I change little by little(8/9)縦書き表示RDF


楽しみにしてくださっていた方、更新が遅れてすいません”

これ以上遅れさせるまいと、学校初日でヘロヘロでしたが、どうにか完成させる事ができました(≧∀≦)ノ

設定はつきあいはじめて2週後と思ってください
I change little by little
作:yuki



[ ♯8・心の中に雨 ]



キーンコーンカーンコーン



「なっ灰原、俺今日雨でサッカー部休みになったんだ。だから久しぶりに一緒に帰ろうぜ」


外はザーザー雨が降っている

昨日の夜から降っているのにまだ止まない

なんだか珍しい天気



「わかったわ。掃除当番だからちょっと待っていて。工藤君は、ちゃんと傘は持っているの?」

「おう。今回は珍しく天気予報見ていたからな!!でも俺、灰原となら相合傘でもい〜ぜ」



私は彼が冗談を言ったときの笑顔が好き


そんなこと、恥ずかしいから言ったことないけれど


どこまでも照らせそうな光を放っている


「……悔しいけれど、今日は私、傘忘れちゃったのよね」

「灰原が?俺が持ってくるよりお前が忘れてくる方が珍しいな(笑)まぁいいじゃん、仲良く帰ろうぜ」

「玄関で待っていてくれないかしら?私たちの関係は、クラスの人に内緒なんだから」

「別にいいけど……わざわざ何の為に内緒にするんだよ?俺は灰原と付き合っていること知られたって良いんだぜ!!」

「私が嫌なのよ……さすが工藤君、鈍感ねぇ」

「まっ、それは後で決めるとして、玄関で待ってるから」


彼はそう言うと元気に階段を駆け下りていった



工藤君はクラスの女子からモテている

クラスが違う子も、彼に好意を持っている

そんな彼と付き合いだしたら睨まれるに決まっている

私は別に吉田さんたち以外の友達が欲しいわけじゃない

けど関わりのない人から憎まれるのはさすがに……ね


だから、とりあえずまだ今は、誰にも知られたくない




(早く掃除して、彼と帰ろう)

そう思ってほうきを取って気付いた

私の他にクラスの男子『槙田洋平』しかいないのだ

槙田洋平は、いつも一人でいて誰ともつるまない一匹狼タイプの男子で、それでいて工藤君の次にモテているらしい



そんな無口の彼が、私に声をかけてきた





「灰原、今日他の掃除のメンバー遠征とサボりでいないから、掃除無しにしていいか?」


そういえばそうだった

遠征2名に、サボリ常習犯2名……

どうりで私達しかいないわけだ





「えぇ。別にあまり汚れてないしそうしましょうか」






「……灰原ってさ、似てるよ」

「私が誰と?それより私急いでいるから」


そう言って教室を出ようとすると、槇原に腕をつかまれた


「何?放してよ」




牧原の顔は、工藤君とは違う、笑っているけど怖い、不思議な顔で私を見ていた






私と工藤君の間で、ぎこちなくも、安定を保っていた歯車が

少しずつ彼によって狂わされていく……




この小説の自分の中でのイメージソングは、コナンのエンディングで使われた、上原あずみさんの『無色』です
この歌を聴いていると、新一と灰原が浮かんでくるんです。











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