4月1日・・・世間はエイプリルフール。
この日のために極上の嘘を考えた人もいるのではないだろうか・・?
だが、
どこかの町に、このエイプリルフールにすべてをかける女子中学生がいる・・・!!
「・・・いよいよ、決戦の時だ・・・!」
彼女の名前は香羽乃菜。現在中学1年生。去年同じクラスだった尾西和真と同じクラスになりたくて、今本で読んだおまじないを試そうとしている。
そのおまじないは・・・
“好きな人と同じクラスになれる”というおまじないなのだ!
その内容というのが、
1エイプリルフールの日、鏡を用意する。
2その鏡に向かって好きな人の悪口を言う。
たったこれだけ。と〜っても簡単。
なのだが・・・。
「か、鏡がな〜い!」
なんと、乃菜は鏡をなくしてしまったのだ。
「ど、どうしよう・・・」
乃菜は悩んだ。どうすれば鏡が自分の手中にすることができるかを。そして思いついた。
「洗面台に行こう!」
乃菜は洗面台にある鏡を使おうと考えたのだ。
おまけに、今日は家に誰もいない。この、傍からみたらちょっと怪しいおまじないを見られる心配もない。まさに、ナイスタイミング!
乃菜はいそいで、洗面台に向かった。
そして、洗面台に着くと鏡に自分の姿を写して、こう吐き捨てた。
※ここで発せられる乃菜の発言は、すべておまじないの為の悪口であって本心からそう思っているわけではありませんので、ご了承ください。
「こんの・・・くそがきぃぃぃぃ!!!!!だいたいな、おめぇは遅刻しすぎなんだよ!!だから“遅刻委員長”とかいうあだ名が付くんだろーがよぅ!!!おまけに目立ちたがり屋で、何が“俺は、次期生徒会長”だああん?あたしは絶対オメーに票入れねーからな!!!!!
ふっざけんじゃねぇよ!!!」
※これで、乃菜のおまじないの為の悪口が終わった模様なので、ここからの乃菜の発言は普段の乃菜と変わりない発言になるかと思われます。
「・・・これで、本当に同じクラスになれるのかなぁ?」
乃菜は完全に信じているわけではないらしい。まぁ、初めてやったおまじないを無条件で信じろというのがまず無理な話なのだからしょうがないと言えばしょうがないのだが・・・。
だが乃菜は始業式の日、このおまじないの効果を肌で感じることになる。
「あ〜!和真だ!同じクラスなのぉ?」
乃菜はかなり期待して聞いた。目をいつも以上にキラキラ光らせていた。
「俺、まだ見てないんだけど?」
「そうなんだ。じゃあ、一緒に見ようよ!」
「別にいいけど?」
和真は、乃菜に乗せられてクラス替えの掲示板の前に来た。
二人は無言で掲示板を見ていた。
乃菜・・・2組 和真・・・2組!
「やったぁ!同じクラスだよ!和真!」
「・・・みたいだな。」
「これから、卒業までずぅっとよろしくね!」
「え、3年はクラス替えねぇのか!?」
「そうだよ〜」
こうした会話を繰り広げながら2人は同じ教室に入っていった・・・・・。 |