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僕のお人形
作:アクア☆



癒される場所


 僕は、コレクションをしていた。中でも、気に入ってるのが、これ“名刀 暫撃 阿修羅”日本刀である。

 ちょっと長めの阿修羅。今の僕には、少し長い…。その長さが頼もしかった。

 僕は、基本的には、人を殺す事はしない。敷地に侵入する輩は、何度でも来る為、トドメをさす。これが僕流。

 時に、街を歩く時がある。大抵見るのが、遊びながら、いたぶりながら殺す光景…。

 爪を剥いだり、指の第一関節づつ切り落としたり、腕、足…。

 僕は、こんな光景は見たくない。だから、たまに出るくらいだ。
 ほら…。あそこでも…。

『おい!いい加減にしとけよ!』

 見てるだけで嫌気がさす…。大抵の男は、ガキだからってナメてかかる。こいつらもそうだ…。

『なんだ?ガキが調子のんなよ!お!良いの持ってるな〜!それ、よこしたら許してやるぞ!』

 ムカつく輩は、容赦しない!

『お前じゃ無理だ!そのナイフ置いて消えろ…。』

『お?言うじゃね〜か!殺して奪えばいいか。くくくっ。』

 強いか弱いかなんて、見れば大体わかる。僕は、幾度となく死の寸前までの闘いを経験していた。
 こいつらには負けない…。自信があった。
 三分でケリがついた。三人いた。一人は、首を飛ばし、もう一人は、はらわたが飛び出していた。最後の一人は、僕に、驚きナイフを置いて逃げて行った。

 僕は、正義の味方ではない。かといって悪者って訳でもない。ただ、ムカつく輩に、悪者がいるだけだ。

『あ〜、腹減った…。これで、何か食うぞ…。』



 前に、聞いた事がある。

 今から、約、900年前、核戦争があったと…。人類の半分位は、それで消え…。

 街は崩壊!ビルは崩れ、緑は焼け…。

 ただでさえ子供の少なかった時代。

 人類は、滅亡の危機に陥ったと…。

 “セリーヌ”この街の中で、人類を増やす計画が立っていた。

 10メートルはある鉄壁!外部からは侵入出来ないゲート。ゲートには、常備、30人の体制で拳銃、マシンガンを持った政府の部隊。

 Resistanceがいくら束になってもかなわない相手、それが政府なのだ。

 女は、優先して入る事ができた。計画を成功させる為だけに…。
 差別?贔屓ひいき?そんな事は、どうでもいい。

 “セリーヌ”自体興味なかった…。

 ただ、僕には、彼女がいた。癒される空間。こんな、寂れた街に生き抜く生命力。何年立っているかわからない大木。
 僕は、何かあるとココへ来る。

 自然の強さ。人類なんかちっぽけなもんだ。

 僕は、一日の終わりにココに来る。



 お前は、どれだけ大きくなるのか…













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