マリアナ最終決戦3
マリアナに敵襲!!
この情報に接し、大本営は最終作戦計画Zを発動した。
作戦Zマリアナにおける敵との最終決戦を行うプランである。
この作戦発動に伴い、各部隊は動く。
海軍は連合艦隊の稼動戦力のほとんどを投入する。そして、陸軍は航空部隊に出撃命令を出す。
一方、サイパン島にあるマリアナ方面陸軍司令部は、グアム・テニアン・サイパン3島に非常警戒警報を出し、敵上陸に備える。
この時点において、マリアナ方面の総兵力は4万5千。戦車は3式、1式合計280両。これに加えて自走砲150両が配備されていた。
また近海防衛用の潜航艇や魚雷艇も合わせて200隻配備されていた。
住民の疎開も既に済み、敵の航空攻撃による先制こそ許したが、陸上兵力は未だ健在であった。
また海軍も太田実少将指揮の陸戦隊5千に、戦車42両、自走砲24両を保有しており、マリアナの陸上総兵力は約5万、戦車・自走砲は約500両が配備されていることとなった。
もっとも、実際に米軍が上陸すればこの程度の戦力では不足していることがわかることとなる。
このときの米軍の兵力は上陸軍8万、戦車・自走砲1000両という日本軍の二倍近い戦力を揃えていた。米軍が如何にこの作戦を重視したかわかる。
しかも、戦車は最新鋭のシャーマンイージーエイトを要しているから、日本側の3、1式両戦車では性能的にも力不足であった。
つまり、米軍は上陸軍さえ無傷で上陸できれば、力押しでサイパンを占領することが十分に可能であった。
だから、その前の海上での決戦は重要であった。
決戦開始二日目、日本側は早速航空攻撃に出た。マリアナ方面の残存機180機、硫黄島からの攻撃機80機であった。
この日本側の第一回目の反撃は、敵戦闘機と対空砲火の厚い壁に阻まれ、戦果は巡洋艦1大破と戦闘機の撃墜24機にとどまり、逆に被撃墜71という大火傷を負ってしまう。
その後も散発的に攻撃は繰り返されたが、戦果はあまり上がらなかった。
ついに日本軍も戦力が不足したという楽観的ムードが米軍を支配していった。
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