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この世界の平均寿命を頑張って伸ばします。 作者:ちちまさ

第一章

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戦闘

 夜が明けきる前に目が覚めた。 

 毛皮にくるまって地面に寝転んでいるから、よく眠れないし体も痛い。立ち上がって身体をほぐす。
あっちこっちからバキバキと音がする。顔を洗ってしゃっきりした頃に日が昇り出した。

 見張りをしていたマナさんが「おはよう、早いね」と声をかけてきた。
「おはようございます。寝てないの?」
「寝たよーカルナと交代で」
「お疲れ様です」
「ふふふ、ヒデは、治療、私達は護衛、仕事だからお互い様だよ」

 日の出と同時に周りも動き始めてる。朝食の準備に取り掛かる昨晩出してくれたスープの残りにパンだ。

あっそうだ、来る前に買った串焼き出しとこ「これも少しあぶって食べよ」とみんなの前に紙袋に入っている串焼きを出した。
「おぉーヒデ兄ありがとう」早速三人が手を出した。カルナとマナにも渡した。まだ結構あるので村の子供達にも渡しに回った。

 肉は食べているが串に刺してあるという形状が珍しいのか、村の子供達は手に持って楽しそうに眺めていた。

 家から避難しなければならないという嫌な記憶が、少しでもやわらいでくれればいいのだけど・・・


 昼少し前に、村の状況を確認しに行っていた村の警備隊員が戻ってた。
警備隊の人の話では村に被害が出ないように、ゴブリン共を村の外まで誘導をしてそこで、全滅させる作戦をとっていたところ、ゴブリンの後ろから何故かオークの集団が追いかけて来て、予定が狂い想定していたより苦戦しているらしい。

食い意地の張ったオークの事だ、エサのゴブリンが目の前に居たから追っかけて来たのだろうとのこと。

 予定外の事で苦戦しているってとこが気になる……「カルナさん、マナさん戦場の近くまで行ってみよう、苦戦しているなら怪我人も出っているかもしれないし」カルナさんが少し考えてから偵察に出ていた警備隊員に「陣を張ってるのは街道側?」
「はい、そうです」
「うん、行ってみましょう。ただし、私が危険と判断したら引き返します」
「わかりました」

 ゲン達の方に向いて「3人はここで待っていてくれ」
「むーわかった、でもヒデ兄は弱いんだから、無理しないでやばかったら逃げて来いよ」
「おう、わかってるよ」

 街から来たギルド職員に3人を頼むと、陣を張っている場所に急いだ。

 小高い丘を登りきると丘の下で集団が戦っていた。と言っても素人目に見ても冒険者の方が押しているのがわかる。冒険者達の一方的な蹂躙だ。
「心配無かったですかね?」横で見ているカルナに話し掛ける。「ゴブリンの方は大丈夫だけど・・・後ろにオークがいるんで押しきれないのかな?」カルナの見ている方に集中してみると。

黄色い肌のデカいが、こん棒を振り回している。ゴブリンが逃げようと下がるとオーク共がこん棒を振り回して前に行かせようとしている。
「うん?あいつら、ゴブリン共に人間と戦わせて、疲れさせようとしてるのか?」

 オークの集団から火の玉が飛び出した。しかも前で戦っているゴブリンがいても、お構いなしにファイヤーボールを飛ばしてる
 「なるほど、ゴブリンを盾にして魔法で攻撃してるのか、悪知恵が働く奴らだなー」

あっそうだ、あんまりしょぼいから忘れてた鑑定使ってみよ

【鑑定】

オークメイジ・・・魔法が使えるオーク 食用です。焼いても煮ても美味しいです。


相変わらずのしょぼさだ、しかも調理方法まで記載され出した・・・

【鑑定】

オーク・・・力が強い。食用です。焼いても煮ても美味しいです。まだまだ他にも調理方法はあります。


いやいや、なんかレベルアップする方向性が違うよ・・・
オークが5匹にオークメイジが2匹か

なんて考えていたらオークメイジの魔法が冒険者達にも当たり始めた。

「カルナさんマナさん行こう、魔法の直撃は不味い早く治療しないと」
「ちょっと待って、あの集団に飛び込んでも次はヒーラーである貴方が狙われるだけだわ」
「でも」
 カルナさんが俺の肩に手を置いて、目を覗き込み「落ち着いて、いい考えがあるから付いてきなさい」
 年下の女の子に諭されてしまった。 いやここは冒険者の先輩の言葉として取っておかなければ。

 戦い、いや、殺し合いを目の当たりにして脳みそが少しおかしくなっていたみたいだ。
深呼吸1つして「はい」と答えた。
カルナさんは頷く
「こっちに」と短く言うと駆け出した。

冒険者達の1番後方に着くと「ヒーラーがいます。回復魔法が必要な人はいませんかー」カルナさんが声を張り上げる。
 その声を聞いて振り返った中にギルマスがいた。

 「ギルマス、怪我人をここに連れてきてください。治療します」
「ん?ヒデか村人のは皆無事か?」
「はい、あっちは大きな怪我をしてる人もなく皆無事です。」
「そうか、よかった、治療の方はあそこのテントの近くでやってる手伝ってやってくれ」
「わかりました」答える直ぐに駆け出した。
後ろから「私達はこっちに加わるから」とカルナさんが声をかけてきた。

走りながら「わかった」と答えた。



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