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この世界の平均寿命を頑張って伸ばします。 作者:ちちまさ

第一章

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患者

 診療所から出てきた俺達に注目が集まった。
 ギルマスが周りからの視線に気付いて
「お、結構そろってるな、丁度良いここにいる奴に言っておく、ここは診療所だ、怪我したり、調子悪かったりしたら診てもらえ 1回、銀貨1枚ギルドカード払いだ、わかってると思うがつけが払えなくなったら奴隷おちだぞ」

 奴隷とかいるのか……などと考えていたら、ギルマスがこっちを見ていた。なんか話せみたいに合図してきた。

 「あー調子悪かったり、相談だけでもいいから診療所に来てくださいね」

「は?銀貨1枚って安すぎじゃね?ギルマス大丈夫なのそいつ」
訝しげにこちらを見ている。

「カルナ達が入っていったけど大丈夫なのか?結構深手の怪我みたいだったが」

「カルナはもう大丈夫だ。ヒデが治してくれたからな」ギルマスが代わりに答えてくれた。

「ヒデの腕を疑ってるなら大丈夫だ、俺たちが保証するぜ」アードルさん達がこちらに向かいながら言った。

「なんだよヒデこれは、朝は、無かったよなこれ」
診療所を指さす。

「はい、今朝ギルマスと話して診療所を開くことになりました。」
「ほー、ギルマスは相変わらず目付けるのが早いねー。まっでも二日酔いを治してもらえるのは助かるな」
隣でうんうんとイールがうなずいていた。

「いや、二日酔いになるまで飲まないで下さい。」
「無理だと思うが心がけとくぜ」
「絶対嘘だそれ、無理とか言ちゃってるし」

 笑いながら話していたのでその時は気付かなかった、数人の目が光ったのを、まさか翌朝にあんなことになるなんて……




 次の日、昨日と同じように宿を出てギルドに向かう。
 ギルドの扉を開けて中に入ると、診療所の前に既に10人位並んでいた。座り込んでる人や襟首をもって引きずられてる人がいる。
 何かあったのかと急いで近くに行き声をかけた「大丈夫ですか?何があったのですか?」
一番前に座り込んでいる人の横にかがんで顔をのぞく。……

 酒くさー……

 「酒くさっ!」ん?これみんなまさか……
 「皆さん二日酔い治しに?」

 「「「「「「「こっくり」」」」」」」 
「もお、何かあったのかと思いましたよ」
急いで診療所に入ると
「じゃあ順番に入ってきてください、ギルドカードをその水晶球にあててから入ってください」

 昨日訝し気にこっちを見ていた男だ「本当に治るんだろうなー」と睨んでいるが頭が痛すぎて持続しない。

「はいはい、いいからここ座って」

 必要なさそうだけど一応、【診断】


状態・・・二日酔い




「まだかよ、早くしてくれ」
「わかったわかった、プットアウト」体がほんのり光りだす。
やっぱりなんか魔法名ポイのを言った方が何となく効果が上がる気がする。
「おぉ、本当に頭痛とけだるいのが治ってる。疑って悪かったよ、また、頼むなー」
上機嫌で出て行った。
「いや、お酒の量を減らしてくださいねー」聞いてないなあれ・・・また来るな絶対。

「次の人どーぞ」扉の向かって言うと片手に一人ずつ首根っこを掴んで引きずりながらマッチョなお姉さんが入って来た。

「二日酔い?」
「そうだ、今日はクエスト行くから深酒するなって言ったのに、頼むよ指名クエストだからキャンセルしたくないんだよ、こいつら動けるようにしてくれよ。」

「はいはい、ちょっと待ってくださいねー」【診察】

状態・・・二日酔い


状態・・・二日酔い



うん、同じだね 「プットアウト」二人の体がほんのり光りだす。

この世の終わりのような顔をしていた二人が突然立ち上がると、
「さ、急ぐぞ、何たって俺たちの初のご指名クエストだ」
「うむ、そうだな昨晩ははしゃぎすぎたようだ。ハハハッ」
 ガッ、ガッ二人の頭にげんこつが落ちた
「調子乗んな、反省しろ。今度やったら診療室じゃなくて森の中に置いてきてやる」
「「ヒッ、悪かったよ反省してるよ」」
「まったく、じゃ行くよ、ありがとね」
「「助かったぜ」」お礼を言いながら帰っていった

こんな感じで午前中に来たのは、

二日酔いX15人

骨折、打撲X1

打撲は酔っぱらって階段から落ちたらしい(本人もよくわかってない)その時はたいして痛くなかったらしく寝て起きたら体のあっちこっち痛かったので診療所まで来たらしい・・・
 腕とかポッキリいちゃってるのに、酒の力なのか?この人が痛みに強いのか?治療いてる時「ガハハ、いやー失敗しちゃたよーガハハ」って笑てたし。

冒険者ばかりで一般の人は来てない、ここで診療やってますと宣伝したわけでもないから当然だ、そこら辺はまだ何にも考えてない……





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