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第4話

「おはようございまーす」


女の子が出勤してきた。


おはようございます・・?今、夜ですよね・・?この人・・もしかして寝ぼけてるのかな?



「こんばんは 初めまして クリムです。よろしくお願いします。」


私はその女の人に挨拶をした。


「あはははは!この子まだ変身してないから新人さんだよね?何か初々しい!


 ‘おはよう’は出勤時の挨拶だよ!‘こんばんは’って言わないの。


 あたしは樹里ジュリ!分からない事があったら遠慮せず何でも聞いてね〜!


 でも実はあたし入ってまだ一ヶ月なんだけどね。あ!ため口で良いからね。


 気使わないで!よろしくね!」


「うん・・ジュリ!!」


「ごめん!!来て早々なんだけど、もうすぐお客様が来るんだ〜、


 お客様が来たら席につかなくちゃいけないんだよね。だから、そろそろ着替えとか


 準備しなくちゃいけないから、、。あ!クリムの変身姿楽しみにしてるね!じゃあね!」



彼女はそう言って私に手をふり、待機席を離れた。


初対面のジュリの印象は明るくて、優しい良い子だった。



ジュリが席を離れた後、私はずっと他の女の子達の接客態度を見ていた。


「すごい・・。皆慣れてるなぁ・・。」



1時間が過ぎたら店長が待機席に来た。



「クリムさんお疲れ様です。どうでしたか?もしわからない事があれば


 私か女の子達、ボーイ、チーフに遠慮せず聞いて下さいね。送りの車を用意しますので


 もう少し待ってて下さいね。イワキ、送りの人を呼んで下さい。


「はい。店長」


「明日、5時に必ず来て下さいね。」


「絶対来ます!」


来ない訳がない。絶対に行く。



送りの人が来たので私は挨拶をして帰った。


「お疲れさまです。お先に失礼します。」


「お疲れ様です。また明日。」



今日一日が過ぎるのはあっという間だった。歩いていたらスカウトに声をかけられ


半信半疑でその男について行き、店について説明を受けて見学して。


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