え、いいの?じゃ、じゃさ魔石とってもいい?」
「おう、いいぞーしっかり稼げよ」
「「「やたー」」」


喜んでいる子供達を見ながら、働かされる為に呼ばれたのに喜んでいる。
 ≪働かざるもの食うべからず≫現代ではナマケモノにかける言葉だが、ここではこんな子供達までもこの言葉に当てはまるのか……
 孤児だからではなく、街でも同じくらいの子は何かしら家のお手伝いをしていたなー。
きっとこの世界全体がそうなのだろう

などと感傷に浸ていたら……
ゲンがゴブリンの心臓辺りをナイフでザックリ切っている、切り口に手を突っ込んでゴソゴソして引き抜くと2センチ位の赤く光る石が出てきた。

あれが魔石か血塗れじゃなきゃ奇麗なんだが……

魔石をそのままハルナに渡してきれいに拭いてから袋にしまっていく
魔石を抜き終わったゴブリンはトランが穴(ギルマスが魔法で掘った)に運んでいく

ゲンが抜く→ハルナが拭く→トランガ運ぶ このルーチンワークなのだが……速い、物凄く速い

「速いなー」声に出ていた
「ん?そうかな?自分じゃよくわかんない」
「でも見てもうこんなに魔石集まったよ」ハルナが袋を前に出すと
「え、こんなに?なんか全然疲れてないんだけど……」
「ぼくも、まだまだ行けるよ、ゴブリン軽いしね」

いやいや、トラン君、軽いって貴方。ゴブリンってトランと同じ位の大きさだよそれを軽いとか……

「あっ」

「わっ、何だよヒデ兄デカい声出して」
「あ、ゴメンなんでもない。作業続けて」


あれか?PTのスキルか2倍の、こっそりと【鑑定】を3人にかけてみた

名前・・・ゲン

レベル・・12

スキル・・XXXXX


名前・・・ハルナ

レベル・・10

スキル・・XXXXX


名前・・・トラン

レベル・・12

スキル・・XXXXX


うわー、元のレベル知らないからあれだけども・・・レベル高いじゃん

はっ、俺も上がってるかも

【鑑定】

名前  ヒデノブ タナカ
レベル 8

スキル 光属性魔法
    異世界言語翻訳
    異次元収納
    鑑定
    パーティーメンバー経験値2倍(発動中はスキル保持者は経験値X0.5)
    診察


上がってる、上がっている・・・だがしかし、ハルナよりも低い……
わかっていたよ、3人のレベル見た時点で俺より上だったし、ムムム、本格的に経験値稼ぎするか?
いやいや、でもな~、一人であんなゴブリンとか退治出来るのかな?ウサギなら行けるかも……


「「「ヒデ兄」」」
「わっ!何」
「何じゃないよ、大きい声出したと思った今度はこっちを凝視して、動かなくなって終いには膝抱えて座りだしちゃうし、大丈夫?疲れたの?」

は、いつの間にか膝抱えて体育座りしてる~~、しかもハルナに頭ナデナデされてる~~

「ハ、ハルナさん、あの・・」
「ん?何か落ち込んでる弟達みたいだったから、こうするとみんな元気になるの」

10歳児に心配される30歳って……立ち上がれガンバレ、ガンバルンダ英信

ゆっくり立ち上がると、ズボンの砂を払い落として、
「ゴホン、終わったのかな、みんな?」
「え、う、うん、他の冒険者もいるからね、大体おわったよ」
「後はゴブリン共を焼くだけね」

穴の方を見ると数人の冒険者達が、穴に向かってファイヤーボールを打ち込んでいた。

予め油とかをまいて置いたらしい。凄い勢いで燃えている。

これで、やっと終わりかなー


+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ