安心…
初めて仲間と言うものをもった僕は、一人でいるよりも楽しい事に気が付いた。群れるって事をしてこなかった僕にしてみれば凄い発見だ。
ダルスによると、世界で確認されているのが約一億人。その他にも未知なる生物がいる…らしい。
未知なる生物…。僕はその生物ってどんな生き物なのか知りたかった。
『ダルス!旅しないか?』
『え…二人でか?』
『うん!』
『そりゃ無理だろ…。』
『何で?』
武器さえあればいつもと変わらない。僕はそう思っていた。
『旅をするにはそれなりの準備…セシルには分からないか。』
ダルスの言葉に少しムッときた。でも、正直分からなかった。
『だって僕とダルスがいればいいじゃんか!』
『……。』
ダルスは俯きながらため息を吐いた。
『旅をするには地形に詳しいヤツ、戦えるヤツと頭が切れるヤツ…最低三人以上だな!でも、三人なんかじゃすぐ殺されちゃうよ…。』
『そうなのか?僕が戦ってダルスがその他をやってくれればいいじゃんか?』
『そんな事一人で出来るか!』
僕は戦いに関しては自信があった。でも、ダルスは言う。『セシルは強いよ?でも、強いヤツはいくらでもいる。その強い奴等が束になったら…間違いなく殺されるな…。』と…。
ダルスは静かに横になって語り始めた。
『このセリーヌだって強いのがいるし、隣町だって…。俺の知らない所もかなりある。人数がいれば別だけどな…。』
『ダルス…、僕、やっぱ旅したいな。明日、仲間……ダルス?』
ダルスは静かに眠ってしまった。僕がいても安心…って事なのかな…。
明日から仲間集めをしよう!そして旅をして色んな人に出会い、その未知なる生物って生き物を見つけ出してやる!
あれ…何故かな?今まで一人じゃないと眠れなかったのに…、ダルスがいても眠れちゃう。僕も…安心?信頼? しているのか…。
明日に備えゆっくり寝よう。
今日の夜はヤケに静かに感じた。毎日こうならいいのにな…。
|