ウエーク島沖海戦 中
ウエーク島沖海戦で先に米艦隊を発見したのは、空母瑞鶴より飛び立った「彩雲」偵察機であった。その距離凡そ850km。
日本側は直ちに攻撃態勢に入った。この時点では未だ航空機(戦闘機)の航続力の関係でギリギリ攻撃には移れなかったが、それでも敵を先に発見したのは有利に立てる点であった。
一方の米艦隊はこの偵察機をウエーク島から発進したものと判断した。まさか日本の偵察機が4000kmもの航続力を持っているなど予想できなかったのだ。
ただちに直掩戦闘機を発進させるとともに、ウエーク島に向け120機からなる第一波攻撃隊を発進させた。
日本側はこの間に攻撃隊の発進準備を終え、何とか攻撃隊を発進可能位置、距離800kmまで艦隊を前進させれた。
各空母から烈風48、彗星42、天山36機の計126機が発進した。
この攻撃隊発進直後、ウエーク島に敵機が来襲した。
米攻撃隊はなんの妨害もないままウエーク島に殺到した。これは既に航空隊が無駄な戦力損失を避けるため、回避したからであった。
米攻撃隊は滑走路を穴だらけにし、無線施設や格納庫等を破壊しつくすと去っていった。損害は対空砲による2機のみ。完勝である。
だが、意気揚々と帰還する彼らはなんと今まさに米艦隊を攻撃しようとしていた日本攻撃隊と鉢合わせしてしまう。しかも、艦隊上空で。
米軍はレーダー誘導を行おうとしたが、この時一部迂回した天山が欺瞞紙を撒いたたため、レーダーが利かなくなってしまった。
この後はもう乱戦となった。彗星に撃墜されるアベンジャーがあるかと思えば、SB2Cに撃墜される天山も出る。
だが、そういった乱戦の中、1、2機単位で日本攻撃隊は米艦隊を攻撃した。レーダーが真っ白で、おまけに味方収容中で1、2機単位で来るため、米艦隊は有効な反撃が出来なかった。もっとも、日本側もかなりの数が魚雷、爆弾を捨てたため、打撃を与えれた機は少なかった。
戦果は味方未帰還21に対し撃墜19、撃沈駆逐艦1であった。
これは流れ魚雷を喰らって轟沈したものである。他に空母2、巡洋艦1中破、戦艦1、巡洋艦1小破であった。
おまけ
帝国海軍戦艦土佐
排水量48600t 速力31ノット
武装40cm砲9門
12,7cm砲20門
対空用ロケット砲装備
同型艦薩摩
大西洋派遣艦隊に売却された英ライオン級戦艦の3,4番艦。
安芸一穂先生の旭日旗往くに登場。
この世界では史実よりも日本の電子技術が進んでいる設定になっています。
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