昔、昔…
とある所に赤頭巾ちゃんと呼ばれている少女が居ました。何の変哲もないとある日、赤頭巾ちゃんはお母さんにお婆ちゃんの家に届け物をして欲しいと頼まれました。赤頭巾ちゃんはお婆ちゃんの事が嫌い【世の中のお婆ちゃんゴメンナサイ…】でしたがお母さんの事は好きだったので渋々OKし、お婆ちゃんの住む山へと向かいました
田舎子の赤頭巾ちゃんは山道に慣れていてどんどん登って行きました。周りは鬱蒼としていますが《そんなの関係ねぇ!!》と言わんばかりの勢いで登って行きます
『ぐへへ…久しぶりに人間の肉を食えるぜ…』
なんと言う事でしょう…赤頭巾ちゃんはこの山で最も凶暴で残忍で強いオオカミに目を付けられてしまいました。オオカミは不気味に笑いながらお婆ちゃんの家へと走って行きました
『ふぅ…やっと着いたよ』
遂に赤頭巾ちゃんはお婆ちゃんの家に到着しました。
お母さん曰わくお婆ちゃんは今、病にかかっていて寝込んでいるらしい。赤頭巾ちゃんは何かを思い付いた顔をすると不敵な笑みを浮かべお婆ちゃんの家へと入りました。お母さんの言うとおりお婆ちゃんらしき人は顔を壁の方へ向けベットに寝ています。しかしソレはお婆ちゃんではくオオカミなのです。オオカミは先回りし、お婆ちゃんを襲いましたが
『しおれたシワシワの肉なんか喰えるかぁ!!』
と家の裏まで連れ出すとなぶり殺し【世のお婆ちゃん本当にゴメンナサイ…】にし、何食わぬ顔でお婆ちゃんの服を着、赤頭巾ちゃんを待ち構えていたのです。赤頭巾ちゃんはどうやら全く気付いていない様子、後はタイミングだな…ぐへへ。とオオカミは笑みを浮かべました
『お婆ちゃん?起きてるの?』
と赤頭巾ちゃんが訪ねます
『あぁ…起きているよ』
とオオカミが自慢の鼻を摘み声を高くし応えます。と、赤頭巾ちゃんがまたもや不敵な笑みを浮かべました
『ねぇお婆ちゃん、お婆ちゃんは何でそんなにシワシワなの?』
『そ、それは歳のせいなんだよ(汗)』
オオカミは驚いたものの何とか応答します
『じゃぁ何でそんなに気持ち悪いの?』
『へ?それは…』
遂にオオカミが詰まりました。ここぞと言わんばかりに赤頭巾ちゃんが攻め立てます
『ねぇ!?何でお婆ちゃんはそんなに若作りするの!?』
『い?いや、あの…(汗)』
『何でそんなに臭いの!?化粧の匂いと混じり合って物凄い臭いの!』
『………』
『何でこんな山奥に住むの!?いちいち来るの面倒なの!!』
『………(涙)』
『何で…』
『ゴメンよぉ!涙!』
オオカミは瞳から滝のように涙を流しながら家を飛び出てしまいました。赤頭巾ちゃんはやっとお婆ちゃんじゃないことに気付きお婆ちゃんを亡きものにするため捜しました。家の裏で元お婆ちゃんの肉塊を発見した赤頭巾ちゃんは笑顔で帰宅しました
数日後…お婆ちゃんの住んでいた家近くの崖で、涙を流した一体のオオカミの死体が発見されましたとさ
めでたしめでたし♪♪
最後に世のお婆ちゃん…本当に申し訳ありませんでした(汗) |