ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
 十一話目。ここにきてようやく、第二期で張った伏線回収。題名の通りです。
第四期「精霊界へ。全ての真実」
第四期第十一話「終焉の花嫁ルイン」
アルカナ~切り札の騎士~



第四期第十一話「終焉の花嫁ルイン」



「『終焉の王デミス』……」
「セツ、手を出さないで。奴とは、私が決着をつける」
 私は、多少呆然としていたセツを背中に庇い、目の前の男に相対する。
「その男は、我が主が執心の小僧か。まさか貴様までが執心だとは思わなかったぞ。ルイン」
「……もうメロメロ。だから大人しく消えて」
「そうはいかぬ。大人しくするのはルイン、汝の方だ。まさか忘れたわけではあるまい? 余との婚約の儀を」
「は? 婚約?」
 困惑したようなセツの声。誤解されては堪らない。私は慌てて反論した。
「貴方が勝手に決めたこと。私は了承した覚えはない」
「ならぬ。余の言葉は絶対だ」
 その傲慢な態度に、私は目を細めて殺気を向ける。
「……たかが王ごときが、女神である私の断りなく支配者気取り?」
 けれど、私の殺気は奴にとっては心地良いだけでしかなかったらしい。喜悦の気配。
「よい怒気だ。そうとも。如何に女神であろうとも、我が覇道の前にはただ恭順のみ。もし、立ちはだかると言うならば……」
 奴の持つ戦斧が変形し、デュエルディスクとなって左腕に装着される。
「力尽くでも、ひれ伏させるのみ」
「……わかりやすい暴君。こちらは、元よりそのつもり」
 私も、自らの手にある杖をディスク型にし、腕に装着する。
「ルイン」
「……大丈夫。任せて」
「わかってる。俺は、どうすればいい?」
 セツの目に、不安の色はない。彼は、信じてくれている。私のことを。なら、言うことはひとつだけ。
「見ていて。私を。私の……戦いを」
「わかった。決して目は逸らさない。見届けるよ。お前の決着を」
 彼の言葉に、私は知らず微笑んでいた。ああ、思い出した。いつか、過去に居た私だ。
「……さあ、始めましょうか。昔日の残響、かつての王」
「始めようか。遠からぬ未来、我が妻となりし女神よ」
「「デュエル!!」」
「私のターン、ドロー! 私は『儀式魔人プレサイダー』を攻撃表示で召喚。ターンエンド」
 『儀式魔人プレサイダー』ATK1800
「余のターン、ドロー。ふん、儀式魔人か……温いわ! 手札から儀式魔法『奈落との契約』を発動! このカードは全ての闇属性儀式モンスターの儀式に使用できる儀式魔法。更に、余が贄とするのは『儀式の供物』! 一枚で闇属性儀式モンスターの贄となるカードよ」
「……来る!?」
 私は、奴自身の召喚に対して身がまえた。
「ハッ! まだ余が出る幕ではないわ! 余は『破滅の魔王ガーランドルフ』を攻撃表示で召喚だ!」
 『破滅の魔王ガーランドルフ』ATK2500
「っ!?」
 フィールドに現れた奈落から、禍々しい姿とオーラを持つ魔王が現れる。
「どうだルインよ。自らと同じく破滅の號を持つ魔王の姿は? 効果発動!『破滅の魔王ガーランドルフ』が儀式召喚に成功した時、このカードの攻撃力以下の守備力を持つモンスターを全て破壊する!『破滅の囁き』!」
 魔王の両腕に集約した闇が、私のプレサイダーを呑みこむ。
「更に、ガーランドルフは破壊したモンスターの数×100攻撃力がアップする! 行け、魔王よ。ルインにダイレクトアタックせよ!『破滅の波動』!」
「ぐぅあっ……あっ!?」
 ルインLP1400
「ルイン!」
「だい、じょうぶ……」
「くくく。余はカードを一枚セットし、ターンエンドだ」
「わ、たしのターン、ドロー!」
 流石に、闇のゲームで2600ダメージはキツイ……!
「私は、手札から永続魔法『昇華する魂』を発動。このカードは、儀式召喚に使用されたモンスターを一体、手札に戻すことが出来る」
「慈悲深いことだ。生贄にされた愚民などを手元に戻すか」
「なんとでも……言えばいい! 私は『マンジュ・ゴット』を召喚! デッキから『エンド・オブ・ザ・ワールド』を手札に加え、発動!『マンジュ・ゴット』と墓地の『儀式魔人プレサイダー』をリリースし、手札から『破滅の女神ルイン』を攻撃表示で召喚!」
 『破滅の女神ルイン』ATK2300
 フィールドに、私……違う。かつての私が召喚される。
「『昇華する魂』の効果により、儀式に使用した『マンジュ・ゴット』を手札に戻す」
「ほう、いつ見ても美しい姿よ。しかし、貴様では魔王の攻撃力には遠く、及ばない」
「……そう遠くもない。魔王の急所は見えている。手札から装備魔法『ダグラの剣』を『破滅の女神ルイン』に装備。攻撃力を500ポイントアップさせる」
 『破滅の女神ルイン』ATK2300→2800
「む……」
「バトル。『破滅の女神ルイン』で『破滅の魔王ガーランドルフ』を攻撃!」
「この瞬間リバーストラップ『生け贄の祭壇』を発動!『破滅の魔王ガーランドルフ』を墓地に送り、その元々の攻撃力分のライフを回復する!」
 デミスLP6500
 魔王が祭壇に呑み込まれて行く。私の攻撃はリセットされ、相手の場はガラ空き。
「っ!?」
「ルインよ。貴様の効果、よもや余が知らぬとでも思ったか? どちらにせよ直接攻撃を受けるならば、自らのモンスターを糧とした方が効率的だ」
「……なら、私は『破滅の女神ルイン』でダイレクトアタックする」
「ぐっ!」
 デミスLP3700
「そして、私は『ダグラの剣』の効果でライフを回復」
 ルインLP4400
 これで、序盤のアドバンテージはとった。でも……プレサイダーの効果も無意味になった上、奴のライフは……。
「私はターンエンド」
「フッ、流石に我が女神よ。一筋縄ではいかぬと見える。だが、余とてこれでは終わらぬ! 余のターン、ドロー! 余は手札から『マンジュ・ゴット』を召喚。効果によりデッキから『エンド・オブ・ザ・ワールド』を手札に加える」
「っ……!」
 今度こそ……来る!
「儀式魔法『エンド・オブ・ザ・ワールド』。余は『マンジュ・ゴット』と手札の『終焉の精霊』を生贄に……」
「っ!!」
 『マンジュ・ゴット』に、あの忌まわしい精霊の影が取り憑いて行く。その様子が、かつての終焉を思い起こすようで……
「ルイン!」
「っ……あ」
「落ち着け。あいつの呪縛から、完全に逃れるための戦いだ。俺もついてる」
 肩に、セツの腕が回される。
「……ありがとう」
 肩に乗る手に自分の手を重ねる。セツの温かさが身に染みた。
「さあ、ひれ伏すがよい! 余自身、王の降臨ぞ!『終焉の王デミス』!」
 『終焉の王デミス』ATK2400
 中庭の草木が抉り取られ、死滅していく。彼と共に見た、美しい光景が。
「っ!」
 それが、本当にかつての世界の終焉を彷彿とさせて。
「ルイン……」
 でも、体に感じる温もりが、かつての恐怖をやわらげる。
「効果発動! ライフを2000ポイント支払うことで、余を除く全てを終焉に!『終焉の嘆き』!」
 デミスLP1700
 私のフィールドに存在するかつての私、『ダグラの剣』『昇華する魂』が終焉の力に呑まれ、崩れ去っていく。
「さあ、王の裁きを受けるがよい!『ジ・エンド・カタストロフ』!」
「くっああ!?」
「ぐ……!」
 ルインLP2000
 私の傍にいた所為で、セツまでが闇のデュエルのダメージを負う。でも、私は今更、そのことを非難したりはしない。ありがたく、その支えを享受する。
「ふはは! ターンエンドだ! さあ、大人しく余の寵愛を受けよ! 女神!」
「お、断り……私の、ターン。ドロー!」
 く……かなり、体が辛い。奴の一撃は、やはり相当なものだった。回復していなければ、軽く4000超のダメージになるのだから当然だけど。
「ルインよ。王の情けだ。その男と共に我が主の元まで来るがいい。然すれば、今後一切、此方からは手を出さぬ」
「だ、れが……!」
「これは女神のためを思って言っている。余の目的は女神。そして我が主の目的はその男。余は寛大だ。我が元に来るのならば、その男との交わりとて認めよう」
「…………」
「何も悪いことはない。我が主は、その男のみを望んでおられる。世界を終焉に呑み込むそのお力も、その男がいればそうそう発動させんだろう。世界も救われ、我らの目的も叶う。何が不満だ?」
「……もう」
 耐えきれなくなり、怨嗟の声が口から洩れそうになった時、私よりも先にセツが口を開いた。
「もう、黙れよ。お前」
「……小僧。余は貴様に発言を許可した覚えはない」
「黙れって言っただろ。さっきから聞いてりゃ、ルインのためだのなんだのと。……違うだろ? ルインのためじゃない。全部、お前らのためだ」
「何を言うかと思えば……余の、王の慈悲がわからぬのか。我が主も、何故このような……」
「お前らはいいだろうさ。全て自分の望み通りだ。言うことはない。だけどな、俺たちからすればそんなのは、どれだけ妥協を重ねてもハッピーエンドにゃなりゃしないんだ」
 ……そう。セツの言う通り。奴の提案には、何一つ旨みもない。そんな提案に乗れる筈もない。
「何故だ? 貴様とて、我が主を嫌ってはおるまい? いや、むしろ少なからず好意も持っていた筈。女神との関係もそのままでよいと言っている。何が不満だ?」
「決まってるだろ。俺が好きだったのは“ユーキちゃん”であって、お前の主、“終焉の闇”じゃないんだから。それに、あの嫉妬深い終焉の闇が、俺とルインの仲をそのまま継続させる? あり得ないな」
 もし、そんなことが許されていれば、彼は元の世界でも、一年前にも、妹の暴走で苦しむことはなかった筈なのだから。
「だから、お前の提案はクソ喰らえだ。ルインはお前と、望まぬ婚姻。俺は姿形だけ似せた“偽物の”ユーキちゃんに囚われ、いずれその不興を買って世界は終焉……ほら見ろ。お前の提案の先にはバッドエンドしか残ってない」
 故に、この交渉に乗る価値はない。
「大体お前、王がどうたらこうたら言っているが、恥ずかしくないのか? お前、さっきから我が主がどうって、王だなんだと言いながら他者に頭下げてるんだぞ?」
「貴様……っ!」
「……かつての貴方は、野心と傲慢に染まった暴君だった。でも、今はどうやらそうじゃない」
 セツの言葉で、私もわかった。今の(デミス)は……。
「今の貴方は、偉ぶっているただの餓鬼。欲しいモノが手に入らなくて、ダダを捏ねている我儘坊や」
「っ! ルイン貴様ぁ!!」
「今の貴方に、私たちは負けはしない」
「くっ……だが、貴様のガラ空きのフィールドで、これ以上何が出来る!?」
「……貴方は、何もわかっていない」
「なんだと!?」
「貴方が嘲笑った儀式魔人が、魂が、私に希望を与えてくれている。私の手札とあなたの手札。それが、全ての命運を別つ鍵となる」
「っ!?」
 私の手札は四枚。そして、奴の手札はゼロ。
「……儀式使いなら、手札の温存は基本中の基本。臣民を使い潰すだけの王に、未来はない」
「ぐ……」
「私は、手札から『マンジュ・ゴット』を召喚……デッキから儀式魔法『過去への郷愁』を手札に加える……」
「なんだ、そのカードは……? 余は、知らぬ!」
「更に手札から魔法カード『死者蘇生』を発動。墓地から『破滅の女神ルイン』を特殊召喚する」
「くっ……なんだ、なんだというのだ!?」
「そして儀式魔法『過去への郷愁』を発動。フィールドから、『破滅の女神ルイン』を含み、レベルの合計が12になるように生贄に捧げる」
 『破滅の女神ルイン』と『マンジュ・ゴット』が光の中へと消えていく。
「過去への想いが、私に力を与えてくれる。思い出した過去。それは忌むべきものではなく……。思い出の中の私、『慈愛の女神ルイン』!」
 『慈愛の女神ルイン』ATK2500
 フィールドに、純白の衣を纏う私が現れる。
「こ、これは……かつての、女神……?」
「過去の私は慈愛を司る。墓地のモンスター一体につき、ライフを200回復する。墓地のモンスターは二体。よってライフを400回復」
 ルインLP2400
「くっ……攻撃力が、余を上回ったか」
 それだけで終わると思っているなら……浅はか。
「これは、私の過去との決着。これだけじゃ、まだ決着はつけられない」
 そう、まだ……役者が足りない。
「……『慈愛の女神ルイン』の効果発動。ライフを2000ポイント支払い、自分か相手の墓地から、通常召喚可能なモンスター一体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する」
 ルインLP400
 これは、乗り越えなくてはいけない再現だから。
「ルイン……まさか、お前!?」
 セツが、何かに気付いたように私を驚愕の目で見つめる。
「私が選択するのは……『終焉の精霊』!」
「なんだと!?」
 私が、私が呼び寄せた。王は、デミスはその寄り代となっただけ。自らの欲に、野心に付け込まれ、世界を滅ぼす元凶となった。
「私はもう一度、この手で全てを終わらせる!『終焉の精霊』!」
 私のフィールドに、あの忌まわしい影の精霊が。震えそうになる腕を、セツが優しく支えてくれる。
「そ、して……私は手札から『融合』を発動……『慈愛の女神ルイン』と、『終焉の精霊』を融合する……」
 純白の私に、影が取り憑く。ああ……。
「馬鹿な……これは!?」
 今でも、鮮明に蘇る。遠き日の絶望。
「……終焉の鐘の音が……遠く、響き渡る時。破滅の扉は開かれる……世の落日を見るがいい! 融合召喚!『終焉の花嫁ルイン』!」
 『終焉の花嫁ルイン』ATK2000
 漆黒の衣を身に纏い、全てを滅ぼす毒を撒く。
「こ、これが……終焉の花嫁。ルインの……過去の姿。一体、どんな効果が……?」
 これで……終わる。全てが。
「私の……『終焉の花嫁ルイン』の効果を発動する」
 この、効果は……。
「このカードが融合召喚に成功した時、このカード以外、ゲーム中に存在する全てのカードをゲームから除外する。フィールドも、手札も、墓地も、デッキすら、全てに等しく終焉を……」
「なっ!?」
「馬鹿なっ!? そんな、そんな馬鹿げた効果が……」
「その代わり、このターンのエンドフェイズ時に、私はゲームに敗北する」
 それでも……つまりはこの攻撃で終わりにすればいいだけ。
 終焉の花嫁の攻撃力は2000……相手の残りライフが2000以下なら、勝ちが決まる。
「ま、待て……ふざけるな……こんな、こんな終わり方が……」
「遍く全てを終焉せよ!『アビスフォール・ディザスター』!!」
「っっっ!?」
 地べたに座り込み、手を大地に落とした私から、終わりの謳が紡がれた。
「おおおおおおおおおおおっ!?」
 デミスどころか、全ての存在を巻き込み、崩壊を促す絶対破滅の力。それに抗えるものはいない。
「そして、これで終わり。『終焉の花嫁ルイン』で、プレイヤーにダイレクトアタック。『ディスペアー・シャウト』!!」
「ぎ……っあああああああああああああああああああああああ!?」
 デミスLP0
「眠りなさい。哀れなる王。過ぎた野心は破滅を招くと、その魂に刻んで」
 輪廻の裁きを、座して待つといい。
 私は、手の中から消えていく、かつての罪科を眺めつつ、王の最期を看取るのだった。



「っ……く」
「ルイン!」
「大丈夫……ちょっと、肉体的にダメージが大きいだけ」
「脂汗流して言うことじゃないだろ!?」
 デュエルの後、崩れ落ちそうになったルインを慌てて支える。
「……ホントに、大丈夫。精神的にはナチュラルハイ」
「……それはそれで、心配になってくるんだが」
 ともかく、大事はないようで安心した。
「お兄ちゃ~ん!!」
「ルイン殿~!!」
 闇のデュエルに気が付いたのか(まあ、あれだけ派手にやっていれば誰でも気付くか)、さだめたちが駆け寄ってきた。
「……ネイキッド。お前なんでパンツ一丁なんだ?」
「いや、就寝前の筋トレを……って何故揃って引く!?」
「汗臭い。見苦しい。汚らわしい」
「ごふっ!?」
「ルイン、その三段活用は奴には酷だぞ……」
「お兄ちゃん、大丈夫!? 貞操は無事!?」
「なんで言うに事欠いて真っ先に貞操の確認なんだよ! まずは怪我の有無を確認しろよ!」
「だってこんな真夜中にルインと二人きりだったなんて……もう五ラウンドくらい終わっていてもおかしくないと……」
「俺はどんだけ早いんだ!? じゃなくて、お前は心配するベクトルがおかしい!」
「まったくアテナは……夜にお兄ちゃんの部屋に行ったってだけでも許し難いのに、それどころかこんな重大な危機を見逃すなんて……」
「うぅ……私だって少しテンパってたんですよ。でなければこんな状況を見逃す筈が……」
 なんてこった。アテナもさだめと同意見なのか。
「……貴女たちは失礼」
「だってルインだよ!?」
 それが失礼だろう。ちなみに、俺的にはルインのところをさだめに変えるとしっくりくる。
「……でも、そこまで言うのならお望み通り」
「はっ!? エマージェンシー!?」
 さだめの言葉に何か反応する間もなかった。
「ん……」
「「ああー!?」」
 唐突に、唇に柔らかな感触。アテナとさだめのものらしき悲鳴。間近に迫ったルインの端正な顔。
「……ん、ゴチ」
 満足そうなルインの微笑み。膨れ上がる闇と光のオーラ。
「死ねぃ!」
「何しているんですかぁ!?」
 咄嗟に身を引いたルインと俺の間を貫く光の砲撃と闇の爪。
「……危ない。一応闇のデュエル後でグロッキー」
「関係ないよ!」
「不意打ちは卑怯だと思います!」
 そして始まる人外バトル。俺はと言えば……。
「で、何故貴様はそんなに落ち込んでいる」
「……いや、今更不意打ちでキスされたくらいじゃうろたえなくなっている自分の感性に絶望していた」
「良かったな。これで、名実ともに貴様は誑しで鬼畜王だ」
 エースの言葉が胸に突き刺さる。が、コイツにやられっぱなしは性に合わん!
「……言っておくが、お前も原因の一端だからな?」
「な、なんのことだ? 我は、その……知らん!」
 顔を赤くして立ち去るエースに、少し溜飲を下げた俺に、さだめたちから逃げるルインが目線を向けてきた。
『ありがとう。貴方のおかげで、私は過去を乗り越えられた』
 声に出さずとも、伝わったその言葉。それに俺は、こう返すのだった。
『どういたしまして。女神様』
 明らかにパワーカードです。が、一応対処法は幾らでもあります。まず出し難い。オリカ紹介を見てもらえば分かると思いますが。そしてライフが2000以上だと負け確定。奈落食らうと終わり。和睦でも終わり。威嚇する咆哮でも終わり。融合召喚にチェーンして墓地からネクロ・ガードナーでも負けます。その他諸々。それでも明らかにゲームバランスがおかしくなるのは確定なのでチートです。
 それでは、悠でした!


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。