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ドラゴンクエスト番外編最終話
マスタードラゴンの背中に乗って十分ぐらいしたころ、ようやく目的地らしき所に付いた、と言ってもただの草原だ。
「俺達をこんなところに連れてきてなんの用だ!?」
ラバンがまたキレタ。
「だから、竜王を倒すのだ。」
マスタードラゴンは何度も言わすな、と言うような顔で言った。
「わかっているよ、そんなもん!ここのどこに竜王がいるんだよ!」
そう、辺りは草原見渡す限りラスボスがいそうな城などどこにもない。ただ地平線が広がっているだけだ。地平線といってもここの地平線は美しいとは到底言えない。血のように赤い空なのだから地平線も赤い。夕焼けみたいな赤さではない。血が流れているみたいな地平線だ。
「そろそろ来るぞ!皆、構えろ!」
マスタードラゴンは叫んだ。どこから来るんだ?
「ねぇ、リュカ。一つ聞いていい?」
ユーリンが僕に話しかけてきた。
「なに?」
「あなたは僕の子孫?それともあなたのお嫁さんが僕の子孫?」
そりゃ、気になるか。子孫の事は。
「僕じゃなく嫁の方だと思うけど。」
「そうか。」
これで会話が終了した。本当はもっと話そうかと迷っていたんだけど、それはできなかった。空から竜王が降ってきたからだ。
「ひさしぶりだな。ロトの勇者、ラバン。」
やはり、ラバンと竜王は知り合いのようだ。
「うるせー。今度こそお前を地獄に落としてやる。覚悟しやがれ。」
「ふ、変わらないな。」
竜王はかなりでかかった。グランバニアの城と同じぐらいだ。触っただけで毒になりそうな紫色のドラゴンで、口から見える牙はかなり鋭かった。僕は少し恐怖を覚えたね。こんな魔物はじめてみた。
あれ?マスタードラゴンがいない・・・
「死ね!勇者たちよ!」
竜王は灼熱の炎をはいてきた。
「フバーハ!」
ユーリンが受け止めてくれた。その隙にラバンは竜王に向かって剣を振りかざした。
「なっ?」
剣を当てたのに全くダメージをくらっていない。傷口もできていない。
「ふ、効かぬわ!!そのような攻撃!」
竜王はラバンをサッカーボールみたいにけりやがった。
あ、僕まだ何もやってない。
「メラゾーマ!」
僕はデイン系以外の呪文はグランバニアでがんばって覚えた。使う事なんてないと思っていたけど・・・
「ぐっ、」
少しは効いたようだ。
「勇者でもないくせに!!」
竜王は僕に向かって灼熱の炎を吐いてきた。
ドラゴンの杖、頼むよ。
僕はドラゴンの杖を振りかざした。ドラゴンの杖の先から灼熱の炎がでてきた。
「ちっ、」
竜王は炎による攻撃を止め、僕を殴ろうとしてきた。
待ってくれよ、そんな巨体でパンチされたら即死だよ。
「トリプルギガデイン!!」
僕の後ろから激しい雷が飛んできた。この技はレックスが使うギガデインを三人でやった技だな。
「ぐぁあぁぁ!!」
竜王はかなり弱っている。っていうかあれぐらいで倒れるのかこいつ。体の割にはヘボイ。こいつは勝てるぞ。
皆の顔から笑みがこぼれていた。
「もういっちょ!トリプルギガデイン!!」
「うぁぁ!!おのれ!ぐ、勇者どもめ!」
竜王は憎しみにあふれた目をこちらに向けてきた。

竜王の体がさらに大きくなった。この大きさは天空城を超えているだろう。
そして、灼熱の炎を吐いた。
「フバーハ!」
ユーリンが唱えた

……しかし意味はなかった。
竜王は体が大きくなっただけではなく技の威力も先ほどとはうって変わっていた。
皆の顔が驚愕の表情に変っていた。


だがユーリンが
「みんなまだあきらめるな!!……ミナデイン!!!」
ミナデインは竜王に命中した。
「ぐぁ!!!」
竜王がひるんだ。

今だ!!!




「とどめは僕にやらしてくれ!」
そう僕にはとっておきの技があるんだ。
「頼む!リュカ!」
ユーリンが言った。
「よし!マダンテ!!!!」
僕の最高の技、マダンテ。この技は僕の中の魔法力をすべて消費してしまうが、威力はものすごい。この技を地面に向けて放てば地球は崩壊するだろうとも言われている。(僕が思っているだけ)
「ぁああ!!!!貴様!!何者だ!!?」
マダンテは竜王にかなりのダメージを与えたようだ。
「僕?僕はただの人間さ。」
「う、うそを付くな。ただの人間にこの私が敗れるはずなど、ぐぁ!」
そう言って竜王は爆発した。
「よっしゃーー!!!今度こそ竜王を倒した!!」
ラバンが興奮している。
「これで、やっともとの世界に帰れるな。」
アビルが言った。そうだその通りだ。はやく帰ってビアンカに会いたい。
「よくやった、お前達。」
「マスタードラゴン!!?」
ユーリンがマスタードラゴンに向かって怒鳴った。
「あなたは一体どこへ行ってたのですか!!?」
「いや、本当にすまなかった。実は私は戦闘は少し苦手でな・・・。」
そうだったんだ。だからお母さんを助けに魔界へ行く時もついてこなかったんだ。
「そろそろ元の世界に戻してくれないかな。もう僕さっきのマダンテでMPが残ってなくてクタクタなんだよ。」
「うむ。では戻すぞ。その前にリュカ。お前が落として行った、天空の剣だ。」
おっと、忘れてた。レックスに怒られるところだ。
「ありがとう。」
「あのさ、アビル。」
ラバンがアビルに向かって話しかけた。
「もうちょっと勇者らしくなってくれ。」
「なんだよ!最後まで、嫌味か!?」
リュカは笑いながらマスタードラゴンに乗ってこの世界の出口まで連れて行ってもらった。
そこから皆が別れて自分の道へと戻って行った。

これで過去の小説はだいぶ放出したつもりです。

受験が終わったらまた小説を書いていきたいので、よろしくです。
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