★プロローグ★
お空の遥か上方に、星座を司る、悪魔たちの世界がありました。
その名も……
――――星魔界――――
ところがある日、平和だった星魔界にある出来事が……。
「星魔王様がお亡くなりになられたぞぉーっ!!」
「何っ!?星魔王様がっ!!?」
星魔界の支配者・星魔王が死んでしまったのです。
「きゃあああああああっっ!!!」
「うわあああああああっっ!!!」
支配する者を失くした悪魔たちは、好き勝手に暴れ出し、他者と争い、星魔界は混乱していきました。
「長老様っ!!」
「むぅ……」
そこで、長老は考えました。
「新たな星魔王に相応しき者を探そう……」
そして長老たちは、全ての悪魔の中から、新たな星魔王に相応しき者を選びました。
「よくぞ来たっ!選ばれし十二人の悪魔たちよっ!!」
選ばれたのは、全部で十二人。
「この十二人の中の一人が、新しき星魔王、この国の主となるのだっ!」
『……。』
長老の前に並ぶ、十二人の悪魔たち。
「直、選抜を公平とするため、十二人の中からの指名は、人間界の何にも関係のない人間にさせることとする」
「人間っ!!?」
「人間っ♪」
「人間っ……」
そう、人間に。
「その人間はこちらで無作為に選出しておいた。羅珠っ」
「……はい」
長老が、悪魔の中の一人の名を呼びます。
「その人間の連行をお前に任ずる。今すぐ人間界へ迎えに行けっ!」
「はい」
***
――――人間界――――
「ここが……人間界か……」
こんなところから、この物語は始まるのです。
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