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第二話 能力の名は
教室で使い魔との関係がなんだのとか言う話が終わり、
部屋に戻った後、俺は自分が異世界から来たことを話した。

「嘘でしょ? 異世界なんてあるわけないじゃない」

「本当だ、第一こんな時に嘘言ってどうすんだよ?」

「………だったら証拠を見せてよ」

「あぁ、いいぞ」

そういうと俺はポケットにしまってあった
携帯電話を取り出した。

(才人はパソコン出してけど…、まぁ仕方ないか)

「なにそれ?」

「これは携帯電話って言うんだ俺達の世界の人は
これで遠くの人と話をしていた」

「遠くって………どれくらい?」

「国際電話ってやつだったら世界中でもできるぞ」

「世界中!?」

ルイズは心底驚いたような声をだした

「すごいわね~、あんたの世界の魔法」

「魔法じゃない『科学』だ」

「『カガク』……って何?」

「科学っつーのは、この世界の道具と違って
人の手だけで作られたもんだ」

「魔法は?」

「無い」

「魔法がないの!?」

「あぁ、だからそのかわりこの『科学』が発達してんだよ」

ルイズは新しいおもちゃを与えられた
子供のように携帯電話を弄り、しばらくそうしていると。

「まぁ、いいわ、分かった信じてあげる、あんたのこと」

本当はまだ信じてないんだろうが…まぁいいだろう。

「で、俺は使い魔として召還された……が
何をすればいいんだ?」

「まず、使い魔には主人の目となり耳となる能力を与えられるわ」

「なんか見えるか?」

「……全然」

ルイズは落ち込んだ。

「他は?」

「えっと秘薬の調合とかそのための素材集めとか」

「無理、秘薬とか知らないし」

「はうぅう……」

ルイズはもっと落ち込んだ。

「……最後っ! これが一番大事よ! 主人を守ること!! …って言っても」

ルイズは悲しい目で俺を一瞥し

「あんたじゃ無理よね、いかにも弱そうだし…」

「おいおい、人を見た目で判断するなよ、俺結構強いんだぜ?」

こう見えても空手、剣道共に初段の資格はもっている、
大会だって県の上位には入ってる方だ。

「本当にぃ?」

めっちゃ疑いの眼差しで見ている。

「あぁ、本当だとも」

「………」

「………」

見つめ逢うこと数秒

「……はぁ、まぁいいわ…今日は疲れたしもう寝るわ」

「俺は?」

ルイズは俺の足元を指差し

「あんたは床よ、わらと毛布くらいならあげるから
優しいご主人さまに感謝しなさい」

ルイズは偉そうに言った。
ま、知ってましたけどね。

「はいはい、分かりました、それではお休みなさいご主人様」

「どこ行くのよ?」

「散歩」

と言って俺はルイズの部屋を出て行った。
学園の中庭まで出る、
空を見上げると二つの月が寄り添うようにならんでいる。

(本当に来たんだなぁ、この世界に…)

俺はベンチに座り、ハァとため息をついた。

(あの神様は俺に能力を与えたっつってたけど、
結局なんの力か分かんないし…、
ガンダールヴの力だけじゃ正直きついぞ…)

「なにをため息なんかついてるのかな?」

「あ?」

顔を上げると目の前に神様がいた……ただし十分の一スケール
手の平サイズだが。


「や! どうこの世界は?」

「どうってお前…つーか人の話きけっつーの!! 俺に何の力くれたんだよ!?」

「あれ、説明してなかったけ?」

「されとらんわ!!」

「あー、そっかぁ…テヘッ☆」

「テヘッ☆…じゃねーんだよ!!」

頭を指先で連打する。

「痛い痛い痛い!! ごめんって!!」

選択肢

・止めてあげる
・かまわず続ける ← ピッ

「痛たたたた!! ごめんごめんごめん!!」

「悪いな俺は根に持つ方なんだ」

「許してぇえ!! 今から説明するからぁ!!」

それならば、と止めてあげる。

「痛いぃ…、もうこれでも神様なんだよ? その扱いはないでしょ!?」

「知るか、いいから説明しろ」

まったくもう、とまだ不満げな様子だったが説明をはじめる。

「えー、コホン、君に与えた能力は実にシンプルです
だから、説明するよりやってみた方が早いね」

「どうゆうことだ?」

「んーと、それじゃあ頭のなかでなにか適当なものを思い浮かべてみて
物でも生き物でもいいから」

なんなんだ? と思いつつ適当にナイフを思い浮かべてみる
すると……

ブオンッ!!

「うおっ! なんだこれ、出てきたぞ!?」

「そう! それが君に与えた能力『創造主』(クリエイター)だよ」

『創造主』(クリエイター)?」

「そう! これは今やった通り頭に思い浮かべたものを実際に
出すことができる神の力の一つだよ」

「ほー、そりゃすげぇ」

「でしょ? これすごいんだよー? 神の能力のなかでも最高峰のだもん! 
ありがたく受け取ってね?」

「おう、サンキューな」

「へへー、あ、でもね、なんでも創造できるってわけじゃないんだ」

「どうゆうことだ?」

「創造したいものの構造を大体でいいから理解していないとだめなんだ」

「あ~と、つまりどういうことだ?」

「じゃあ例えると、かめはめ波ってどうやって出るか分かる?」

「確か、気を手のひらに集めて一気に放出するんだっけ?」

「そうそう、そうゆうことが大体分かってればいいんだ、じゃあタケコプターは?」

「タケコプターは…う~む、よく分からん」

「そういうのは能力の発動が不可能ってことだよ、分かった?」

「おう」

説明し終えると神様はバイバーイ、といって空に消えていった。

「さて、では試し撃ちといきますかね…」

深く息を吐き、体の力を抜いてリラックスさせる。

「フゥー…うっし! いくぞ」

そして両手を右の腰にもっていき、
子供なら誰しも一回は真似したことのある。
あの技の体制をとる。

「かぁー!」

「めぇー!」

「はぁー!」

「めぇー!…」

「波ぁああああああああ!!!」

上空に向けて極太光線を放つ、
打った瞬間空が昼真のように明るくなる。

「マジでできたよ…」

かめはめ波が出せた事実に呆然としていると

「なんだ今の光は!?」

「こっちの方からだったぞ!?」

生徒や先生達が集まってきた。

「うわ! やっべ!!」

急いでルイズの部屋の前まで戻る。

「ふぅ…、危なかった」

静かに部屋に入るとルイズは気持ちよさそうに寝息を立てて眠っていた。
どうやらさっきの騒ぎには気づいていないようだ。

「ふぁぁあああ…、さて俺も寝ますかね」

といって藁とに入り毛布にくるまる。

(あの能力はスゲェな…、これからどんどん活用せねば…)

楽しい明日からのことを考えつつ俺は眠りについた。
はい、能力紹介がやっとできました

創造主はオリジナルの能力ですww

さてさて、迅はこの力をどう使うのかお楽しみに


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