現代の恒久的平和は莫大な犠牲の上で成り立っていることを忘れてはならない。そしてその犠牲になった中には人だけではなく、人以外のものも含まれる。そんな犠牲になった一人の、生きる希望を抱き続けた彼女との物語。昭和十九年十二月八日、阿賀野海翔航海少佐は航海長として夢だった戦艦『長門』に乗り込んだ。そして、彼は彼女と出会った―――。作者が大好きな戦艦『長門』。七月二十九日、彼女の命日に合わせて製作された物語です。艦魂作品として二作目ですが、今も海の底で眠る彼女の冥福を祈る思いで書き上げました。未熟な部分も多々あると思いますが、どうぞ宜しくお願いします。
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N7525E
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24069文字(約49分)
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通常小説[短編作品]
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長門 戦艦 艦魂 阿賀野海翔 原爆
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太平洋戦争末期。人類は、たった六十五年前に、戦争というものをやっていた。戦争というのは、それは恐ろしくて悲しすぎる争い。殺戮と略奪の繰り返し。人々は戦争によって生きる希望も意味もなくしていった。しかし、そんな戦争の中でも、生きる希望を最後の最後まで持っていた者がいた。今の平和を成り |