第12章「証明された、シリウスの無実」
神秘部での戦いが終わった翌日。
体調が回復したハリーは、ホグワーツへ向かった。
ロンやハーマイオニー、グリフィンドール寮の面々はハリーをあたたかく迎えた。
そして、いつものように 広間での朝食の時間がやってきた。
ハリーがロンと一緒に広間へ向かうと、すでに広間にいたハーマイオニーが新聞を手に 2人のもとへ駆け寄ってきた。
「いったいどうしたんだよ? ハーマイオニー」
「そんなに慌てて、どうかしたのかい?」
「とにかく、これを見て!」
ハーマイオニーは新聞記事を指さして言った。 ハリーとロンが同時に記事をのぞきこむ。
記事を見て、ハリーの表情が変わった。
「これって…!」
新聞に載っていたのは、シリウスの無実を証明する記事だったのだ。
「シリウスの無実が証明されたんだ!!」
ロンが叫ぶ。
ハリーは喜びと驚きのあまり、声も出なかった。
「よかったわね、ハリー。これで、シリウスと一緒に暮らせるじゃない」
ハーマイオニーの言葉で我にかえったハリーは、笑顔でうなずいた。
「よかったな。ハリー」
「ああ。ありがとう」
その後の授業は、ハリーにとってはものすごく長く感じられた。集中しようと努力したが、なかなかうまくいかなかった。
そして、授業が終わった夕方。 ハリーの元にふくろう便が届いた。
差出人の名前は――「シリウス・ブラック」。
(シリウス…)
もう名前を隠す必要がないとわかり、ハリーはうれしかった。 彼は封を開けて、中の手紙を読んだ。
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